テン泊2泊3日表銀座縦走 槍ヶ岳敗退(T_T)

2017年07月22日(土) 〜 2017年07月24日(月)

• GPS: 21:49
• 距離: 42.3km
• 登り: 2,911m
• 下り: 2,850m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 3:02
• 合計: 9:42

6:26 中房温泉
6:57 6:57 第１ベンチ
7:17 7:21 第２ベンチ
7:50 7:52 第３ベンチ
8:15 8:37 富士見ベンチ
8:58 9:11 合戦小屋
9:23 9:33 合戦山(合戦沢ノ頭)
10:07 10:27 燕山荘
10:31 10:32 いるか岩
10:44 10:47 めがね岩
10:51 10:59 燕岳
11:04 11:04 めがね岩
11:14 11:15 いるか岩
11:19 11:36 燕山荘
12:04 12:04 蛙岩
12:21 12:33 大下りの頭
13:58 13:58 小林喜作レリーフ
14:06 14:08 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
14:43 15:38 大天荘
15:48 16:00 大天井岳
16:08 大天荘

2日目

• 山行: 5:28
• 休憩: 1:09
• 合計: 6:37

5:12 大天荘
5:39 5:42 大天井ヒュッテ
6:07 6:07 貧乏沢下降点
7:16 7:18 赤岩岳
7:53 7:54 ヒュッテ西岳
8:55 9:02 水俣乗越
10:43 11:39 ヒュッテ大槍
11:49 殺生ヒュッテ

3日目

• 山行: 6:00
• 休憩: 0:22
• 合計: 6:22

5:30 殺生ヒュッテ
5:46 5:46 播隆窟
5:49 5:49 坊主岩屋下
6:17 6:20 槍沢・天狗原分岐
6:51 6:51 槍沢大曲り
7:21 7:21 赤沢岩小屋（ババ平）
7:35 7:36 槍沢ロッヂ
7:55 7:56 二ノ俣
8:04 8:05 一ノ俣
8:12 8:12 槍見河原
8:57 8:57 横尾 (横尾山荘)
9:41 9:41 新村橋(パノラマ分岐)
9:53 10:07 徳澤園
10:51 10:51 徳本口(徳本峠分岐)
10:55 10:57 明神館
11:44 11:44 河童橋
11:52 上高地バスターミナル

天候

1日目：くもり時々晴れ
2日目：雨（夜間もずっと雨風ヤマズ）
3日目：雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

穂高登山者専用駐車場に駐車　
行き：中房温泉行き乗り合いバス（AM4:53始発）に乗車（1700円）約1時間
帰り：上高地より新島々行きバス(正午発）に乗車、新島々で松本行き電車に乗換、松本駅より穂高駅へ（松本まで通し乗車券2450円、松本〜穂高は電車内で支払320円）約3時間

コース状況／危険箇所等

■燕岳登山口〜燕岳〜大天井岳
整備されており危険箇所なし。
■大天井岳〜水俣乗越
ザレた斜面のトラバース道が多いが、特に難易度は高くない。
お花畑があちこちにあり癒される。
■水俣乗越〜ヒュッテ大槍
東鎌尾根の核心部。ロングはしごや鎖のない岩登りの連続。
表銀座は入門ルートと言われるが、初心者には・・・？と疑問が残る。
特に雨の場合は岩が滑るので注意。
■ヒュッテ大槍〜殺生ヒュッテ〜上高地
数箇所ある雪渓は、アイゼンなしでも通過できたが、ストックがあると安心。
林道歩きが苦手な人は横尾〜上高地は苦行。
徳澤園のソフトクリームパワーをもってしても楽になりません！

その他周辺情報

■大天荘
スタッフの方が皆とても親切だった。
喫茶室が山小屋とは思えない雰囲気。
ローストビーフ+スイスワインセット、チーズケーキセットはどちらも絶品。
携帯の充電もコンセント、プラグを持参していれば100円でできる。
■ヒュッテ大槍
昼食でいただいたラーメンの質・価格ともに下界と変わらない。コスパ最強。
■徳澤園
評判のソフトクリーム、ハマりました。
シンプルなバニラにワッフルコーン、疲れていることを差し引いても、マイベストかも！

