クライミングゲレンデで、たまに見るのだが、なんと、5.9以下の「フリークライミング初心者」レベルのルートを満足に「リードできない」、指導者がいる(笑)
アルパインクライマーで、「オレ、フリーはやらないから。」とか、ジム練しない人がいる。
まあ、5.8とか5.9とかいうグレードは、昔のアルパインでは、ほとんど限界グレードだろうが、今では、道具や技術が上がって、フリークライミング初心者レベルとなっている。
パソコンのキーボードに例えれば、「１本指タイピング」の技術から、「ブラインドタッチ」の技術に変わったようなものだと思えばいいと思う。
ジムで、フリークライミングの練習をするのは、ブラインドタッチを練習するようなもの。
「ブラインドタッチ」技術を覚えておけば、初心者レベルは簡単に登れるが、「１本指タイピング」技術は相当極めないと、その初心者レベルが登れない。
こういうことだと思う。
もう、時代の流れは、フリークライミングなんだから、アルパインクライマーも、それは考えた方がいいと思う。
（というか、昔のアルパインクライマーの多くが、フリークライマーになってしまったから、今がある。）
自分も沢登りがやりたくて、クライミング、ロープワークを始めたのであって、フリークライミングやインドアボルダリングなんて、たまの練習程度と思っている。
確かに、�卦蘢�度の沢登り、アルパインで、フリークライミングほどの技術は必要がない。
しかし、安全のことを考えると、「ちょっと努力すれば登れる」5.8〜5.9は、リードできた方がいいと思う。
１ランク上の技術があれば、それ以下のグレードは余裕を持って臨むことができる。
特に、人に教える指導者の立場の者が「現在の」一般的な技術を知らないのは、問題がある。
日本山岳・スポーツクライミング協会、日本勤労者山岳連盟などの技術がベースにあるべきで、昔の「まちがった技術」を教える方がいるのは、恐ろしいことだと思う。
また、全国レベルの山岳連盟でなくても、「kuri adventures」など、いい動画があるので、それも参考になるとは思う。
