※あくまで、私見。そう思わない人は、それでいいと思う。
あるおじさんと山の話になった。その時、おじさんは、言い放った。
「雪山じゃなきゃ、山じゃねえよ!」
へー、本格的な人は、やっぱり違うなあと、その時は、思ったものだった。
しかしながら、後で、大脳生理学など知るにつれ、このおじさんは、「感覚がバカになっているだけ」ということに気づいた(笑)
「北アルプスしか行かない、里山行っても面白くないから。」
そういう人もいるだろう。それは、それでその人の嗜好だからいいと思うが、実は、こういう人は、北アルプスの良さが分かりはしない。
理由は、簡単で、北アルプスしか行かなければ、判断の基準がそこしかないので、それがどういいか、判断ができないのだ。
それが、里山にも行っている人は、判断の基準がしっかりあるので、北アルプスの良さが客観的に分かるというわけだ。
これは、「脳の仕組みがそうなっている」ので、誰に対しても当てはまる。脳の仕組みには、人は逆らえないのだ。
あとは、感受性の違いというのもある。自然というのは、すぐそこにある。それを、感じ取れない感受性の方に何を言っても分かりはしないだろう。面白くもない里山に無理に行けと言うのは、無理な話。感受性の問題だから。
まあ、これは個人差であって、嗜好の違い。人それぞれで、議論はしても仕方のないことなのだ。ただ、大脳生理学で明確になっているだけの話なのだ。客観的に物事を見るということが、どういうものかを知るヒントには、なると思う。