また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1199718
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

針ノ木岳〜蓮華岳〜北葛岳〜七倉岳 縦走 【神田百NO.68】

2017年07月15日(土) 〜 2017年07月16日(日)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
30:35
距離
19.6km
登り
2,339m
下り
2,662m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:48
休憩
3:11
合計
8:59
7:01
83
8:24
8:28
190
11:38
13:35
45
14:20
15:30
30
2日目
山行
7:09
休憩
0:54
合計
8:03
5:20
64
6:24
6:33
116
8:29
8:36
79
9:55
9:55
10
10:05
10:29
28
10:57
10:58
31
11:29
11:32
36
12:08
12:15
24
12:39
12:39
40
13:19
13:22
1
13:23
13:23
0
13:23
ゴール地点
ルートはEtrex20xのGPSデータです。
1日目は、針ノ木小屋でテント設営後、少し休憩してから軽身で針ノ木岳をピストンしています。
天候 1日目:朝:晴れ→ガス→夕方:晴れ
2日目:朝:高曇り→昼前:雨降りそう(七倉付近では風強し) ※下山後は雨に
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
行き
北千住11:30集合〜千住新橋IC〜首都高〜中央道〜安曇野ICより下道
扇沢4:00頃着で仮眠。無料駐車場はギリギリ駐車出来ました。

帰り
七倉温泉〜タクシー〜扇沢
・七倉温泉にはタクシー複数台待ちありました、電話番号の案内もあります。
・タクシー代はメーターで扇沢まで\6,500円。
 ※運転手さんより薬師の湯の割引券をいただけました。
コース状況/
危険箇所等
●参考資料
山と高原地図「五竜・鹿島槍」

●扇沢〜針ノ木小屋 ※1150m登り
大沢小屋までは樹林帯歩き。沢を数か所わたります。登山道は良好。
大沢小屋から30分ほどで雪渓に出会う。
※大沢小屋で軽アイゼンの貸出あり(500円也)。
針ノ木雪渓は、小屋まで続いています。雪渓が一番狭くなるノドの部分は、一部雪が薄くなって踏み抜く危険性のある場所もありました。心配な場合は夏道(ザレ道)を一部利用したほうが今後は良いでしょう。雪渓での落石は注意。

●針ノ木小屋〜針ノ木岳
登山道にはかなり残雪残っています。残雪のトラバース箇所は滑落しないように注意が必要。登る箇所はステップきってありますが、念のためにチェーンスパイクや軽アイゼンの携行をおすすめします(特に下りは)。
山頂、オダマキがたくさん咲いていました。
針ノ木岳山頂は360度の展望あり。(今回はガスガスで残念)

◎針ノ木小屋
テント幕営量700円也。チューハイは置いてません(ビールはあった)。
張る場所はそれほど広くありません。今回は小屋から10分程度登ったところにあるテントスペースに張りました。

●針ノ木小屋〜蓮華岳
針ノ木小屋からは山頂は見えません。ピークに見える部分のまた遥か奥に本当の山頂があるので、登る際はガッカリしないように。
最初は急坂、途中からは気持ちよい稜線歩き。
稜線歩きに移行したあたりから花が見ごろ。特にコマクサきれいです。

●蓮華岳〜北葛岳 ※500m下って300m登り返す
蓮華の大下り最初はなだらかですが、途中からザレた急な岩場になります。
岩場には鎖がついているので心配ないですが、落石は要注意。特に落とさないように気を付けましょう。
蓮華岳山頂は360度の展望あり。
上部はキバナスミレが群生していました。
鞍部からは再び急坂が待っています。振り返ると蓮華の大下りの岩場が大迫力。
北葛岳山頂は360度の展望あり。船窪小屋が視認できます。

●北葛岳〜七倉岳 ※200m下って150m登り返す
蓮華間程きつくはありませんが、結構なアップダウンあり。
鞍部から登り上げると七倉岳までは緩やか。山頂は360度の大展望。
船窪小屋ではお茶をふるまってくれました。

●七倉岳〜七倉温泉 ※1400m下る
結構急な下りが待っています。特に鼻付八丁は梯子が連発する急斜面にルートがありますので注意が必要。個人的には餓鬼岳への登山道の方が厳しかった印象あり。
その他周辺情報 ●温泉
大町温泉郷の薬師の湯にて汗を流しました。
700円でしたが、タクシーの運転手さんに割引券をいただき500円でした。
露天風呂、サウナあり。
入口前の100円返却式コインロッカーあり。食事できます。

