2009年のことです。
それも「登りに行こう〜」じゃなく、「イワカガミが山の中に咲いているところを撮りたかったから。」というものでした。
向かった先は奥白根山でした。
一気にロープウェーで標高2000mまで登れるので苦労もなくイワカガミが咲く場所まで行けるはずでした。
しかし、行った時期が微妙に遅かったらしく、山頂駅から少し歩いただけでは、咲き終わって柄の部分だけになった株しか見当たりませんでした。
もちろん端っからそんなに歩くつもりもなかったので、ハイキングシューズの形をした靴を履き、シャツにチノパン。
カメラバッグは持っていてもしっかりしたザックを背負ってるわけではありません。
水分も500mlのお茶1本しか持っていません。しかも飲みかけ。
それなのに、高山植物の写真を撮りながら森林限界までたどり着いてしまったのでした。
上を見上げると大勢の登山客が山頂目指して登っていくのが見えます。
当然私も・・・と、本来ならいくのでしょうが、その頃の私は山頂に興味はなく、樹林帯の終り = 被写体が無くなった と判断してUターンしたのでした。
今思えばそこでUターンして正解。
先に進んで何かあったら、まず助からないパターンですよね
ほんと、無知って恐ろしいですよね。。。
それが今や60リッターのザックにテントやら何やら詰め込んで北アルプスまで遠征したりするんですから、変われば変わるものです。
しかし変わらないものもあります。
やっぱり目は高山植物や動物、鳥、蝶を追いかけます。
私にとってコースタイム通りに歩くことはどうでも良く、たとえ倍かかって、行ける場所が半分しか無かったとしても、山頂に行かなかったとしても、その中で珍しい花などが見られれば満足・・・(かなり少数派でしょう)
きっとこれからもそういうスタンスの山行を重ねていくことになるんだろうなぁ。と、過去の写真を見ながら思ったのでした。
さて今回の写真ですが、このイワカガミは初めて(途中まで)登った白根山で撮ったものです。
全てが初めてづくしで、ミツバオウレン、ハクサンシャクナゲ、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナ、ハクサンチドリなどなどの花とたくさんのキノコ、地衣類を撮って大満足して山を降りたのでした。
しかし、この時はアップダウンに体が慣れていないことと、夢中になってしゃがみ込んで写真を撮っていたことで体が冷え、膝に痛みが出てしまいました。
わずか3kmの下りがかなり辛かったことを覚えています。
あ、そうそう。
この3枚目の写真ですが、あまり見覚えのある花ではない気がします。
これはいったい何でしょう???
tszkさん こんばんは。
えっと、私もタイムには全く拘ってません。
だって、歩くの遅いんだもん。
山で味わう空気感を楽しんでいます。
でも、歩いているときは、『きつい』とか『つらい』とか
『もういやだ』とか思う事が多いです。
でも、また行きたくなっちゃうんだな。これが。
tszkさん、おはようございます。
3枚目の写真はヨツバムグラのお仲間ですかね。
我が家には1991年に購入した山渓カラー名鑑「日本の野草」と「日本の高山植物」があります。
名前が分からない花は先ずザーっとページをめくって見当を付けて、Googleの画像検索やWikipediaで確認します。
それでも品種を確定するのが難しかったりしますけど。
tszkさん、おはようございます。
さくじつは今晩はでした。
・・かなり少数派でしょう。・・・
我が家も右に同じです。
1回目の至仏山などは、花に夢中で、
小至仏までしか行けず、ユーターンです。
家内と二人で歩くと何が起きるかはかりません。
ミステリーツアーになる時があります。(道間違いも)
でもそれでいいのです、所詮我が家は散歩ですから。
・・・花名はdari88さんのおつしゃるとおりです。
tszkさん おはようございます
奥白根は私のホームエリアでもあります。
いいですよね。
私はあまり花を撮ることはないのですが、このあいだ見たこともない植物を見つけて写真に撮って山小屋の兄ちゃんに見せたら、
「銀竜草ですよ」って教えてもらいました。こんなの
自分も高山植物を見てあるくのが好きです
だからお天気悪くても、あまり苦にならないんですよね〜
bmwr1100rsさん、 銀竜草、別名ユウレイタケですね
ちょっとニョロニョロめいてますよね〜
図鑑で見て、見たいなぁ〜と思っていたので、初めて山で見つけた時はちょっと狂喜乱舞したことを覚えています
こんばんは!
