大糸線

JR西日本は利用者が減っている大糸線南小谷〜糸魚川間について「あり方の検討」をすることを明らかにしました。「あり方の検討」とは、平たくいえば「バス転換・廃止も含めた検討」です。

大糸線は、松本と糸魚川を結ぶ地方交通線です。松本〜南小谷間は電化され、1日1往復だけど特急あずさも走るJR東日本の路線。南小谷〜糸魚川間は非電化で、1日7往復のワンマン気動車が走るJR西日本の路線です。途中の南小谷で会社も運行形態も大きく変わるのは歴史的事情があるのですが、ここでは省きます。

JRで、乗客がどのくらい少ないかを輸送密度で見ると、別格の芸備線東城−備後落合間の輸送密度9が1位。大糸線南小谷−糸魚川間は輸送密度50の5位で、これは廃止が決まった根室本線富良野-新得間の輸送密度57より低いのです。

山ヤ的にいうと、朝日岳の新潟県側登山口である蓮華温泉は平岩が最寄り駅。だけどクルマか糸魚川からバスで行く人がほとんどでしょう。

JR東日本に移管できればよいけど、JR東日本だって赤字ローカル線を引き受けるわけないし。大糸線、どうなるのでしょうか。

コメント

atov

こんにちは♪
糸魚川と南小谷の間は、トンネルをガンガン使ったジェットコースターみたいに走れる道路が貫通してますよね。生活的にはこの道路がしっかり維持されていれば十分なのかもしれません。
フォッサマグナのライン上で危険度の高い脆さがある姫川。豪雪地帯でもあるし。
過去に土砂災害も起きているこの川の上を通っている鉄道は、維持管理も大変なんだろうなとは思います。
鉄道だと南小谷で乗り換える・・・東京にいた子供時代に「あずさ」の終点が松本から先は南小谷ばかりなのを見て、なんで直接糸魚川に行けないのだろうとボンヤリ思っていたのを思い出しました♪

☆Parsleycandy

atovさん、こんにちは。

鉄ちゃんとしては廃止は避けてもらいたいですが、JR西日本は民間企業でありコロナで運賃収入が減っている現状やむを得ないでしょうね。まぁ、どこのJRも廃止したい路線はたくさんあるのだろうと思います。以前、南小谷行きの「あずさ」は千葉が始発でした。340kmを超えるロングラン。船橋を朝7時前に発車して南小谷に昼くらいに着く「あずさ」に乗ったことがあります。懐かしい。
^_^

fujikita

parsleycandyさん、こんばんわ。

小生は鉄道ファンでありませんが糸魚川から南小谷まで2回乗りました。
先頭から進行方向をずっと見ていました。良い景色でした。

小生は山に行く時に公共交通を使います。
東京からですと、北陸新幹線→大糸線→中央線で一筆書きができ、運賃が安くなったと思います。

公共交通派には益々厳しい時代になってきました。

☆Parsleycandy

fujikitaさん、こんばんは。

わたしは撮り鉄なので南小谷-糸魚川間の大糸線は何度か撮ったことがあります。2010年までは旧い国鉄型気動車でした。

最近は公共交通機関を使って山に行きます。一人だと大抵はその方が安いし、列車だと渋滞なし。あずさの指定席も取りやすくなったような気がします。

yoriton

大糸線は若い頃から良く利用した路線です。廃止されると殆ど公共交通機関で移動する私は非常に不便になります。
JR各社は採算重視で不採算路線はどんどん廃止しています。新幹線が開通すると並行する在来線は3セクに移管するなど利用者の立場は無視しいるかのようです。国鉄の分割民営化を一定の評価はすべき点はありますが、所謂弱者の視点が欠けていて、公共交通機関の役割を果たしていないと思います。採算が取れないなら国の援助も考慮する必要も有るのではないでしょう。国鉄時代への逆戻りは勘弁して欲しいですが、このままでは地方で普通に暮らすことが難くなり、国が衰退する要因になってしまいます。
お金が全く無い明治政府が将来を見据えて敷設した鉄路が廃止されるのは悲しいことです。

☆Parsleycandy

yoritonさん、こんにちは。

北海道新幹線が札幌まで延伸されると函館本線の長万部-余市間は廃止だそうです。新幹線の開通で在来線が廃止されるのは信越本線横川-軽井沢間以来です。

台風などで被災したことが原因での廃止も多いですね。日高本線鵡川-様似間がそうだし、本文に書いた根室本線もそうです。

只見線の会津川口-只見間は2011年の豪雨災害で長いこと不通でしたが、福島県が線路の維持管理をしてJRは列車を走らせる上下分離方式になるようです。廃止が免れてよかった。

JRは民間企業なのであまり無理は言えませんが、なんとか維持する仕組みを作ってほしいですね。

ぶたまん551

parsleycandyさん、こんばんわ

何年か前、今は無きムーンライト信州で白馬まで乗り、そこから南小谷⇒糸魚川⇒北陸本線と乗り継ぎました。
南小谷から糸魚川までの1両の気動車は大勢の青春１８きっぱーで結構混んでいて、私は車両の後ろの方で車窓を眺めていましたが、良い景色だったように思います。
北陸本線の東側が第3セクター化された今では、JR西日本の在来線としては孤立した盲腸線のようで且つ採算の悪い路線はさっさと無くしたいというところでしょうが、廃止は何とか避けてほしいですね。
大糸線が南小谷止まりの路線となって、本当の意味で盲腸線になってしまわないためにも。

☆Parsleycandy

butaman551さん、おはようございます。

青春18きっぷの時期、本数の少ないローカル線は混みますよね。

大糸線、城端線、氷見線、七尾線はJR西日本の盲腸線ですね。北陸新幹線が延伸したら越美北線も。人員配置や保線等、継続に障害がありそうで心配です。

難しいかもだけどムーンライト信州は復活してほしい。東京から松本に行く夜行バスはほとんどないのですよね。