●食事
大町は13:00〜17:00の間、店舗がしまっているところが多いです。
今回はkazさんお勧めのテンホウにて中華いただきました。ちょうど餃子半額の日でラッキ〜でした(^^)
予約できる山小屋
七倉山荘
出発前、無料駐車場は満車。
っていうか4:00到着時にギリギリで置けました。
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出発前、無料駐車場は満車。
っていうか4:00到着時にギリギリで置けました。
さー出発です。
扇沢の駅でお手洗いへ寄ります。
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扇沢の駅でお手洗いへ寄ります。
大町では立山方面への交通のための待ちが大行列でした。
大町では立山方面への交通のための待ちが大行列でした。
それを横目に針ノ木岳の登山口へ。
入口で計画書を提出しスタート。
それを横目に針ノ木岳の登山口へ。
入口で計画書を提出しスタート。
しばらくは緩やかに登り。天気はまだ良い。
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しばらくは緩やかに登り。天気はまだ良い。
針ノ木岳方面は少ないかと思いきや結構登っています。
針ノ木岳方面は少ないかと思いきや結構登っています。
8:20
大沢小屋が見えてきました。
テント装備ですが、仮眠2時間の割にはまーまー歩けてます。
8:20
大沢小屋が見えてきました。
テント装備ですが、仮眠2時間の割にはまーまー歩けてます。
大沢小屋アイゼン貸し出し中
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大沢小屋アイゼン貸し出し中
Kさんは4本爪を500円で借り受けます。

YAMA、kazさんはチェーンスパイクを持参。
Kさんは4本爪を500円で借り受けます。

YAMA、kazさんはチェーンスパイクを持参。
途中には花が数種咲いています。
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途中には花が数種咲いています。
大沢小屋から歩き始めて30分くらい。
いよいよ針ノ木雪渓に取り付きます。
上部はガスがかかりどこまで続いているのか見えません。

雪渓に降りたところで軽アイゼンおよびチェーンスパイクを装着。
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大沢小屋から歩き始めて30分くらい。
いよいよ針ノ木雪渓に取り付きます。
上部はガスがかかりどこまで続いているのか見えません。

