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Kindle Unlimitedで視聴が可能。
タイトルだけ見れば、萌え系のマンガにも思えるが、歴史を題材としたマンガである。
1420年、ボヘミア王国。戦争により家族を虐殺され、レイプされて、ただ一人生き残った12歳の少女シャールカは、フス派義勇軍の英雄ヤン・ジシュカに拾われ、仲間たちと共に反カトリックの戦いに巻き込まれて行くことになる。
フス戦争と言えば、マイナーな歴史であるが、ヤン・ジシュカは、戦略の天才で、統制の取れた軍隊を作り上げたという意味で画期的だったと思う。
また、後のルターとカルヴァンによる宗教改革の先駆けとも言える。
ピストルの原型となった「ピーシュチャラ」を使ったという意味でも画期的だと言える。
マンガの中で歴史上の有名な「ジャンヌダルク」が出てくるが、どのようにして、火あぶりになったのかは、知るべきところだと思う。
そもそも、十字軍というものは、海賊のようなもので、宗教の名を語り、異教徒を虐待する姿勢は恐ろしいと思う。
そんな、殺伐としたマンガだが、かわいい絵柄とシャールカの天使ぶりが救いにはなっている。