https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3275936.html
前回同様、小塩沢だが、写真のような2俣が2個出てきて、紛らわしいところがある。
実際、最も古いひろた氏の記録のように、右俣に進んでしまうようなケースもある。(実は、この右俣も楽しそう(^^♪)
沢登りでは、高度計があると、どこにいるか、すぐ分かってしまうという特色がある。
なぜなら、沢は登りしかないから、高度が分かれば、どこにいるか特定できるからである。
しかしながら、ほぼ同じ標高で2俣が2つとか出ると分からない。また、誤差もあるので、自分は高度計は、メインでは使えないと思っている。
沢登りの場合、通常、2俣の場合、A,B沢の方向を見て、位置関係を調べる。それで足りないなら、遡行してきたC沢の向きを調べることができる。
ところが、この2つの2俣の場合、同じような方向を向いているので分かりにくい。A沢、D沢は方向が若干違っているが、誤差も含むと考えていいと思う。(もちろん、この微妙な角度を正確に読むというのもあり。)
それでも、この2俣には、明確な違いがある。それは、B沢、E沢の先を見ると、地形が明らかに違っている。
また、C沢、F沢の先も、明らかに地形が違っている。まともに読図をすれば、この2つの2俣を間違えるなど、有り得ない話だ。
沢の分岐では、まず、A沢、B沢の方向を確認。分からなければ、C沢も確認する。また、沢の先の地形も確認する。
そして、予備で高度を確認するのがいいと思っている。