雪渓に降りたところで軽アイゼンおよびチェーンスパイクを装着。
雪渓には落石が点在。
注意しながら登ります。
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雪渓には落石が点在。
注意しながら登ります。
雪渓を登っていると若干ガスが晴れそうになることも。
青空のもと雪渓を登り詰めたいよー。
雪渓を登っていると若干ガスが晴れそうになることも。
青空のもと雪渓を登り詰めたいよー。
ゴマ粒のように人が大勢登っているのが見えますね〜。
雪渓歩きYAMAは結構好きだー!
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ゴマ粒のように人が大勢登っているのが見えますね〜。
雪渓歩きYAMAは結構好きだー!
軽アイゼンに慣れていないのかKさんのペースがなかなか上がりません。
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軽アイゼンに慣れていないのかKさんのペースがなかなか上がりません。
kazさんが歩き方などしっかりフォローしてくれました。
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kazさんが歩き方などしっかりフォローしてくれました。
中間地点を越えると雪渓が若干狭くなってきます。
中間地点を越えると雪渓が若干狭くなってきます。
11:30
まずは無事に幕営地点の針ノ木小屋に到着。
雪渓が繋がっていましたよ。
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11:30
まずは無事に幕営地点の針ノ木小屋に到着。
雪渓が繋がっていましたよ。
kazさん後詰お疲れさまでした。
早速小屋でテント泊の手続きへ。
700円/人だから2100円。
今日はすごい混んでいるとスタッフさんから言われました。
まー昼前だし大丈夫じゃんって思うでしょ><
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kazさん後詰お疲れさまでした。
早速小屋でテント泊の手続きへ。
700円/人だから2100円。
今日はすごい混んでいるとスタッフさんから言われました。
まー昼前だし大丈夫じゃんって思うでしょ><
小屋近くのテント場は既に満員だよ・・・。
話を聞くとどうやら少し登ったところにテント場があるとの情報。様子見ながら針ノ木方面へ登り始めます。
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小屋近くのテント場は既に満員だよ・・・。
話を聞くとどうやら少し登ったところにテント場があるとの情報。様子見ながら針ノ木方面へ登り始めます。
振り返ると蓮華岳がドーンと見えてきました。
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振り返ると蓮華岳がドーンと見えてきました。
とりあえず小屋から登り7分くらいのところに10張り位張っていたかな。
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とりあえず小屋から登り7分くらいのところに10張り位張っていたかな。
水をもらいに行くとテント場がなくて雪渓を切り崩して幕営箇所構築中の方たち。今夜は小屋もすごいけど、テント場もそうですね。
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水をもらいに行くとテント場がなくて雪渓を切り崩して幕営箇所構築中の方たち。今夜は小屋もすごいけど、テント場もそうですね。
テント設営後30分くらいゆっくりした後、軽身で針ノ木岳を目指します。雪はべったりですね。
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テント設営後30分くらいゆっくりした後、軽身で針ノ木岳を目指します。雪はべったりですね。
山頂はガスの中、雪渓のトラバースが何度かあります。
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山頂はガスの中、雪渓のトラバースが何度かあります。
うちらは足元アイゼン装着しました。
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うちらは足元アイゼン装着しました。
雪はだいぶ残っています。
雪はだいぶ残っています。
急坂はステップ切ってあります。
でも、下りは結構滑りやすいかも。アイゼンつけていない人もいたけど…。
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急坂はステップ切ってあります。
でも、下りは結構滑りやすいかも。アイゼンつけていない人もいたけど…。
針ノ木岳への最後の登り。
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針ノ木岳への最後の登り。
針ノ木岳到着です!
だいたい小屋から60分くらいかな。
針ノ木岳到着です!
だいたい小屋から60分くらいかな。
残念ながらガスがかかっています。
若干晴れそうかと思ったらダメの繰り返し。
あとは下るだけなのでゆっくりと山頂を楽しみました。
残念ながらガスがかかっています。
若干晴れそうかと思ったらダメの繰り返し。
あとは下るだけなのでゆっくりと山頂を楽しみました。
山頂付近にはオダマキが咲いています。
YAMAの好きな花の1つ。
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山頂付近にはオダマキが咲いています。
YAMAの好きな花の1つ。
雪のトラバースを慎重に下り、テン場で3人で宴会。
と、ガスが晴れて正面に蓮華岳を見ることができました。
雪のトラバースを慎重に下り、テン場で3人で宴会。
と、ガスが晴れて正面に蓮華岳を見ることができました。
気持ち良い景色ですねー。
夕方には槍ヶ岳も見えました。
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気持ち良い景色ですねー。
夕方には槍ヶ岳も見えました。
2日目早朝
起床後景色を見ると雲海に槍ヶ岳が!
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2日目早朝
起床後景色を見ると雲海に槍ヶ岳が!
3人で食事前に写真を撮ります。
3人で食事前に写真を撮ります。
高曇りですが景色は最高!
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高曇りですが景色は最高!
中央左には富士山が見えました!
左は八ヶ岳、右は南ア。
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中央左には富士山が見えました!
左は八ヶ岳、右は南ア。
テントを撤収しまずは針ノ木小屋へ。
雪上にもテント張られているわ…。昨日は小屋も120人収容したらしいよ。
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テントを撤収しまずは針ノ木小屋へ。
雪上にもテント張られているわ…。昨日は小屋も120人収容したらしいよ。
日の出は雲に覆われています。
でも高曇りで爺さまの後ろには鹿島槍や白馬まで見える。
日の出は雲に覆われています。
でも高曇りで爺さまの後ろには鹿島槍や白馬まで見える。
反対側には八ヶ岳・富士山・南アとこちらもきれいに見える。
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反対側には八ヶ岳・富士山・南アとこちらもきれいに見える。
雲海に光が差し込み幻想的な景色。
針ノ木小屋良いわー。
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雲海に光が差し込み幻想的な景色。
針ノ木小屋良いわー。
針ノ木小屋を後にします。
Kさんはアイゼンを返却。
針ノ木小屋を後にします。
Kさんはアイゼンを返却。
針ノ木峠で北面を見て出発。
針ノ木峠で北面を見て出発。
蓮華岳はひと登りすると快適な尾根歩きが待っているんです!
南アの蝙蝠尾根にも負けない素敵な景色。
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蓮華岳はひと登りすると快適な尾根歩きが待っているんです!
南アの蝙蝠尾根にも負けない素敵な景色。
爺様のうしろに鹿島槍、そして針ノ木小屋では見えなかったゴツッとした五龍も見える。
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爺様のうしろに鹿島槍、そして針ノ木小屋では見えなかったゴツッとした五龍も見える。
蓮華の稜線にはコマクサも結構咲いているんです。
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蓮華の稜線にはコマクサも結構咲いているんです。
蓮華には他の高山植物も結構咲いている。
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蓮華には他の高山植物も結構咲いている。
小さなコマクサ群落と立山。
