ふと、亡き人の供養には、彼の気分になって散策撮影をしてみるのも一つかと思い立った。
まずフィルムの入手に戸惑ったが、漸く小さなカメラ専門店でモノクローム フィルムを見つけ、購入した。
そして、フィルムを扱わない量販店で、カメラと同じ Nikon 印のストラップを購入した。
ストラップを付けフィルムを装填すると、何とも懐かしい気分が込み上げてくるのだ。
晴れた日に街に出てみたが、銀塩カメラの操作には戸惑うばかりである。
フィルム感度が昔慣れ親しんだ ネオパン S・SSのASA50・ASA100から、ISO 400に様変わりしている。
小さなカメラ屋さんで扱うモノクローム フィルムは、これ一品だけであった。
4〜8倍もの感度差もさることながら、露光設定の勘がサッパリ戻って来ない。
ピント合わせも露光も全自動のコンパクト デジカメに毒され、銀塩カメラの操作には戸惑うばかりである。
ついうっかり、レンズを向けたら何も考えずシャッターを切ってしまう。
ピントを合わせてないし、絞りもシャッタも未設定なのに〜
ファインダーでピントを合わせができても、今度は適正な露光量の見当がつかない。
いつも勘所で決めていたものだが、その勘が全く戻って来ない。
晴天の正午ごろの絞りとシャッターは ? 〜、と困惑して必死に記憶を辿る。
昔は露出表カードを携帯したこともあったが、手作りで作っておくべきだったと後悔しきりである。
若い頃は手動のカメラを日常的に使い熟していたのに、この戸惑いの状況は老化が原因ばかりではあるまい。
完全にバカチ○ン・コンデジ中毒に罹患しているらしい。
漸く、フィルム1本の撮影を終える。
だが、出来栄えには全く自信がない。
現像に出そうか、出すまいか〜、思案の夕暮れ帰り道〜
「どうしたんだよぅ〜、しっかりしろよ!〜」
ふと、彼の声が聴こえたような気がした。ainakaren
*1954年発売の Nikon S2 (写真中央)
http://nikomat.org/priv/camera/nikon/ 参考引用記事
*昔、愛用した Canon 最初期の一眼レフ 1962年発売 (写真右)
http://www.ncad.co.jp/~komata/canon-rm.htm 参考引用記事
こんばんはainakaさん
私も本当に久しぶりに銀塩カメラで写真を撮ってみたくなりました
カメラもレンズもまだあります
(レンズにカビが生えてないかな心配です!!)
フィルムも売っているし、現像もやっているようだし、試してみます
divyasu21さん、こんばんは。
お久しぶり〜、コメント深謝です。
フィルムを販売している店が、想像以上に少ないですね。
現像や焼き付けは一週間程かかるそうです。
紙焼き単価はデジカメの2〜3倍程とのことですが、別途フィルム現像料金が高いです。
銀塩写真は味わい深いけれど、手間暇お金はかかるようです。
懐かしい銀塩写真をお楽しみください。ren
ainakaren さま
まいどです
1954年、、、昭和29年ジャマイカ
私が生まれた年
その頃父が使っていたカメラがパールカメラ。
革の蛇腹で、コンパクトで。
私の幼少の頃の映像はほとんどそのカメラでありました。
フィルムサイズがちょっと違ってた記憶です。
検索したけど以下かな?
http://nikomat.org/priv/camera/pearl/index.html
どこかに眠ってるかもしれませんので暮れの大掃除で発掘してみようかな
あったらアップしますねぇ〜
お手職技術の粋って感じがだいじですね
77ms1ksbさん、こんばんは。
コメント深謝です。
そうですか。
Nikon S2、お生まれの年に発売でしたか。
ヤマレコuser nameにも使えそうですね。
蛇腹セミ版のセミパール〜懐かしいなぁ〜
ブローニー版90mmX60mmの半裁で、45mmX60mm版でしたね。
私は岳会を退会する頃まで、同じく蛇腹のツアイス製 イコンダ シックスを父親に借りて使用していました。
60mmX60mm版で密着焼きでも楽しめました。
1962年のCanon RMが最初の自前のカメラでした。
セミパール、発掘成功したら是非アップしてください。ren
ainakarenさん、こんばんは!
