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2021年07月14日 16:06読図全体に公開

読図3 バリエーション尾根を下る

沢登りでは、登りで、沢筋が分岐し、下りでは、尾根が分岐するため、読図の難易度が高い。

沢登りの下山は、バリエーションルートになりやすい。小塩沢の時も、あまり踏み跡のない尾根をたどることになった。

●高原山 男鹿川小塩沢左俣
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3275936.html

この場合、できるだけなだらかで、明瞭な尾根が歩きやすいので、そういう地形を選ぶ。地図を見て、歩きやすそうな尾根は、やはり踏み跡はある程度ついているものだ。

ただ、登山道レベルではないので、途中、踏み跡がなかったりするので、そこは慎重な読図が必要。

今回の二方鳥屋山の下りは、写真1のように主尾根を下ったが、やはりゆるやかで広い尾根の部分が迷い易い。

写真を見ると、ちょっと方向を変えれば、簡単に戻れるような印象を持つかも知れないが、そんなことはないので注意が必要。

写真2。基本は、主尾根を下る時に1方向にコンパスを振っておく。すると、2の方向と合ってないことに気づける。

GPSは、降りてから勘違いに気づけるが、コンパスを振っておけば、降りる前に気づくことができる。

さらに、1と2では、先の尾根の形状が一目瞭然。目の前に進むべき尾根がなければ、それはその時点で気づくべき。

写真3。今回、水色の部分で、間違いに気づいたが、回りを見渡すと、10mとか20mぐらいのところに、自分の目線より高い位置に尾根が見える。

すぐ近くに尾根が見えるということは、実は、それが歩くべき尾根で、自分がルートを外したことにすぐ気づくべき。

総括すると、「今、どこを歩いているのか?」「これから、どこに行くのか?」を頭に入れておけば、間違いにはすぐ気づくはず。

読図は、どうしても間違える要素はある。ただ、それに早く気づけるかどうかが、読図ができているかどうかの目安になると思う。

個人的な感覚では、大体、5分から10分ぐらいで間違いに気づけないと、それは読図ができているとは言えないと思う。
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