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小さなコマクサ群落と立山。
蓮華から槍ヶ岳。
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蓮華から槍ヶ岳。
コマクサと船窪岳。
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コマクサと船窪岳。
縦走を満喫しているkazさんの笑顔がまぶしい。
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縦走を満喫しているkazさんの笑顔がまぶしい。
蓮華の祠に到着。振り返って針ノ木方面。
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蓮華の祠に到着。振り返って針ノ木方面。
蓮華岳に到着。
蓮華の山頂は360度の最高の展望が待っている。
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蓮華の山頂は360度の最高の展望が待っている。
雄々しい剱岳。
いつか登りたい長次郎谷もよく見える。
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雄々しい剱岳。
いつか登りたい長次郎谷もよく見える。
山麓も見えるし八ヶ岳も見える。
あいにく富士山はかすんでしまった。
山麓も見えるし八ヶ岳も見える。
あいにく富士山はかすんでしまった。
蓮華山頂で展望満喫中のkazさん。
蓮華山頂で展望満喫中のkazさん。
ここからが500mを一気に下る蓮華の大下りです。
最初は槍ヶ岳を見ながらの歩きやすい尾根ですが…。
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ここからが500mを一気に下る蓮華の大下りです。
最初は槍ヶ岳を見ながらの歩きやすい尾根ですが…。
下るにつれてだんだんとザレがひどくなってきます。
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下るにつれてだんだんとザレがひどくなってきます。
正面が北葛岳。ここも随分と登るんだよね(汗
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正面が北葛岳。ここも随分と登るんだよね(汗
大下りではたくさんのキバナスミレが咲いています。
これほど咲いているエリアは初めてですね〜♪
大下りではたくさんのキバナスミレが咲いています。
これほど咲いているエリアは初めてですね〜♪
大下り下部に差し掛かるとザレと急斜面に。
慎重さを要するのでkazさんに先頭をお願いする。
大下り下部に差し掛かるとザレと急斜面に。
慎重さを要するのでkazさんに先頭をお願いする。
下部は鎖場が続きます。ホールドスタンスは困りませんが、何せガレガレ。落石に気を使う。
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下部は鎖場が続きます。ホールドスタンスは困りませんが、何せガレガレ。落石に気を使う。
鞍部最後の岩場。鎖があるので心配ないですが、鎖がないと完全にバリエーションですね。
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鞍部最後の岩場。鎖があるので心配ないですが、鎖がないと完全にバリエーションですね。
北葛に少し登って振り返る。
蓮華の大下りの岩壁すごいです。
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北葛に少し登って振り返る。
蓮華の大下りの岩壁すごいです。
北葛はシャクナゲが見ごろで所々咲いていました。
標高が高いせいもあり比較的小ぶりですね。
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北葛はシャクナゲが見ごろで所々咲いていました。
標高が高いせいもあり比較的小ぶりですね。
北葛岳に到着です。急なアップダウンを終え一安心。
道標は割れて、名前が視認できない。
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北葛岳に到着です。急なアップダウンを終え一安心。
道標は割れて、名前が視認できない。
振り返って蓮華岳。
いやーなかなか素晴らしい山ですよ。
もう少し人気になってもおかしくないよ。
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振り返って蓮華岳。
いやーなかなか素晴らしい山ですよ。
もう少し人気になってもおかしくないよ。
隣の針ノ木岳。
蓮華のたおやかさとは正反対の雄々しい山ですね。
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隣の針ノ木岳。
蓮華のたおやかさとは正反対の雄々しい山ですね。
先を急ぐので北葛で小休止したらすぐに出発する。
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先を急ぐので北葛で小休止したらすぐに出発する。
この時点で少し風が強くなってきている。
素晴らしい展望を見ながら足元も気を付けて。
この時点で少し風が強くなってきている。
素晴らしい展望を見ながら足元も気を付けて。
北葛からも結構急な下りです。
でも蓮華の大下りほどではない。
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北葛からも結構急な下りです。
でも蓮華の大下りほどではない。
北葛下部には梯子を使うほどの急斜面もあります。
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北葛下部には梯子を使うほどの急斜面もあります。
到着したと思ったら今度は七倉岳に向けた登り返し。
結構大変だよ。
到着したと思ったら今度は七倉岳に向けた登り返し。
結構大変だよ。
七倉上部まで登ってきた。
こんな痩せ尾根です。
後ろのソロの女性もなかなかペースが良いですね。
七倉上部まで登ってきた。
こんな痩せ尾根です。
後ろのソロの女性もなかなかペースが良いですね。
急な尾根を登り終えると七倉岳までは緩やかな稜線歩き。
ただし随分と風が強くなってきたよ。
でも、最後のピークである七倉岳に無事到着。
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急な尾根を登り終えると七倉岳までは緩やかな稜線歩き。
ただし随分と風が強くなってきたよ。
でも、最後のピークである七倉岳に無事到着。
kazさん思い食料・コッヘル関係を担いで歩いてくれてありがとう!いつでも笑顔がイイっす。
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kazさん思い食料・コッヘル関係を担いで歩いてくれてありがとう!いつでも笑顔がイイっす。
次回はこの分岐から船窪ー不動ー烏帽子へと向かうことを約束し、船窪小屋へ向かいます。
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次回はこの分岐から船窪ー不動ー烏帽子へと向かうことを約束し、船窪小屋へ向かいます。
稜線上に船窪小屋が見えてきましたー。
コースタイム的には結構速かったです。
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稜線上に船窪小屋が見えてきましたー。
コースタイム的には結構速かったです。
船窪小屋。
有名なおじいさんは登ってきていました。
皆さん記念写真を撮っていたよ。
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船窪小屋。
有名なおじいさんは登ってきていました。
皆さん記念写真を撮っていたよ。
ご丁寧にお茶ごちそうになりました。
とてもアットホームでいいですね。
せっかくなのでコーラで喉を潤した。冷たくないけど旨い!
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ご丁寧にお茶ごちそうになりました。
とてもアットホームでいいですね。
せっかくなのでコーラで喉を潤した。冷たくないけど旨い!
船窪小屋ではコマクサが満開でした。
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船窪小屋ではコマクサが満開でした。
風もますます強くなり、雨もぱらついたので下り始めます。
するとお花畑。チングルマにイワカガミに。
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風もますます強くなり、雨もぱらついたので下り始めます。
するとお花畑。チングルマにイワカガミに。
アオノツガザクラかな。
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アオノツガザクラかな。
高瀬ダムが見えてきました。
ブナ立尾根をkazさんに教えてもらいながらしばし展望を楽しむ。
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高瀬ダムが見えてきました。
ブナ立尾根をkazさんに教えてもらいながらしばし展望を楽しむ。
