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私自身と妻は写真の中に写っているので、シャッターを押したのは別人である。
シャッターの押された日時は、記憶が正確ではないが1980年台末か90年代前半だったかと思っている。
押したのは今は亡き義兄であるから、写真中に本人は写っていない。
義兄の奥方も元気そうに写っているが、今や既に故人である。
岳会でザイルの相棒だった義弟も、元気そうに写っているが故人である。
義兄奥方、義兄、義弟の順に他界し、唯一残された私達夫婦は淋しい日々を過ごしている。
当時はカセットテープ式ウオークマンの時代で、殆どの自動車にカセットデッキが装備されていた。
この日記は義弟の自家用車で八ヶ岳 清里高原 バーネットヒルを訪れ、滞在した日々の想いで話しである。
義兄が奥方と一緒に妹夫婦と弟を、定宿にしているバーネットヒルに招待してくれたのだ。
義弟の乗用車が、その時の足に使われた。
私は車内で聴くためにチェット・ベイカーのジャズボーカルやジョアン・ジルベルトのボサノバボーカルなどをLP盤から編集コピーしたカセットテープを持参した。
写真に写る他の二人は、バーネットヒルのオーナー御夫妻だ。
現在も御健在だろうか。
この御夫妻との出会いが、素晴らしい一期一会であったと思っている。
御健在であっても、私ども二人が終活期を迎え老衰しているので、もうお会いすることはなかろうと思う。
バーネットヒルは、ベット&ブレックファーストを厳格に徹底するペンションであった(B & B)。
屋内も庭園内も禁煙であり、喫煙室もなかった。
当時は愛煙家だった義弟は、庭園外で時々喫煙していたが〜。
オーナーの経営理念がバーネットヒルの隅々から感じられ、私は深い感銘を受けた。
パンとコーヒーが主体の洋式朝食の味も格別であった。
B & B は昼食と夕食を近所の食堂やレストランで食べることになるが、意外にもそれが却って楽しかった。
博識なオーナーと色々話したが、趣味や好みの一致点が多く話題が尽きなかった。
建物の外観と室内の意匠が素晴らしく、ドアーの取手のデザインさえもトッテモ素敵〜と下手な駄洒落を口走ってしまった程だ。
ラウンジにはオーディオ装置が置かれ、流行りのカセットデッキもあった。
道中で聴いたカセットテープを掛けると、曲目と配列がオーナー好みとのこと〜、嬉しくなって贈呈し残して帰ることにした。
https://www.burnethill.com/index.html 八ヶ岳 清里高原 バーネットヒル
ストレスの多い多忙な時期に、ゆったり静養の実に充実した日々を過ごせ、心を癒すことができた。
我が老妻も同様に感じたらしく、バーネットヒルの想いでを日記に書いている。
最近、関連する二つの日記を一つに纏めた様子である。
https://www.yamareco.com/modules/diary/76580-detail-62126 八ヶ岳素描 清里にて〜
画像中央は知人画家の描いたバーネットヒル庭園からの八ヶ岳〜。
彼女は義兄奥方の叔母で既に故人である。
画像右はバーネットヒル庭園内を漫ろ歩く義弟と私達夫婦である。
老人は耄碌すると最近の事を忘れ、昔語りばかりする様になる。
認知症が徐徐に進行し、その傾向は増加している。
若く溌剌たる元気な皆さん、どうぞ御許しあれ〜 ainakaren
清里高原は年に1度か2度は必ず通っていました
清里高原の北の佐久平辺りが最終目的地ですが、中央道を主として利用する我が家は、須玉IC、長坂IC、小淵沢ICのいずれかで一般道へ降り、国道141号線をひた走るのが常でした
今から30年以上前、既に清里高原は衰退を始め、駅周辺の人通りも減っていました
それでも高速道路のインターチェンジを思わせるような新しい道路が出来たり、それなりに商業施設もあったりで、私達も途中立ち寄って昼食を摂ったり、温泉プールにも入ったりしました
コロナ禍から佐久平へ行く事が無くなり、清里高原へも行く事が無くなりました
代わりにという訳ではありませんが、数年前から奥多摩の山々を頻繁に歩くようになりました
小河内ダムの底に沈んだ家の人々は、その近辺に新たな家を建てて住んでいます
しかし一部の人々は清里に新天地を求めて移住したと、山歩きするうちに知りました
その事実を知って、清里高原への想いもまた、少し違ったものに感じられる様になりました
コメント深謝です。
清里に御詳しいのですね。
そうでしたか。
現在までの清里の状況御説明、ありがとうございます。
バーネットヒルの現況につきましては、ホームページに公開されていること迄しか判りません。
朝食のメニューなどは昔と変わっておりません。
https://www.burnethill.com/menu.htm
その他の点からも私の知るオーナーさんが、御健在で経営されておられる様に思われます。
オーナーさんが御健在ならば紳士淑女の皆さんに限り、是非御推薦したい B & B ペンション・ゲストハウスです。
是非とも、当時私達が体験した素晴らしき日々を御堪能ください。
コメント頂きありがとうございました。ren
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