※あくまで、個人的な意見。実際に使えるかどうかは、本人次第。
最近、初心者のクライミングシューズがダメダメなのを多く見かける。
一番の勘違いが、インドアクライミングでは使えるが、外岩では使えないということだ。岩質や湿りによって、まったくグリップしないソールの靴を見かける。
自分の見た中では、スポルティバ「タランチュラ」、レッドチリ「デュランゴ」は、明らかにおかしい。「タランチュラ」など、アルパインにいいというが、ソールが滑る靴を勧めるなど、とんでもない話だと思う。
上位モデルと同じソールを使っていれば、まず間違いないとは思うが、外岩でクライミングするなら、クライミングシューズ、および、ソールには、十分な注意をしたい。
ビブラム(エッジ、グリップ、グリップ2)、ステルスC4、RHラバー、RSラバーであれば、大体間違いはない。BDやイボルブなど、初級モデルで独自のソールを使っている場合は、注意が必要。
ちょうどいいサイトがあったので、挙げてみた。
●初心者クライミングシューズ10選
https://www.climbing-net.com/special/topics/article.php?id=1030
この中で、自分が分かる範囲で、下記のシューズのソールは間違いないと思う。
○ジャッカル、カタナ ビブラムXSエッジ
※スポルティバなら、フィナーレもいい。
○アナサジベルクロ ステルスC4(但し、オニキスモデルあり。)
※同じラストのガンビットの方がソール(C4)が柔らかい。
○ローグ、モカシム ステルスC4
※ローグの後継モデルがアシム(ちょと、ガチガチすぎるかも。)
○フォース ビブラムXSグリップ2
●レッドチリ(モンベル) アンプ、フュージョン、ボルテージの「ビブラムXSグリップ」がいい。
https://webshop.montbell.jp/goods/list.php?category=511000
●アンパラレル「エンゲージ」は、RHラバー(C4相当)なので、使えそう。同社のRSラバー(Hf相当)もいい。
●スポルティバ「ミウラー」万能論を唱える人は、多い。花崗岩最強と言われながら、滑る石灰岩やチャートでも使う人もいる。(とは言え、ソールが硬いので、石灰岩、安山岩は、難しいと思う。)初心者から上級者まで使える。
●スカルパ「インスティンクト」は、足入れも楽で、万能。シリーズのバリエーションは多いが、どれでも、それなりに外岩で使えそう。スリッパだったら、とても安い。ソールが粘って、いい感じ(;・∀・)
※店員にアドバイスをいただいて、ネットで買うのはNG。もちろん、合わないなら、買う必要はないが、ネットで買うつもりなら、店員のアドバイスは最初から聞くべきでない。(試し履きするだけは、自由だと思うが、店によっては明確に禁止しているので注意。)
但し、強引に小さいサイズを勧めてくるなど、傲慢な店員に対しては、はっきりノーを言うべき。そういう場合は、自分に合ったサイズを通販で安く買えばいい。
※つま先全体が均一に当たることが基本。つま先立ちになって、ピョンピョン跳ねてみて痛いなら、NG。
※痛いクライミングシューズは、不要。最近のシューズは、「伸びない」傾向にある。それから、「攻めなくても性能が出る」傾向にある。
こんな知識もないバカ店員がいるので、注意が必要。
https://www.yamareco.com/modules/diary/73693-detail-105829
※痛い靴を買ってしまった人は、ダイソーの薄い靴下がいい。当りは、かなり変わるはず。
靴下の厚さによって、当りが変わるので、いろいろな厚さの靴下を用意するのが、基本。
https://www.yamareco.com/modules/diary/73693-detail-187888
※硬い靴なら、ゆるくてもエッジングが効く。但し、はじかれる場合があるので、せいぜい「アナサジベルクロ」「ミウラー」ぐらいの硬さまでかと思う。あと、外岩のルートなど、ソールが硬い方が楽だったりする。
※但し、石灰岩や御岳ボルダーのチャートなど、滑る岩では、硬いとはじかれたりするので、注意が必要。
※インドアで新品を使って、外岩で古い靴を使うのは、間違い。岩質に合うかどうか分からないので、ベストがどれなのか、できるだけの靴を持っていくべき。