「アルパインクライミングで、「足が痛い。」とは、何事かにゃー」
ある日、にゃー隊長は、マジ切れした個人攻撃ではないが、あまりに「足が痛い。」と言っている人が多く、いい加減にしてほしいと思った。
もちろん、クライミングで、「足が痛い!」と言えば、クライミングシューズだ。だが、「アルパインクライミングのゲレンデ」で、「足が痛い!」と言っているのは、御法度である。
当然、歩くことに支障をきたすのは、クリティカルであるし、痛い足でビレイするなど、論外。そもそも、小さいクライミングシューズを履くメリットがまったくない。これは、グレードの問題で、ボルダリングで言えば、5級ぐらいからでないと、メリットがない。アルパインで言えば、6級だから、これはもう、相当のレベルでないと、立ち入れない世界である。
1,2級程度のゲレンデであれば、登山靴、アプローチシューズでも登れる。(あくまで、状況次第。)もちろん、クライミングシューズの方が安定はするが、小さいシューズを履くメリットはない。
●クライミンググレード対応表
http://houroutanken.yamanoha.com/climbinggrade.html
※フリークライミングの初心者が、5.9まで。
※アルパインクライミング初心者は、I,II級。
※当然、妙義、穂高、剱などの一般登山道は、せいぜいI,II級程度。ジャンダルムなど、クライミング初心者のおばちゃんでも、「何がこわいのか、分からない。」というレベルでしかない。
ちなみに、自分は、外岩で使うことが大前提だったので、「歩けないと困るよね。」と思っていたので、痛くないのは、もちろん、母指球が押せるぐらいのを買った。
では、なぜこんなことが起こるのかというと、それは、「店員が勧める。」からだ。誰もが、週2,3回もクライミングジムに通って、1級とか初段を目指すわけではないのに、できるだけ、小さいシューズを勧める自分勝手な思い込みは何事か!
そもそも、初心者には、絶対小さいシューズは勧めてはいけない。理由は、「楽しくない」「集中できない」からだ。こんなことも理解できないヤツが、他人に道具を勧めたり、スポーツの指導をするなど、論外である。他人に押し付けるという意味でも、自己責任の原則が分かっていない。登山者として論外なので、気をつけた方がいい。
小さいシューズがほしくなったら、その時、買えば良い。その時になれば、自分でクライミングシューズに何を求めるか、分かるはずだ。
商売上も、その方が旨みがあるはずなのだが・・・・。
さて、小さいシューズを買ってしまった人は、どうすれば良いか?答えは簡単である。痛くないシューズを買えばいいだけである。もし、必要な道具を買う金がないならば、クライミングはやるべきではない。