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2021年08月21日 05:37山道具全体に公開

トレッキングポールについて、考えてみた。

※あくまで、個人的な意見。

自分は、登山を初めて、すぐトレッキングストックなるものを勧められ、スキーをやっていたこともあり、すんなり使うことができた。

かつては、スキーでシーズン50日ぐらいは滑っていて、コブ斜面もそこそこ滑って、なぜかアルパインレーサーになってしまった(;・∀・)

なので、当然、ポールの使い方は、それなりに上手いし、特に、漕ぐのは、かなり効率的に漕ぐことができる。

だが、登山とスキーでは、多少、ポールの使い方は違ってくる。共通しているのは、基本は、バランスを取るために使うということだろう。

自然を相手にする、道具は正しく使うと考えれば、当然そうなる。


●ポールで、加速?

 自分は、アルパインレーサーをやっていたので、漕ぐのは、相当上手いと思うが、あくまで、足元の摩擦がないから、「漕ぐ」のであって、足元に加速がついたなら、漕いだりはしない。

 クロスカントリーで、漕いでいるのは、足元の摩擦がないからであって、十分な摩擦のある普通の登山で漕ぐのは、意味がない。

 もちろん、自分は加速が必要だと感じた時は「漕ぐ」が、一般登山で、「漕ぐ」必要性はまったく感じられない。

 まあ、登りで、ポールに体重を乗せて、力を入れるのはやるとは思うが。


●1本か2本か?

 「2本が標準」とか言っちゃう人がいるが、「そんなの自然に関係ない。」

 2本でも1本でも、状況により使い分けるのが正しい。当然、使わないのも重要な選択。

 なお、1本の場合、左でも、右でも使えるべき。自然を相手にするのだから、柔軟な対応をするのが、正しい。
 

●毛皮(ストラップ)

 スキーでは、当然、ストラップを通す。間違って落とすと、大変なことになるからだ。

 但し、登山では状況がかなり異なる。やはり、いざという時は、ストックから手を放して、手を使って危険を回避するのが自然と言える。

 また、長さが合わない時、手首や腕を大きく動かすのでなく、長さを調整するか、短く持つのが正しい。手首や腕の動きは小さい方がムダがなくて、合理的。

 道具は、「使う」ものであって、「使われる」ようになってはいけないと思う。

 あと、落としたとしても、登山では何メートルも落ちるわけじゃないから、問題はない。もし、何メートルも落として、回収できないとなれば、それはその人の使い方の問題。


●蟷螂拳(いわゆる、カマキリ拳法(;・∀・))

 特に、登りで、腕を上げて、登る人がいる。腕の動きは、できるだけ小さい方がいい。

 あと、「腕が上に上がる=お手上げ」の状態だから、転んだ時など、文字通り「お手上げ」になってしまって危険。

 長さは、きちんと調整すべきだろう。道具は、「使う」ものであって、「使われる」ようになってはいけないと思う。


●ノルディックウォーキング

 日頃のトレーニングは、ランニングや歩きに徹すべき。走る、歩くを極めるのは、容易でないこと。とても、ノルディックウォーキングなど、やっているひまはない。

 そもそも、ポールを持つのは、人間の自然な動きを妨げるものなので、補助的に使うべきもの。バランスを取ることに徹すべきだと思う。
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