写真

7/22 4:36

穂高登山者専用駐車場にて
お天気どうかな？

7/22 6:08

乗合バスで燕岳登山口に到着

7/22 9:02

合戦小屋で名物のスイカ
甘くてウマし！

7/22 9:19

槍がチラっと

7/22 9:42

結構な人で賑わっています

7/22 9:43

時々晴れ間が

7/22 9:50

燕岳見えた！

7/22 9:56

ハイマツの花
初めて見たかも

7/22 10:06

シナノキンバイ？

7/22 10:07

燕山荘まであと少し・・・がツラい

7/22 10:10

ひゃっほ〜
この景色に会いたかった！

7/22 10:11

趣のある山小屋です

7/22 10:12

燕ピストンしてから表銀座方面へ向かいます

7/22 10:32

イルカはん

7/22 10:33

ハクサンフウロ

7/22 10:35

北アルプスの女王と言われるだけある、美しい

7/22 10:37

穂先が見えそで見えない

7/22 10:44

めがね・・・岩？

7/22 10:54

燕岳登頂

7/22 10:56

北燕岳方面もいつか行ってみたい

7/22 10:59

ハクサンイチゲ

7/22 11:04

北アルプスの女王を彩るのは、高山植物の女王・コマクサ！

7/22 11:15

燕山荘まで戻ってきたけど、雲行きあやしい・・・

7/22 12:03

蛙岩

7/22 12:21

あと3.5kmもあるんすか・・・

7/22 12:38

下界は晴れてるのかしらね

7/22 12:50

チシマギキョウ

7/22 13:12

もうちかれたよ

7/22 13:15

ハクサンシャクナゲ
縦走路にたくさん咲いていました

7/22 13:27

本日の歩みを振り返る

7/22 14:03

一生分のコマクサを見たかもしれない

7/22 15:39

大天荘裏に残る雪

7/22 15:45

大天井岳　小屋から10分

7/22 15:46

日曜だからかテント場はまだ余裕あります

7/22 15:48

稜線が美しい

7/22 15:48

この縦走中一番の標高になってしまった・・・涙

7/22 16:05

チングルマ

7/22 16:05

コイワカガミ

7/22 16:09

テントに戻ると槍が・・・！

7/22 19:04

唯一しっかりと御姿を見せてくれました

7/22 17:17

ボリューミーなソーセージを導入してみた
結果縦走には足りないくらい

大天荘の喫茶タイム
山小屋と思えないクオリティ

私はチーズケーキセット

ローストビーフにワインと洒落込む
このあとホットワインも追加（激ウマ）

7/23 5:38

2日目、槍ヶ岳に向かってゴゥ

7/23 8:59

水俣乗越でヘルメット装着
雨は強くなるばかり

7/23 11:14

這々の体でヒュッテ大槍に到着
このラーメンでライフ回復

7/24 6:25

怒濤の一夜が明けて3日目
雪渓くだりは楽しいな

7/24 6:41

雪解けすすんでます

7/24 8:00

連日の雨で荒々しく流れる川

7/24 9:58

徳澤園で念願のソフトクリーム
量も味も申し分なし！

7/24 15:11

信州に来たら馬刺しでしょ
お疲れ様でした

撮影機器：

D3100 ニコン

iPhone SE Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ヘッドランプ ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ シェラフ ヘルメット

共同装備

サブザック ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ナイフ ポール テント テントマット

備考

装備全体の防水を完璧にしておくこと。

感想

yucco

憧れの表銀座縦走路。
有休をやりくりしてやっと実現したのに・・・悪天候で槍ヶ岳敗退となりました。

しかし、今回の経験でかなり色々なことがわかったので、次からにつなげようと思います。

■防水対策を万全に
相方13kg、私8kgで出発。食糧の分どんどん軽くなる予定だったが、防水対策を怠っていたためむしろ重量マシマシで下山することになってしまった。
・ザックカバーは腰の部分に水が溜まってしまい、レインジャケットが短いと腰に直に水があたり、そこから浸水してしまうので次は裾が長めのジャケットを検討する。
・レインパンツはウエストをギュッとしめて下のパンツをきちんとカバーするように着る。
・貴重品・シュラフなど最低限のものは防水のスタッフバッグに入れる。

