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https://www.yamareco.com/modules/diary/73693-detail-240313
三点支持は、もちろん、登山やクライミングでは、基本となる動きではある。
ただ、普通にできる技術であるべきだし、そもそも、クライミングは三点支持だけでは成り立たない。
似た言葉で、「三角形バランス」という言葉があるが、これこそ、最重要事項だと思う。(但し、状況により、1点だけ、2点だけで支えるような状況もありうる。)
「三点支持」と「三角形バランス」を一緒にしてしまう人がいるが、基本的には別物である。
一般的な「三点支持」は、ホールドに手や足を置くものであって、「対角線バランス+スメアリング」の感覚とは大きく違っているから、これを一まとめにしてしまうと、訳が分からなくなる。
「三角形バランス」は、スラブなどで登る場合、基本的に、二等辺三角形になるが、これが、壁がかぶって来ると、対角線バランスで支えるケースが多くなり、正三角形に近い形になってくる。
対角線で支え、外足でホールディングするのか、スメアするのかは、その時の状況次第。
三角形バランスで、楽な姿勢をキープしつつ、移動するのは基本。下記は、レストの練習の動画。
三点支持しないと気が済まない人だと、バランスが悪いのに、ホールドを探す悪いくせが付くので注意すべき。
特に、足を切ることができなくなると最悪。対角線バランスで支え、足を切って手を伸ばすという基本的なこともままならない方を見受けられるが、それではクライミングにならない。
そもそも、自然が三点支持できるようなホールドを準備してくれるようなことはない。信じられるのは、あくまで、自分の「バランス感覚」であることを理解してない方は、危険だと思う。