節目としては中途半端じゃないの?と思われるかもしれませんが、この数字には意味があります。JRの前身の日本国有鉄道=国鉄は、1949年6月1日設立。37年10ヶ月でその歴史に幕を下ろしました。
ご存知かもしれませんが、国鉄末期は巨額の債務超過に陥いり、にっちもさっちも行かない状態でした。決して放漫経営が祟ったという理由だけではありませんが、国鉄は旅客6社+JR貨物の7社に分割されました。
旅客6社のうちJR東日本、東海、西日本、九州は株式を公開して完全民営化しています。むかし駅にはキオスクと駅弁販売所くらいしかなく「駅ナカ」なんてものはありませんでした。マンション販売や貸しビルで儲けるJR九州は、収益構造からいって運輸業というよりは不動産業です。
鉄としては、JRにはこれからも鉄道事業は続けてもらいたいなぁと思います。
※写真は国鉄時代から走るキハ40系気動車
JNR→JR各社になって37年の節目ということ改めて気付かされました。ひょんなことでとある駅で定年再任用後も駅長を務めていらっしゃる方とお話しする機会がありましたが,国鉄に入った時から言うと今のJR西日本になっていろんなことが変わったとしみじみ話しておられました。私の住んでる岡山辺りは国鉄時代のレトロ列車が結構走ったりしてますけど😅。
根室線の一部廃止が報じられていました。西日本のローカル線は赤字路線が多いので地元とJR西日本の存続をかけた綱引きが続いている場所が多いです。
芸備線の件での地元自治体とJR西日本協議のニュースは関東にも入ってきます。先日、山陰本線の単行気動車を見ましたが、どこも状況は厳しそうですね。
先月、赤穂線で「末期色」の115系電車に乗りました。伯備線の特急やくもはまもなく新型がデビューしますが381系電車も健在です。JR西日本は物持ちがいいですね😲
国鉄の末期は毎年春闘の時期になると年中行事のようにストライキが打たれ、通勤通学に大きな影響があり、うんざりしたものです。
当時の社員数は60万人と言われており、第二次世界大戦後の大きな雇用を担ってもいたわけですが、政治の介入もあって、企業というか、公共交通機関の体を成していなかった訳で、鉄道を存続されるには分割しかなかったのでしょう。
JRになって良かったのは、トイレが奇麗になった事、ストが激減した事、車両が新しくなった事ですね。
本州3社と九州は収益は上がっていますが、赤字路線の存続が難しくなってきていますし、四国と北海道は存続が危ぶまれる状況です。
今後も国民の貴重な移動手段として多くの路線が存続して欲しいと思います。
国鉄時代の駅のトイレには紙がなく、自販機で買わなければなりませんでした。おっしゃる通り駅のトイレは、場所にもよるけど概ねきれいです。JR西日本だと温水洗浄便座だったりします。すごいですね。
九州、四国、北海道は「3島会社」と言われ上場は難しいと見られていました。上場にこぎつけたJR九州は立派です。一方、JR北海道、JR四国、JR貨物は37年経ったいまも実質的には「国鉄」です。
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