h321さん、おはようございます。
雨の後、予想以上に早く天候回復してくれたおかげでした。
ダメだと思ってましたが、すばらしいカールを堪能しました。
かなりのロングですが、子供より親の疲労が強いです(笑)。
天候 | 1日目:雨! 2日目:雨!〜晴れ 3日目:晴れ〜曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路:新穂高温泉〜ひがくの湯(入浴&夕食)〜松本IC〜長野道〜岡谷JCT〜中央道〜東京 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースグレーディング:新穂高〜黒部五郎10c 新穂高〜鏡平小屋:雨天時は沢の増水、登山道の浸水に注意。勇気ある撤退も。 鏡平小屋〜双六小屋:整備良好、特になし。 双六小屋〜黒部五郎小舎:中道ルート、特になし。 黒部五郎小舎〜三俣小屋:トラバースルート、特になし。 三俣小屋〜鷲羽岳:特になし。 鷲羽岳〜水晶小屋:特になし。 水晶小屋〜水晶岳〜水晶小屋:岩場に少し注意。ストック畳み、三点支持。 水晶小屋〜黒部源流〜三俣山荘:黒部源流点は標識有るが実際の源流点はもっと上。雨中雨後は増水に注意。 三俣山荘〜新穂高温泉:特になし。 |
その他周辺情報 | 一般県道槍ヶ岳公園線:2030〜0500夜間通行止め(浮石のため) 新穂高温泉駐車場:金曜は平日のため混雑なし。市営新穂高第3駐車場(登山者専用)に駐車(無料、WCあり)。http://kankou.city.takayama.lg.jp/s/_res/projects/kankou/_page_/002/000/369/map201602ver4.1.1.pdf わさび平小屋:宿泊だと風呂もあり、そうめん、冷やし野菜など有名。WC簡易水洗。水無料。http://www.sugorokugoya.com/wasabi/shokai/wasabi_shokai.html 鏡平山荘:かき氷が有名。WCバイオ。水有料。http://www.sugorokugoya.com/kagami/shokai/kagami_shokai.html 双六小屋:軽食充実。WC簡易水洗。水無料。乾燥室強力!http://www.sugorokugoya.com/sugoroku/shokai/sugoroku_shokai.html 黒部五郎小舎:1泊2食大人¥9500小人¥7500弁当¥1100、WC簡易水洗、水無料。http://www.sugorokugoya.com/kurobe/shokai/kurobe_shokai.html 三俣山荘:1泊2食大人¥9500小人¥7500弁当¥1100、WC簡易水洗、水無料。軽食(0830〜1600)、http://kumonodaira.net/mitsumata/index.html 水晶小屋:1泊2食大人¥9500小人¥7500弁当¥1100、軽食あり。WCあり。水有料。http://kumonodaira.net/suisho/index.html |
MYアイテム |
unchikutareo
重量:-kg
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個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
ヘルメット
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息子小4、娘小6
北海道遠征は終わった。しかし、以前から調整して金土の休みも取っている。最後の夏休み登山は北アルプス最奧の鷲羽水晶黒部五郎だ。私の足の回復を見ながら、一気に3座登っちゃうぞ!早速、ICI登山本店で靴のフィッティングを見てもらい、インソールの変更を決断。なんかいいみたい。靴変えなくても大丈夫そう。最初は折立から雲の平経由環状縦走予定だったけど、前日通常勤務なので無理と判断。新穂高からに変更。初日、2日目の宿泊をどうするか?かなり悩んだ。前半悪く次第に回復していく天気予報を考え、初日に行ければ黒部五郎小舎まで行く予定。北海道で消費予定の食料が余りまくっているので、素泊まりで自炊も検討したけど、大事をとって食事付きとする。雨の具合では計画縮小〜中止も考えねば。0500まで新穂高通行止のため金曜0300東京発。中央道〜長野道を進む。1年ぶりの新穂高。平日なので無料駐車場も余裕。