「山」のきっかけって皆さんそれぞれで興味深いです 。
人に登山歴あり…
私も山に興味が湧いたのは植物からでした。
それ以来、植物の名前を覚える時に、出会った場所(どこの山で見かけたか)とセットになっているような気がします。
「山」の入口は間口が広い分、いろんな「ハカセ」がたくさん居て、それも面白いですね。
(きのこ博士、お花博士、昆虫博士、鳥博士etc…)
それぞれのペースで、それぞれ楽しみ方がある「山」って懐が大きいなあ〜と思いました。
tszkさんはますます「植物博士」になっていきそうですね
tszkさん、
こんばんは!
私も、ほぼおんなじ目線で山歩きをしています
森林帯では鳥の鳴き声を追いかけるのにも忙しく、中々足が進みません。新緑の時期は大変です
ヤマを歩き始めたきっかけも高山植物に会うため、です
花がヤマの素晴らしさを教えてくれたことに、感謝 の毎日です。
それからお花!いつも丁寧に撮影されていると感じます
気持ちのこもった写真って、その想いもこちらに伝わる気がします
これからもtszkさんの素敵な写真たちにヤマレコでお会いできることを楽しみにしています
★nightsさん
私も歩くのは遅いです。
しかも、写真を撮るためにやたらめったに立ち止まってしゃがみ込むので後ろから人が来た時のゆずり率100%ですよ
すぐに譲るので邪魔にはなってないとは思うんですけど、ある意味、動く障害物といっても差し支えない感じです
★dari88さん
ヨツバムグラですか。ありがとうございます!
手持ちのヤマケイポケットガイドや主婦の友社の持ち歩き図鑑シリーズ、パークガイドには記載されていませんでした。
(ヨツバ〜はヨツバヒヨドリしか載ってません)
こうしてみると、やっぱりもうちょっとしっかりした図鑑を揃えるべきですね
明日、本屋に行ったら、とりあえず覗き見してきます!
★suikou3さん
至仏山へは鳩待から登られたんですね。
私は山の鼻から登ったことがありますが、至仏山の東斜面と山頂付近、南斜面では生えている植物が全く違うので1回で3度楽しかったですよ。
ちなみに、うちもミステリーツアーになりかけたことあります。
その時は楽しむどころではなかったのですが、今思えば楽しい思い出かも・・・
★bmwr1100rsさん
一度も山頂で晴れたことがないんですが、奥白根山は好きな山の1つです。
なんとなく片想いっぽいですが、私の原点がここって気がします。
ギンリョウソウ、私も初めて見た時はかなりの衝撃でしたよ。
お袋が見つけたのですが、こいつの正体は植物?キノコ?と、図鑑を見て調べるまで、頭から?マークが消えませんでしたから
今はコイツの黄色バージョンのシャクジョウソウを探しています。
★daizさん
私は撮影メインなので、どうしても光量不足になる雨は避けたいと考えてしまいます。雨は雨で、瑞々しさが出るので本来は良い傾向なんですけどね。
そして雨上がりが最高なんですよね〜
花のシーズンも紅葉も・・・
たしかにムーミンに出てくるニョロニョロ風ですね
平標山ではニョロニョロ畑?が出来ていて、ちょっと不気味でしたけど・・・
★ikuzouさん
植物博士!初めて言われました。
ここには本当に博士級の方が多いので、私なんてまだまだ恐れ多いです
ちなみに、植物写真にはまり始めたきっかけは、元々、動物画を描いていて、背景の植物がよく分からなかったからです。
例えばリスを描いてもその背景がトロピカルな花じゃおかしいじゃないですか
高山植物ってどんなものだろう?から来ています。
★Tamiさん
仲間ですね!
きっと先への進まなさ具合は近いものがあるに違いないと思います
しかし、そういう人が集まってしまうとかなりの障害物になっちゃいそうなので、ご一緒に〜とは、言いづらいですね
(観光植物園くらいなら許されるかな?)
それはともかく、写真を褒めていただきありがとうございます。
花には気合が入っても景色はコンデジでササッと撮るだけなので、落差が大きいのがバレバレだと思います。
次の課題は景色だって自分でも分かってるんですが、なかなか・・・
頑張りますけどね
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