右のボコっとした烏帽子岳。いつかこの稜線を歩くぞ!
右のボコっとした烏帽子岳。いつかこの稜線を歩くぞ!
天狗の庭。
七倉からの下山路はなかなかの急斜面です。
特に鼻付八丁の斜面は梯子の連続で凄かった。
七倉からの下山路はなかなかの急斜面です。
特に鼻付八丁の斜面は梯子の連続で凄かった。
無事に降りて鼻付八丁の登りはじめに到着。
ここから下もしばらくは適度に急です。
無事に降りて鼻付八丁の登りはじめに到着。
ここから下もしばらくは適度に急です。
銀龍草がたくさん咲いていた場所がありました。
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銀龍草がたくさん咲いていた場所がありました。
少しなだらかな下り後、最後につづら折れの急斜面。
GPSログで、横方向は短く、もうすぐだと思ったら高さが酷かった。
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少しなだらかな下り後、最後につづら折れの急斜面。
GPSログで、横方向は短く、もうすぐだと思ったら高さが酷かった。
無事に登山口に到着。
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無事に登山口に到着。
トンネルの所に出ました。
トンネルの所に出ました。
登山口、ここから登るのはちょっと控えたいですね〜。
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登山口、ここから登るのはちょっと控えたいですね〜。
七倉温泉に到着。軽く頭から水をかぶってキレイキレイ。
七倉温泉に到着。軽く頭から水をかぶってキレイキレイ。
隣にある自販機で喉を潤しました。
タクシーの心配していましたが、結構待ちがあり杞憂に終わる。
隣にある自販機で喉を潤しました。
タクシーの心配していましたが、結構待ちがあり杞憂に終わる。
タクシー乗り場から扇沢まで戻ります。メーター制で6500円でした。イヤー楽しい縦走だった。
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タクシー乗り場から扇沢まで戻ります。メーター制で6500円でした。イヤー楽しい縦走だった。
※※ここからkaz撮影分※※
晴天の扇沢ターミナル
2017年07月15日 06:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/15 6:51
※※ここからkaz撮影分※※
晴天の扇沢ターミナル
ターミナルの左側の奥から針ノ木への登山道が始まります。登山ポストあり
2017年07月15日 07:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/15 7:06
ターミナルの左側の奥から針ノ木への登山道が始まります。登山ポストあり
シーズンには登山指導所があって、ここで計画書を提出。
2017年07月15日 07:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/15 7:06
シーズンには登山指導所があって、ここで計画書を提出。
大沢小屋に到着
2017年07月15日 08:24撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/15 8:24
大沢小屋に到着
雪渓が出てくると、吹き下ろす冷風が心地よい
2017年07月15日 08:52撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/15 8:52
雪渓が出てくると、吹き下ろす冷風が心地よい
雪渓の天然クーラーは寒いぐらい。でもYAMAさんは半袖でヘッチャラのようです。
2017年07月15日 10:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/15 10:04
雪渓の天然クーラーは寒いぐらい。でもYAMAさんは半袖でヘッチャラのようです。
雪渓が一番狭くなるノド部分 まもなく雪渓がここで切れると、通貨に夏道を一部使わないと危険になるでしょう。
2017年07月15日 10:52撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/15 10:52
雪渓が一番狭くなるノド部分 まもなく雪渓がここで切れると、通貨に夏道を一部使わないと危険になるでしょう。
雪渓の上に稜線らしきものが見えてきました。
2017年07月15日 11:34撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/15 11:34
雪渓の上に稜線らしきものが見えてきました。
さて針ノ木岳へ 結構雪が残ってる。
2017年07月15日 13:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/15 13:25
さて針ノ木岳へ 結構雪が残ってる。
雪渓でも変わらぬ半袖元気なYAMAさん
2017年07月15日 13:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/15 13:47
雪渓でも変わらぬ半袖元気なYAMAさん
針ノ木岳山頂 YAMAさん、そしてKさん
2017年07月15日 14:14撮影 by  iPhone 6, Apple
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7/15 14:14
針ノ木岳山頂 YAMAさん、そしてKさん
せっかくなので山頂標識で3人で。でも眺望ゼロのガスガス
2017年07月15日 14:15撮影 by  iPhone 6, Apple
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7/15 14:15
せっかくなので山頂標識で3人で。でも眺望ゼロのガスガス
我々は軽アイゼンやチェーンスパイク持参だったので、安全に下れましたが、ツボ足でこの斜面下りは危険そのもの。けっこう危なっかしい登山者がたくさんいました。
2017年07月15日 15:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/15 15:14
我々は軽アイゼンやチェーンスパイク持参だったので、安全に下れましたが、ツボ足でこの斜面下りは危険そのもの。けっこう危なっかしい登山者がたくさんいました。
新緑の中に細く白く続く針ノ木雪渓を見下ろす
2017年07月15日 15:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/15 15:19
新緑の中に細く白く続く針ノ木雪渓を見下ろす
夕方になってガスが消えて蓮華岳(あれは山頂ではないけど)もバッチリ
2017年07月15日 17:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/15 17:36
夕方になってガスが消えて蓮華岳(あれは山頂ではないけど)もバッチリ
明日歩く稜線(左が北葛岳で右が七倉岳)
2017年07月15日 17:39撮影 by  iPhone 6, Apple
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7/15 17:39
明日歩く稜線(左が北葛岳で右が七倉岳)
2017年07月15日 17:39撮影 by  iPhone 6, Apple
7/15 17:39
扇沢をぐるっと囲んだ稜線(スバリ、赤沢、鳴沢、岩小屋沢の峰々)
2017年07月15日 17:40撮影 by  iPhone 6, Apple
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7/15 17:40
扇沢をぐるっと囲んだ稜線(スバリ、赤沢、鳴沢、岩小屋沢の峰々)
そしてこの稜線の盟主・針ノ木岳
2017年07月15日 17:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/15 17:47
そしてこの稜線の盟主・針ノ木岳
さらに遅い時間になって、七倉岳の右奥に槍穂がうっすらと。
2017年07月15日 18:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/15 18:37
さらに遅い時間になって、七倉岳の右奥に槍穂がうっすらと。
2日目朝は高曇り。爺や鹿島槍、そして五竜から白馬まで見渡せました。
2017年07月16日 05:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/16 5:03
2日目朝は高曇り。爺や鹿島槍、そして五竜から白馬まで見渡せました。
手前の稜線は船窪、不動、南沢、烏帽子、そして裏銀座の稜線、右奥の稜線は赤牛から水晶への稜線
2017年07月16日 05:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/16 5:18
手前の稜線は船窪、不動、南沢、烏帽子、そして裏銀座の稜線、右奥の稜線は赤牛から水晶への稜線
ここから見ると三角錐な七倉岳の奥には槍、奥穂、前穂。
2017年07月16日 05:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/16 5:18
