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おかげで、新田次郎氏の「聖職の碑」を読むことができた。
その碑は、「遭難記念碑」であって、「追悼碑」ではない。「遭難がありました。」という事実を記銘しただけで、追悼の文がない。
こういう「遭難記念碑」は、めずらしいと思う。山岳県である長野県ならではの発想だと思う。
大量遭難というのは、いろいろな条件が重なって起こるものだと思うが、実は、ちょっとしたことがきっかけになったりしている。
こういった記録を自分なりに登山に活かして行きたいと思う。
巻末の新田次郎氏による「取材記」もまた、興味深いもので、その後の修学旅行登山に、この遭難の教訓をいかに生かしたのかは、実に興味深い。
遭難に対する意識の高さは、参考になると思うが、まず、体力が第一なのは言うまでもない。
しかし、予備登山である経ヶ岳山行で、約250名のうち、10名ぐらいは、脱落するそうで、自分に当てはめてみると、中学生のころの体力では、この10名に入ってしまいそうなのが、悲しい思いがするのであった。
NYAAさん、こんばんは。
私の枕元に、常に置いてある本です。一年間に何度読むか…我が生涯に何10回読んだか…
故に木曽駒ヶ岳は未踏です。
学校登山ルートから登りたいのは山々ですが、なかなか思い入れが強すぎて決断が付かず、さりとてロープウェイ利用のノーマルルートで入山して、遭難記念碑まで歩くのも失礼かな?と…
いつかは足跡を辿ってみたいです。
ダン之助でした。
>ダン之助さん
確かに、そのルートで歩くのもいいのかも知れません。
ただ、自分の場合は、幸ノ川を遡行して、三ノ沢岳往復、伊那前岳往復、そして、将棊頭山に行って、遭難記念碑を見に行くのが、自分らしくていいかなと思っています。(今年、計画を立てましたが、挫折しました。)
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