※あくまで、個人的な意見。
自分は、登山を初めて、すぐトレッキングストックなるものを勧められ、スキーをやっていたこともあり、すんなり使うことができた。
かつては、スキーでシーズン50日ぐらいは滑っていて、コブ斜面もそこそこ滑って、なぜかアルパインレーサーになってしまった(;・∀・)
なので、当然、ポールの使い方は、それなりに上手いし、特に、漕ぐのは、かなり効率的に漕ぐことができる。
だが、登山とスキーでは、多少、ポールの使い方は違ってくる。共通しているのは、基本は、バランスを取るために使うということだろう。
自然を相手にする、道具は正しく使うと考えれば、当然そうなる。
●ポールで、加速?
自分は、アルパインレーサーをやっていたので、漕ぐのは、相当上手いと思うが、あくまで、足元の摩擦がないから、「漕ぐ」のであって、足元に加速がついたなら、漕いだりはしない。
クロスカントリーで、漕いでいるのは、足元の摩擦がないからであって、十分な摩擦のある普通の登山で漕ぐのは、意味がない。
もちろん、自分は加速が必要だと感じた時は「漕ぐ」が、一般登山で、「漕ぐ」必要性はまったく感じられない。
まあ、登りで、ポールに体重を乗せて、力を入れるのはやるとは思うが。
●1本か2本か?
「2本が標準」とか言っちゃう人がいるが、「そんなの自然に関係ない。」
2本でも1本でも、状況により使い分けるのが正しい。当然、使わないのも重要な選択。
なお、1本の場合、左でも、右でも使えるべき。自然を相手にするのだから、柔軟な対応をするのが、正しい。
●毛皮(ストラップ)
スキーでは、当然、ストラップを通す。間違って落とすと、大変なことになるからだ。
但し、登山では状況がかなり異なる。やはり、いざという時は、ストックから手を放して、手を使って危険を回避するのが自然と言える。
また、長さが合わない時、手首や腕を大きく動かすのでなく、長さを調整するか、短く持つのが正しい。手首や腕の動きは小さい方がムダがなくて、合理的。
道具は、「使う」ものであって、「使われる」ようになってはいけないと思う。
あと、落としたとしても、登山では何メートルも落ちるわけじゃないから、問題はない。もし、何メートルも落として、回収できないとなれば、それはその人の使い方の問題。
●蟷螂拳(いわゆる、カマキリ拳法(;・∀・))
特に、登りで、腕を上げて、登る人がいる。腕の動きは、できるだけ小さい方がいい。
あと、「腕が上に上がる=お手上げ」の状態だから、転んだ時など、文字通り「お手上げ」になってしまって危険。
長さは、きちんと調整すべきだろう。道具は、「使う」ものであって、「使われる」ようになってはいけないと思う。
●ノルディックウォーキング
日頃のトレーニングは、ランニングや歩きに徹すべき。走る、歩くを極めるのは、容易でないこと。とても、ノルディックウォーキングなど、やっているひまはない。
そもそも、ポールを持つのは、人間の自然な動きを妨げるものなので、補助的に使うべきもの。バランスを取ることに徹すべきだと思う。