ここから見ると三角錐な七倉岳の奥には槍、奥穂、前穂。
北葛と七倉の間には唐沢・餓鬼
2017年07月16日 05:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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北葛と七倉の間には唐沢・餓鬼
やった、剱も見えた。
2017年07月16日 05:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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やった、剱も見えた。
蓮華岳への登路は絶景展望の道
2017年07月16日 06:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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蓮華岳への登路は絶景展望の道
2017年07月16日 06:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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2017年07月16日 06:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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気持ち良い稜線をユルユルと登ります
2017年07月16日 06:02撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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気持ち良い稜線をユルユルと登ります
ようやく蓮華岳山頂が見えてきました。まだ遠いね
2017年07月16日 06:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ようやく蓮華岳山頂が見えてきました。まだ遠いね
ズングリなイメージの蓮華岳だけど、こうやって見ると意外と三角錐な山頂に見えるね
2017年07月16日 06:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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ズングリなイメージの蓮華岳だけど、こうやって見ると意外と三角錐な山頂に見えるね
歩きやすいザレザレ道を九十九折れに山頂へ
2017年07月16日 06:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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歩きやすいザレザレ道を九十九折れに山頂へ
Kさん、YAMAさん、あと少しだね。
2017年07月16日 06:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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Kさん、YAMAさん、あと少しだね。
山頂の少し手前にあった祠 その向こうは針ノ木岳、そして立山連峰
2017年07月16日 06:22撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/16 6:22
山頂の少し手前にあった祠 その向こうは針ノ木岳、そして立山連峰
あれが山頂ですね
2017年07月16日 06:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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あれが山頂ですね
三角点
2017年07月16日 06:27撮影 by  iPhone 6, Apple
7/16 6:27
三角点
あとでここを大きく下って、登り返して、向うの北葛岳へ
2017年07月16日 06:28撮影 by  iPhone 6, Apple
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あとでここを大きく下って、登り返して、向うの北葛岳へ
山頂風景を堪能するYAMAさんとKさん
2017年07月16日 06:29撮影 by  iPhone 6, Apple
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山頂風景を堪能するYAMAさんとKさん
蓮華岳山頂はコマクサの宝庫
2017年07月16日 06:35撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/16 6:35
蓮華岳山頂はコマクサの宝庫
蓮華の大下りを下り始めたKさんを撮影するYAMAさんを撮影
2017年07月16日 06:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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蓮華の大下りを下り始めたKさんを撮影するYAMAさんを撮影
さあ下りましょう
2017年07月16日 06:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/16 6:40
さあ下りましょう
なんと白いクマクサが! こんなの初めて見た(◎o◎)!
2017年07月16日 06:42撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/16 6:42
なんと白いクマクサが! こんなの初めて見た(◎o◎)!
眼前に拡がる大展望を楽しみながらの大下り
2017年07月16日 06:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/16 6:48
眼前に拡がる大展望を楽しみながらの大下り
北葛岳への登路から振り返っての蓮華岳 大下りはなかなかの激下りだったんですね
2017年07月16日 08:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/16 8:31
北葛岳への登路から振り返っての蓮華岳 大下りはなかなかの激下りだったんですね
ここまで来ると唐沢岳・餓鬼岳も大きく見えてきました。
2017年07月16日 08:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/16 8:32
ここまで来ると唐沢岳・餓鬼岳も大きく見えてきました。
さて七倉岳に向けて、ますは鞍部まで200mの下り
2017年07月16日 08:40撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/16 8:40
さて七倉岳に向けて、ますは鞍部まで200mの下り
登山道のすぐ横にウスユキソウかな?
2017年07月16日 09:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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登山道のすぐ横にウスユキソウかな?
不動岳 マイナーなお山ですが、なかなか堂々とした風格
それにしても天気が心配
2017年07月16日 10:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/16 10:00
不動岳 マイナーなお山ですが、なかなか堂々とした風格
それにしても天気が心配
船窪小屋が見えてきました。小屋の方も我々を見つけて鐘を鳴らして下さいました。この心配りが人気の小屋の秘訣なんでしょうね。
2017年07月16日 10:03撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/16 10:03
船窪小屋が見えてきました。小屋の方も我々を見つけて鐘を鳴らして下さいました。この心配りが人気の小屋の秘訣なんでしょうね。
順調なペースで船窪小屋へ到着 小屋バッチは売り切れてたので、オリジナル手ぬぐいを購入
2017年07月16日 10:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7/16 10:06
順調なペースで船窪小屋へ到着 小屋バッチは売り切れてたので、オリジナル手ぬぐいを購入
天狗の庭付近から高瀬ダム湖やブナ立尾根方面を眺めて、いつか船窪小屋から烏帽子小屋までの稜線をどういうルート・行程で繋ごうかを妄想中
2017年07月16日 10:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/16 10:43
天狗の庭付近から高瀬ダム湖やブナ立尾根方面を眺めて、いつか船窪小屋から烏帽子小屋までの稜線をどういうルート・行程で繋ごうかを妄想中