1日目:雨は駐車場では降っていない。が、天気予報に従い、雨装備でスタート。今日は出来れば黒部五郎小舎まで行きたいけどどうかな。林道から降り始める。すごい湿度だ。汗をかきまくる。途中の天然クーラーが救い。わさび平で早速、そうめんと冷やし胡瓜を食べる。橋のところから小池新道。すばらしい整備だが、雨が降ってきて、登山道は水浸し。ふだんの涸沢も驚きの水量。幸い、秩父沢出合の橋はまだ通行可能だった。鏡平へ登るにつれ、隣の沢が氾濫しつつあり、登山道は斜里岳の沢ルートのよう。鏡平では雨宿りの登山者で大混雑!従業員の人もテンパっている。我々も鏡平泊を薦められる。でも、この先は昨年の槍笠縦走で通った道で危険箇所はない。問題は雷だけ。それも遠いし、山頂部の通過はないので双六まで行くことにする。もちろん、景色は皆無。雷は黒部五郎のほうで鳴っているが近づく気配はない。悪天候のためライチョウ親子が我々を先導してくれる。
双六テント場でテントもある。大変そうだ。なんとか無事、双六小屋到着。正直ホッとした〜。当然、予約してた黒部五郎小舎へ行くのは中止し双六小屋泊決定。双六小屋は空いていて、個室扱いにしてくれた!着いて早々、談話室で軽食を食べまくり。そして、乾燥室の性能がよく、ぐちょぐちょの靴下も短時間で乾くほど。でも、ザック、靴の乾燥はダメ。でも乾かしたいかったな。違反者の荷物が外に出されてました〜。夕方、一時的に雨とガスが晴れ三俣小屋が見える。夕食は天婦羅!!美味しいけど、味より天気が気になる。明日は早出は到底無理なので、談話室でケーキ食べたり、トランプしたり。
2日目:夜半に強風と強い雨音で目が覚める。あ〜あ、今日はやっぱり停滞かな?雨の具合で出発を遅らせ、三座は諦めるかな。430に朝食。みな、表情が暗い。テレビの天気図とにらめっこ。すると、良いスピードで前線が南下してきているゾ。一応いつでも出発できるように準備して待機。でも0600過ぎには凄い風と雨。むしろ強くなってきた気がする。萎える。そんな中、三俣方面から辿りついてきた3人組。ビショビショだ。しかし、彼らが到着して暫くすると不思議なことに、急に雨が止んでガスが晴れてくる。鷲羽も姿を現す。行くなら今だ!とばかりに黒部五郎岳へ出発。濡れた靴が冷たい(涙)。双六岳を登り始めても雨はないぞ。中道ルートへ。お〜景色が現れてきた!神は我らを見放さなかった〜!槍穂高も見えてくる。やっぱり景色があると最高な場所だ!300名山の三俣蓮華岳に挨拶。鷲羽水晶〜雲の平、薬師に黒部五郎、絶景だ。小舎のある黒部平への下りが結構ある。帰りが心配。小舎の絶景テラスで軽食を頂く。この小屋は一度泊まりたいな。小屋の方に「昨日来る予定だったお客さん?」と聞かれる。「昨日は雷凄かったよ〜」だって。荷物は小屋にデポしてアタックザックで出動。カールまでの緩斜面を登る。天気は晴れてきて暑いくらい。涼やかな源流に触れ合いながら登る。カールは雑誌で見るように美しい!しかも他に人はいなくて独占状態。きついカールの壁を登って肩へ。今度は北股岳〜太郎平〜薬師岳の絶景。こちらから団体さんも登ってきた。そして黒部五郎岳登頂。93座目。凄い景色だ!登頂後、そそくさと黒部五郎小舎へ戻る。カップ麺で休憩してたら小屋のご主人に、「三俣行くんですよね?時間大丈夫ですか?」と心配される。急いで三俣小屋へ向かう。なんとか1700前に到着(電話予約してた)するが満員とのことで、制御室という小部屋に宿泊(STAFF ONLYと書いてある部屋!)。夕食は2回転目の1740〜。ご飯お代わりしようとするも、しにくい雰囲気。なんだかな〜。
3日目:制御室は狭くて機械音が絶えずあり、布団も湿っており、いまひとつの睡眠。今日はロングコース。でも、この山行で一番良い天気のはず。0400に小屋前にザックをデポ(という名の日光消毒)して、アタックザックのみで、暗いうちから鷲羽へ。星空が綺麗だ。流れ星も。そして、ひたすら登る。途中、鷲羽池も美しい。丁度、山頂で日の出。94座目!私は、ここからの景色を一生忘れない!ここから、ワリモ岳へ。ワリモ岳も山頂は黒っぽい。段々、日が差してきて、黒部五郎などにも日が当たってくる。ワリモ分岐から水晶小屋へ。雲ノ平も美しい。水晶小屋手前でストックを置く。注意すべき岩場だけど、無事登頂。95座目!狭い山頂だし、そそくさと降りる。帰りは岩苔乗越から黒部源流へ降りるルート。ここも雨後は気をつけるべきルート。一昨日は雲ノ平に行けない人もいたらしい。しかし、歩きにくいルートだ。三俣小屋へ登って、2F食堂で軽食。ラーメン、ジビエもみじ丼(牛丼のジビエバージョン)、ボロネーゼを食べる。ゆっくりしていられない!ふとん越しの槍を見ながら出発。双六小屋でケーキを食べ、鏡平でトイレ休憩。北海道遠征で傷めてから、なんとか頑張っていた私の足も遂に限界に達する。だましだまし降りる。シシウド平から見た橋の遠さに絶望。最後の林道辛かったな。やっと、新穂高温泉に帰還!3日間よく歩きました!ひがくの湯で入浴&夕食。息子も足の擦れで痛かったと。やはり、初日の雨で靴が濡れたのが良くなかったよう。でも、後半の素晴らしき景色は最高でした。北ア深部の山々に感謝!いつかは雲ノ平に行きたいな。帰りの中央道の渋滞は異常でした〜。疲れた=。
家族全員百名山も完登まであと5座!!