※岩場で「三点支持が大事」とのたまう方がいらっしゃるが、そもそも三点支持が自然にできないのは、登山者のレベルに達していない。
クライミングジムで、トラバース、クライムダウンを練習しておけば、三点支持は自然にできるので、練習しておくべき。
クライミングの技術は、正対が基本であるが、かぶりになると、側対の方がバランスが良くなる。
よく、「クライミングの登り方には、正対登りと側対（ダイアゴナル）がある。」という言葉を聞かされるが、これはまったくの勘違いである。
●柔軟に登れ！ボルダリングムーブ解説【正対・側対】
https://check-in-out-f12.amebaownd.com/posts/5878492/
どちらも、足を切った場合は、「ダイアゴナル」の動きになる。対角線で支えるのは、一緒。
●「ワンポイントアドバイス」正対と側対、軸足と蹴り足
http://www.ne.jp/asahi/gamera/climb/advis.htm
なぜ、側対＝ダイアゴナルと勘違いしてしまうのかというと、やはり側対の方がダイアゴナルの感覚が大きいからだ。
初心者の場合、�，鬚靴辰�りやるべきだろうが、早い段階で、��以降も練習すべき。
なお、練習は最初に２，３本やっておくべき。ムーブの練習だから、簡単なルートで、２，３本やっておけばいい。
実際に登る時は、正対主体でいいと思うが、基礎練習をやっておくと、ダイアゴナルの感覚が上がるので、登りやすくなるはず。
側対でぶら下がるというのは、日常生活にない感覚なので、その感覚が発達していない。
この感覚の発達程度で、その人のクライマーとしての限界が決まってしまう。。
また、かぶりを主体としたクライミングでは保持力の程度で限界が決まってしまう。
日常生活で使わないからこそ、日頃から、その感覚を鍛えておかないと、クライマーとしての限界が決まってしまう。
具体的には、８〜１０級程度のかぶりの課題を登っておくとかするといいと思う。自宅の場合、片手でぶら下がって、対角の足でバランスを取る練習がいいと思う。
その場のがんばりでなんとかするのではなくて、自分の能力をいかに上げておくかと考えるのが、合理的な判断であり、そういった判断が結局は、安全にもつながると心得るべきだろう。
【参考】三点支持と三角形バランス
https://www.yamareco.com/modules/diary/73693-detail-244585