感想

当初はKさんと南アルプス・早川尾根のんびりテント泊縦走の予定だったのですが、YAMAさんが扇沢から蓮華・船窪・烏帽子縦走計画をしていると聞き、あっさり方針変更で相乗りさせていただくことに。
なんてったって、この蓮華〜烏帽子を繋げれば、北は朝日岳から南は焼岳まで、縦に長く北アルプスの稜線が繫がる!これは乗らねば。

残念ながら、都合で1泊山行となり、船窪小屋〜烏帽子岳間は次回へのお預けとなりましたが、天然クーラーが気持ち良い針ノ木雪渓、このエリアの盟主・針ノ木岳、コマクサが咲き誇る蓮華岳、タフなアップダウンが連続する蓮華から七倉岳の稜線縦走、人気の船窪小屋、船窪新道の激下りと1泊2日山行とは思えないほどの盛りだくさんのお楽しみを充分に満喫できました。北アルプスで一番地味なエリアと言われる稜線ですが、いやいや、なかなか歩き応えがあって、見晴らしも最高なおすすめしたいルートでした。

実はなかなか健脚さタフさを求められるルートなんですが、当方の心配をよそにKさんもしっかり歩き切り、よりタフな山行に自分をレベルアップしたいと思ってもらえた山行になって、これも良かったなと思っています。

これも今回のリーダーを務めてくれて、安定してタフな歩きっぷりを見せてくれるYAMAさんのおかげ、本当に感謝してます。 またガッツリな山行に行きましょう(^o^)/

