9月17日（水）「地中からのメッセージ２」古墳時代中期〜房総のむら

前期の新皇塚などの出土品を見てから中期古墳の展示を見る。房総の中期古墳の副葬品の特徴の一つに「石枕」と「立花」がある。
石枕についてAIの助けを借りると
「石枕の起源は、日本の古墳時代に遡り、死者を埋葬する際の枕として使われたのが始まりです。古墳時代前期から中期（4〜5世紀頃）にかけて多く作られ、滑石などの石材を加工して、頭部を乗せるくぼみや装飾が施されていました。また、装飾品として「立花」が差し込まれたものもあり、死者の魂を呼び覚ます意味があったと考えられています。?
具体的な起源
古墳時代前期の発見:日本で最も古い石枕は、4世紀初頭の権現山51号墳（兵庫県たつの市）で出土した木製の枕とされているものの、古墳時代に石枕が副葬品として広く用いられ始めたのは4〜5世紀頃です。?
副葬品としての機能:石枕は、古墳に埋葬される被葬者の頭部を安定させるための道具として使われました。?
石枕の素材と特徴
素材:滑石（かっせき）や碧玉（へきぎょく）、凝灰岩（ぎょうかいがん）など、加工しやすい石が用いられました。?
装飾:
立花:石枕の周囲にある穴に、2つの勾玉を合わせた形の装飾品「立花」を差し込んで使われました。?
文様:線刻による装飾や、锯歯文（きょしもん）といった文様が刻まれたものも見られます。?
分布と文化的な背景
常総地方に多い:特に千葉県北部から茨城県南部にかけての常総地方で多く発見されており、この地域の地域史を復原する上で不可欠な遺物とされています。?
古代の葬送儀礼との関連:石枕は、死者の魂を奮い起こし、あるいは魂を落ち着かせるための道具として、当時の殯（もがり）といった葬送儀礼と深く関連していたと考えられています。」
石枕は中国にも古くからあるが、普通の枕としても使われ、唐代では陶製枕が枕として使われていたらしいが、日本の古墳時代ではお墓の副葬品としてのみ使われた。上赤塚1号墳などの「石枕と立花」などが展示されており、いくつかスケッチしてみた。