![]() |
残る新函館北斗-長万部間も、地元自治体は負担できないとして廃止やむなしという立場です。しかし、もし廃止されると物流が大打撃を受けます。
函館本線は貨物の大動脈なのです。以前大沼湖畔で撮り鉄をしていたら、特急が1本通った後に貨物列車が3本通過して行きました。旅客列車よりも貨物列車の方が多いのですが、だったらJR貨物が線路を所有すればよいという話にはなりません。国鉄分割民営化のときに、JR貨物は線路を保有せず他のJR旅客会社に線路使用料を払って走らせるスキームになったので、線路を維持管理するための要員もノウハウも、もちろんお金もありません。
地元自治体も道も、JR北海道もJR貨物も線路を維持できない。でも必要ということなら、これはもう国が面倒を見るしかないのではないか。でも、そうなると鉄道の廃止に直面している地方の政治家から、われもわれもと国に延命のリクエストが入るかもしれない。
なかなか難しい問題だなぁ。
インフラの維持は国防の観点からも重要だと思っています
何もかも丸投げはいただけない、と思います
なかなか難しい問題です。鉄道は残してほしいけど、巨額の赤字は誰が負担するのか。
郷愁だけで残せるものではありませんが、鉄道の役割をもう一度見直して、最適解を見出す時期に来ています。
1987年に国鉄が分割民営化されてから、車両は新しくなり、トイレは劇的に奇麗になりましたが、一方では赤字路線の問題がクローズアップされています。
JR九州は鉄道以外の収入で持ちこたえているようですが、四国と北海道は赤字で悲鳴を上げています。北海道の幹線、千歳線も快速エアポートで潤っているかと思っていましたが、赤字のようです。2021年度の札幌圏の営業損益は148億5900万円の赤字だったそうです。
厳しい状況ですが、新函館北斗-長万部間を廃止してしまうと、おおきな影響が多方面に及びます。これまで貨物輸送について、問題意識を持っていなかったのですが、よく考えると旅客輸送よりも問題は大きいですね。
こうなっては、民間の努力だけでなく、国も何らかの対応が必要でしょう。
審議会を作って方向性を出すだけでは、どうにもなりません。
わたしはいわゆる鉄ですが、地元の人が必要としないローカル線まで維持すべきとは思いません。廃止・バス転換が妥当な路線はたくさんあります。
只見線は、地元の人はあまり利用しませんが、観光振興に役立つからと地元も負担して復活された希な例ですね。どこでも真似ができるわけではありませんが、そういう路線が増えるといいと思います。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する