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中国鏡や三角縁神獣鏡は、あまり詳しくないので、まず見やすい内行花文鏡のスケッチから始める。大阪府立弥生文化博物館の中国文明展では、内行花文鏡は古代中国人の宇宙観を表現するものと解説があった。
内行花文鏡は、中国後漢の始め頃に盛行した鏡で、黄河流域の北側から楽浪郡、日本の弥生時代に現れている。文様もさまざまなバリエーションがあるようだが、直径46.5センチもある北部九州の平原1号墳の鏡が有名だ。これらは中国などに類例がなく、倭製と言われている。
さまざまな文様のバリエーションがある中で基本的には中央外縁に8つの連弧文が施され、中央の鈕の周りに桃を象ったような4つの文様が取り巻いている。鋸歯文は辟邪の文様で、桃は不老長寿などの吉祥文だろうか?
同じ内行花文鏡でも佐紀陵山古墳の内行花文鏡の文様は、複雑すぎてどう解釈すればよいか分からなくなる。
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