槍ヶ岳から表銀座縦走（備忘録）〜山座同定付〜

1985年09月01日(日) 〜 1985年09月04日(水)

• GPS: --:--
• 距離: 37.4km
• 登り: 2,845m
• 下り: 2,891m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:25
• 休憩: 0:10
• 合計: 3:35

12:15 上高地バスターミナル
14:15 14:25 横尾
15:50 槍沢ロッジ

2日目

• 山行: 8:15
• 休憩: 1:55
• 合計: 10:10

6:05 槍沢ロッジ
12:00 12:15 槍岳山荘
13:00 13:30 槍ヶ岳
14:00 14:40 槍岳山荘
15:15 15:45 大喰岳
16:15 槍岳山荘

3日目

• 山行: 8:35
• 休憩: 1:10
• 合計: 9:45

5:55 槍岳山荘
6:25 ヒュッテ大槍
8:00 8:10 水俣乗越
9:10 9:30 ヒュッテ西岳
12:00 12:30 大天井ヒュッテ
13:10 13:20 切通岩
15:40 燕山荘

4日目

• 山行: 4:05
• 休憩: 1:20
• 合計: 5:25

5:50 燕山荘
6:15 6:50 燕岳
7:15 8:00 燕山荘
11:00 中房温泉
11:15 有明荘

天候

初日：曇り時々雨、2日目：晴れ時々曇り、3日目：晴れ、4日目：晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

（往き）新宿駅発7時「あずさ1号」に乗車、上高地12時05分着。
（帰り）中房温泉よりタクシー、有明駅より電車。

コース状況／危険箇所等

槍直下などの岩場を注意すれば問題なし。

その他周辺情報

（宿泊）
１泊目：槍沢ロッジ（当時１泊３食（昼は弁当）付きで6,000円）
２泊目：槍岳山荘（当時１泊３食（昼は弁当）付きで6,000円）
３泊目：燕山荘（当時１泊２食付きで5,200円）
（温泉）
中房温泉「有明荘」で下山後入浴。

写真

4/22 22:19

30年以上前の大学生の時、北アルプスの単独行を初体験。自分にしては、かなりの冒険であった。
この槍沢の登りきつい。
穂先までもうすぐなのに、なかなか近づかない。

4/22 22:22

槍の穂先に着いたが、雲が下りてきて、景色はいまいち。
でも、憧れの槍の穂先に立てて大満足だった。

4/22 22:23

常念と、

4/22 22:24

蝶が岳方面だけ、展望が見えました。

4/22 22:20

槍の三角点と、いつものイケメン。

4/22 22:20

この山旅で、ずっとご一緒させていただいたOさん。心強かったです。ありがとうございました。

4/22 22:25

飛騨乗越からの穂先。

4/22 22:26

大喰岳からの槍の穂先。

4/22 22:27

槍の肩から笠ヶ岳の夕景。

4/22 22:34

夕景下での山座同定。

4/22 22:35

落日。

4/22 22:36

黒部五郎と薬師。でかい山。

4/22 22:28

薬師から立山。

4/22 22:29

立山と白馬・後立山。

4/22 22:37

翌朝も槍の肩から展望三昧
西〜北〜東〜西とカメラを振ります。

4/22 22:38

昨夕と違う雰囲気。

4/22 22:39

私鉄沿線なんて歌ってしまおうかな。

4/22 22:40

頚城の山々まで見えたが、この先は、槍の岩壁邪魔。

4/22 22:44

ちょっと、東鎌尾根を下りて、続きの山座同定

4/22 22:45

頚城三山、黒姫・戸隠方面

4/22 23:29

富士から南アルプス。

4/22 22:43

穂高は近すぎる。

4/22 22:46

今度は西岳付近から槍穂の景色を存分に楽しみます。

4/22 22:46

すげー

4/22 22:47

すげーー

4/22 22:48

ド迫力！

4/22 22:49

この先もなかなか。

4/22 22:50

針ノ木でいいと思うのだが。

4/22 22:57

3日目：燕岳の朝でっす

4/22 22:52

燕岳からも山座同定します。
東〜南〜西〜北の順番。
八ヶ岳何とか。

4/22 22:53

南アルプスも何とか

4/22 22:54

常念山脈。

4/22 22:54

槍が見えてるやり〜〜〜

4/22 22:55

黒部源流の山は、山に特徴ないから判定難しい。

4/22 22:56

こっちも

4/22 22:57

立山方面

4/22 22:58

後立山連峰。

4/22 22:59

燕岳でOさんと記念写真を撮りました。

感想

Swan_song

32年前、1985年9月の山行記録。当時、大学3年生。北アルプスでの初の長期間単独登山体験で、入山前に、いささか緊張した思い出がある。

初日は、台風の余波で雨模様。槍沢ロッジまで黙々と歩く。槍沢ロッジで、当時八王子在住のO氏と出会い、その後、中房温泉までご一緒した。親子ほど年齢の離れた方だが、心強い同伴者ができた。

翌日はピーカン。張り切って出発するが、槍沢の長い登りでバテバテ。何度も立ち止まり息を整える。年配のOさんの方が余程体力がある。しばらく先に行っては、自分を待っていてくれた。

槍岳山荘で宿泊手続きをした後、Oさんとともに槍の穂先を往復してくる。午後になり雲が多く出現し、景色は悪くなったが、念願の絶頂に立てて感無量であった。この後、大喰岳も往復してくる。

3日目も好天気。元気はつらつで東鎌尾根を下りて行った。西岳の登りあたりから、暑さと疲れのためバテはじめ、Oさんから遅れがちになって来た。

表銀座縦走路は実に長かった。ジリジリした太陽の光が悩ましい。意外と登り下りがあるが、景色が素晴らしいので頑張れる。

午後も3時も過ぎれば、爽やかな風が吹いてきた。まもなく燕山荘に到着。ホテルのような山小屋。喫茶ルームでケーキとコーヒーを楽しみながら、槍ヶ岳中心の夕景を堪能した。

最終日も晴天。早朝の燕岳を往復してくる。空気が爽やかだ。頂上では、ラジオでニッポン放送の「おはよう中年探偵団」を聞いた。このときは、まだ若き西武エース、工藤投手の話題になっていたことを鮮明に覚えている。

合戦小屋は、北ア三大急登に数えられているが、実際歩いてみると、傾斜もそれほどでなく、歩きよい道であった。ベンチも要所に備えられている。

中房温泉「有明荘」で温泉につかり、Oさんと今山行の思い出話を語り合った。食事後、タクシーに相乗りをして、有明駅へ。松本駅で「あずさ」に乗り換えた。自分は茅野駅で下車。3日間ご一緒させていただいたOさんと別れた。

この山旅は、若き日の強烈な印象として心に深く刻み込まれた。その余韻に浸りたいがために、次の日にも北八ヶ岳の北横岳に登ることを決め、茅野駅で下車したのであった。そのため、この日は急遽、親戚の家に泊めてもらうことになった。