根室本線は、かつて札幌と帯広・釧路を結ぶ幹線でした。最初は旭川から南に線路を伸ばし、富良野経由で釧路。後に滝川-富良野間が開業して、旭川-富良野間は富良野線として分離しました。
根室本線は、網走へ向かう路線でもありました。池田駅から網走線(のちに地北線→ちほく高原鉄道ふるさと銀河線→廃止)で北見を経て網走まで。やがて名寄本線(→廃止)ができて網走へは名寄経由に、昭和になって石北本線ができると幹線としての役割はそちらに移りました。遠軽駅がスイッチバック構造なのはそのためです。
1981年(昭和56年)に短絡ルートとなる石勝線ができると、根室本線滝川-新得間は臨時列車以外は普通列車しか走らないローカル線になりました。この区間の駅は構内が広く、幹線だったことがわかります。道東への大動脈だった根室本線が、一部区間とはいえ廃止されるとは、歴史の移ろいを感じます。
※写真は根室本線金山-東鹿越間のかなやま湖を渡る単行気動車。3月31日に廃止された区間です。
ドラマ北の国からで五郎が幼い純と蛍を
連れて降り立った布部駅がありますし
映画ぽっぽやの舞台になった幾寅(幌舞)
駅もあります。なんか寂しいですね。
この区間には、北海道では珍しい鉄道だけでアプローチできる芦別岳(山都駅)がありました。惜しいですね。
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