素晴らしく懐かしい日記を書いてくれましたね〜。
ニコンS2、凄いですね。
それにキャノンの独特のEEも懐かしいスタイルで涙が出そうです。
私は銀塩写真材料の製造メーカーに勤務していたのですが、その私でさえ、最後に銀塩フィルムを使ったのが何時だったのか思い出せません。
クローゼット内のカメラバッグには、今も3台の銀塩フィルム用一眼レフカメラが眠っています。もう使うことはないだろけど、捨てられない。
今もカラーフィルムは手に入るし、現像もプリントも出来る・・・私もトライしてみようかななんて思っちゃいました。
そうそう、思い出しました。
ASA100だと、晴天日中で1/100秒、f8が基本でしたよね。
f15eagleさん、こんばんは。
コメント深謝です。
Canon RMには露出計が付いていましたが、連動はしませんでした。
読み取って手動でセットするのです。
懐かしいですよね。
我が銀塩カメラの記憶は”写ルンです”の全盛時代以後の時代です。
最後の銀塩カメラがリコー製の沈胴式小型35ミリカメラでした。
http://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-37345
その前がオリンパスの小型35ミリカメラ〜
http://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-37679
ASA100ならf8で1/100でしたか〜
するとf11、1/50ですね〜ちょっとアンダーだったかなぁ〜 ren
こんばんわ
Nikon S2&CANON FLEX RM・・・何とも魅力的な銀塩機ですね(*^^*)
半ジャンク品をオークションで入手しては、セルフメンテナンスをしていますが、ニコンSマウント機は高くて手が出せません(5000円までと決めているので(;^_^A)
いつかはSマウント機やライカ、ローライなどに手を出しそうですけど・・・
air_4224さん、こんばんは。
コメント深謝です。
アンティークとしての銀塩カメラ、人気があるんですね。
ライカ M3など特定品は驚く値段が付いてますね。
メンテも楽しいでしょうね。
ゼンザブロニカっていう、凄いカメラがありましたよねぇ。
独特のスタイルでした。ren
ainakaren さん こんにちは 初めまして。
いつも日記を楽しく拝見させていただいております。
私は子供頃から父親の影響でカメラには興味がありましたが、Nikonで言いますとF2がもっとも古く、それ以前のカメラはわかりません。
露出計はないですよね?
例えばですが、こんな使い方はいかがでしょうか。
コンデジでまず撮影して撮影情報を見る。
(ISO感度はフィルムに合わせて ASA100=ISO100です)
そのシャッタースピードと絞りに合わせてフィルムカメラで撮る。
コンデジを露出計に使うという方法です。
まったく同じとはいかないですが、だいたいの目安はわかるのではないかとおもいます。
私もフィルムカメラは何台が持っていますが、現像の手間等考えてまったく使っていません。
お知り合いの形見は古き良き宝物ですね
kazuto645さん、こんにちは。
コメント深謝です。
Nikon S2は、2重像合致式ファインダーを備えた手動ピント合わせ式35ミリカメラです。
露出計は付いていません。
シャッター速度と絞りを、それぞれ手動で設定します。
ライカM3や、同時期のコンタックスと競合した性能だったと聞いています。
懐かしい銀塩時代のカメラ群を、代表する一台ですね。
確かにご教授の方法で、露出が測れますね。
コンデジはISOも自動設定なので撮影記録は半端な値ですが、400付近に固定できるか調べてみましょう。
今度、銀塩撮影の機会があったら、コンデジも持参しようと思います。
少なくも明るさを知ることができますね。
この形見の一台だけは、大切に伝世させたいと思っています。ren
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