■水分補給を忘れずに
雨でテントから出たくないために水をあまり取らなかったら、下山して2日経っても身体のむくみがおさまらない。激しい運動をして水分が足りないと、身体が脱水状態とみなされ、水を溜め込む＝むくむようになるらしい。
めんどくさがらず、水分は多めに取ること。

■テント様ご逝去
20年以上苦楽を共にしたテントが長時間の雨に耐えきれず、とうとうご逝去あそばされた。
思えばメンテらしきメンテを一度もしたことがなかった。。。
2泊目の夜はシームテープがみるみる剥がれてきて、そこからしみ出た雨が床まで一気に流れ落ち、サーマレストマットが海に浮かぶ小島状態に。
マットからはみ出したザックは水を吸い上げ、全装備を水浸しにした。
標高3000m近いキャンプ場で水を汲み出す作業をするなんて、ある意味貴重な経験だった。
さすがに買い換え時、テント様今までありがとう。

■テン場で遭難
端的に言いますと、自分のテントの場所がわからなくなり、遭難しました。
相方が小屋から少し離れた雨風しのげる場所に張ってくれたのですが、私1人で小屋に水汲みに行った帰り、まさかの迷子。
いや、急激にガスってきた+夕闇で全く周りが見えなくなったんですよ。
私達の他は一張りのみだったので、恥ずかしげもなく
「どこにいるの〜」「ここどこ〜」「助けて〜」
と叫んだりしたのですが、いっこうに返事がなく、明かりを頼りに小屋まで戻ってしまいました。
ご主人がどうしたの？と聞いてくださって、「テントがわからなくなってしまって・・・（←バカ丸出し）」と言うと、大きなランタンを持って一緒に探してくださり、すぐ見つかりました。
殺生ヒュッテのご主人には本当にご迷惑をおかけしました。
この場を借りて感謝申し上げます。
もう、見栄張って1人で出歩くことはしません。方向音痴であることを認めます。

■地獄の林道歩き
林道が苦手なのになぜ下山を上高地にしてしまったのでしょうか。
初めてだから新鮮な気持ちで行けるとでも思ったのでしょうか、計画した自分に呆れます。
せめて晴れならばそびえ立つ山々を眺めつつ楽しめたのかもしれませんが、ガスっていて梓川も灰色をしていました。
あぁ、単調な林道歩きの克服はどうしたらいいんでしょうか。

・・・あんまり参考にならないことばかりでした、ここまで読んでくださった方、駄文にお付き合いくださいましてありがとうございました。

でも、天気が悪くても、あの山の深い場所にいる時の気持ちは何ものにも代え難い。
また、きっといつかリベンジしたいと思う。

コメント

よし

山ですね。
山は魅力的ですね。まだ登り始めて3年目の中年山ガールですな、水浸し、重いザックなど引き込まれました。濡れないなんてこと思ってませんが、これからいろいろなことが起こるんだろうと覚悟しました、勝手に💦あの、山の深いところにいる時の気持ちは何ものにも代え難い、とてもじみた言葉でした。
ありがとうございました。

yucco

Re: 山ですね。
yoshimi0409さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
恐らく、普通の方は防水対策も含めしっかりした装備で臨まれているので、水浸しになるようなことはないと思うのですが・・・お恥ずかしい限りです
反面教師にしていただければ幸いです。
本当に山は魅力的ですね、特に１泊しないと行けないような場所は人の気配が薄まってより自然に近づけている気がして大好きです。
これからも素敵な山ライフを楽しみましょう！

よし

Re[2]: 山ですね。
誤字ありました。とてもこころにしみたことばでした、です。
表銀座縦走路は、是非ともいきたいこーすです。頑張ります。