それでは最後に、蓮華岳山頂からの360°の景色をどうぞ↓



北アルプスの赤線繋ぎをいつかやりたいと思った時に、北部の「五竜・鹿島槍の稜線」と南部と「水晶・双六」を歩かなきゃと思っています。今回は3連休で蓮華〜北葛〜船窪〜不動〜烏帽子と縦走する予定でしたが、仲間が2日間しか休みが取れなくなったため、この中でもエッセンスを凝縮した蓮華〜北葛〜七倉のスタート、エンドが異なる縦走に変更しました。

1日目
今回はkazさんと久しぶりの縦走。そしてKさんと初めての縦走。Kさんの足が未知数であるのと、自分のペースだと歩けるという本人談を信じ、トップを歩いてもらうことにした。仕事の関係で出発が予定よりも出遅れ扇沢到着が4時、仮眠2時間と通常2時にはついて4時間は仮眠を取ることを心掛けている自分にとっては、厳しい行動計画となってしまった。その中でも、終始運転してくれたkazさんのタフさに感謝だ。
眠い目をこすりながら6時起床して7時出発。青空の中、扇沢を囲む峰々には残雪が残り美しい。日差しが暑いが樹林歩きなの比較的涼しく大沢小屋までは順調で歩けた。足取りを見ているとKさんへの心配もなくなった。
大沢小屋より30分程歩くと雪渓に降り立つ。ヒヤリとした空気が夏には心地よく改めて雪渓歩きが好きなことを実感する。峰々はガスに覆われてしまうが、時々ガスが薄まると雪渓にゴマ粒のように登る人が見え、その多さに少々驚く。テント設営大丈夫かと心配になる。
雪渓登りに移行してしばらくするとKさんの足がなかなか進まないのに気づく、足元を見ると足をあげる時に滑りやすい傾向にあることがわかる。雪渓を歩く時の体重移動にまだ慣れていないからであろう。
今回は針ノ木小屋幕営と目安はついているので、それほど焦ることはなかった。当初予定していた船窪までで計画しなくて本当良かった。
快適な雪渓歩きは針ノ木小屋まで続き、受付を終えテントサイトに行くと登り中によぎった心配が現実になった。既に近くのテントサイトは一杯、張れる場所がないのである。通りゆく人に聞くと少し登ったところにまだ張れるとの情報をいただき登ってみる。7分位登ったところでギリギリ張れるスペースを確保できた。針ノ木がこんなにも人気の山だとは思ってもいなかったが、実際に登り針ノ木、蓮華の大いなる魅力に気が付いた次第だ。
テント設営、Kさんの体力回復後針ノ木岳を往復した。山頂はガスで展望は良くなかったが、一瞬切れたガス間に赤牛の稜線や黒部湖を楽しむ。テント場に戻り宴会中には天気も回復し、蓮華を肴に旨い酒を楽しむことができた。

2日目
昨日は睡眠不足もあり、梅酒を飲んでいる途中で寝てしまった。Kさんが気を利かせてヘッデンの電源を切ってくれたようだ。ありがたい。
朝3時45分起床、朝食を済ませ5時出発する。蓮華の登りは結構急だがひと登りするとなだらかな稜線歩きになる。コマクサやキバナスミレなどの高山植物を愛でながら、アルプスの峰々の迫力にも見とれ、忙しいことこの上ない。山頂でも展望を楽しんだが先を急ぐ。
今回の核心である蓮華の大下りからの登り。稜線歩きとは思えない500mの下りの後の300mの登り。最初は歩きやすい下りですが、下部はガレガレで落石を出しかねない緊張の下りが続く、そして最後の50m位だろうか、鎖が設置され本格的な岩稜帯となった。ホールドスタンスはしっかりあるので問題はないが、鎖がなかったら結構怖い場所だろう。
一息ついたら300mの登りに取り掛かる。この登りがまた急坂で・・・振り返ると蓮華の大下りの長かった斜面が目の前にある。いやーよく下ってきたもんだ。北葛岳にたどり着いた時には、周辺の山も雲がかかってきた。北葛から船窪小屋が視認できたがまだまだ遠い、そして七倉岳への尾根もアップダウンが厳しかった。
このルート針ノ木方面からくると天気が良ければ、終始槍ヶ岳を見ながら歩くことができ、山行自体もバリエーションに富んだ楽しいルートでした。

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コメント

このコース、オレっちは2泊3日で行ったのに…
それを2泊2日とはすごい…
山行記録も参考になりましたが、自分で今後ヤマレコにアップしようという目で見ると、記録の仕方が大いに参考になりました(^_^;)
2017/7/30 15:37
Re: このコース、オレっちは2泊3日で行ったのに…
luckyriverさん
初コメントありがとうございます。
本来は2泊3日で烏帽子まで行く計画でしたが、メンバーの都合とはいえ1日短縮して良かったです。複数名で記録を共有すると色々な視点から記録が書かれるので厚みが増しますね。
いろいろとヤマレコ機能使ってみてくださいね。
2017/7/31 8:53
プロフィール画像
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