【野口五郎岳ほか（長野・2924m）】雲ノ平を経て裏銀座を縦走、船窪小屋との出会い

2011年08月15日(月) 〜 2011年08月18日(木)

• GPS: 77:30
• 距離: 48.4km
• 登り: 4,455m
• 下り: 4,369m

コースタイム

15日　折立登山口7:00→10:00太郎平10:15→11:55薬師沢小屋12:10→15:30雲ノ平山荘

16日　雲ノ平山荘5:20→水場経由→祖父岳7:05→8:15水晶小屋8:50→11:35野口五郎小屋12:00→14:05烏帽子小屋

17日　烏帽子小屋5:25→不動岳7:20→船窪岳第2ピーク9:20→船窪岳10:15→船窪乗越10:35→11:45船窪小屋

18日　船窪小屋5:35→北葛岳6:55→7:30北葛乗越7:45→蓮華岳9:05→9:50針ノ木小屋10:00→大沢小屋11:40→12:30扇沢

天候

15日　曇り時々晴れのち雨
16日　曇りのち晴れのち雨
17日　曇りのち雨のち晴れ
18日　曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

折立登山口:バス

☆富山駅前からは直通バス、有峰口駅からは路線バスが運行されています。
http://www.chitetsu.co.jp/

☆富山駅前で前泊される場合、地鉄ホテルでは乗車券とセットになった宿泊プランもあるようです。乗り場からも近く便利ですヨ。
http://chitetsu-hotel.com/

コース状況／危険箇所等

迷うような箇所はありませんでした。

薬師沢出合〜雲ノ平/岩場の急登、下山に使う時は要注意です。

不動岳〜七倉テント場/ロープ、ワイヤーもさることながらアップダウンが激しく体力が消耗する上、崩落して足元が危うい箇所があります。

北葛乗越〜蓮華岳(蓮華の大下り)/下部はワイヤーの連続ですが、足場はしっかりしています。中央部からはガレ場でやや歩きにくいですが、比較的緩やかな傾斜となります。

針ノ木峠〜扇沢/秋道は崩落が激しいか、岩がゴロゴロしていて歩きにくいです。全体的にアップダウンがあるため、思いのほか苦しい思いをしました。

写真

意外と便利な急行きたぐに

ここからスタート・折立登山口

太郎坂を抜けた辺り

薬師岳は雲の中

太郎平

薬師沢小屋のたもとに流れている奥ノ廊下の透き通った流れ

雲ノ平への直登を登りきると雨だった

晴れていれば、水晶岳と雲ノ平山荘が見えるはず。。。

雲ノ平山荘の石狩鍋、あったまりました。

雲ノ平山荘から水晶岳を望む

白い霧の中の水晶小屋、カレーが美味しいと思います。

東沢乗越

この辺りから晴れてきた。

読売新道と黒部ダム方向を望む

雲ノ平山荘のいわなの甘露煮弁当、ボリュームが結構あって、食べた後思うように動けなくなる(笑)

この景色、最高です!

山岳ガイド1号

野口五郎小屋

三ツ岳付近

イイ感じですね!

烏帽子小屋

美味しくいただきました!

ホントに尖がっているんだな、烏帽子岳

晴れ間が見えてテンションが上がります。

先は長いけど頑張るぞ。

お供の行動食たち

この辺りから雨に降られる。雨は気力・体力を根こそぎ持っていきましたとさ、めでたし、めでたし…。んなワケない!

船窪小屋です。

最終日くらい、のんびりコーヒー片手に山日記を書いてみる。ドリップコーヒーで400円って、スゴイと思う!

船窪小屋の外観です。

こんなところでコーヒー飲んでのんびりしてました。至福のひとときでした。

船窪小屋の囲炉裏。これを囲んで山トークも楽しいひととき。

船窪小屋の夕食です。

小屋番のときさんです。料理の説明をしてくれてます。

おつけものー。

ランプの宿なのです、味がありますよね。

さるなしとブルーベリーのゼリーです。電気も水道もないのに、どうしてこんな手の込んだ料理ができるのだろう。

山のおかあさん、とても優しいです。

食後しばらくして、ネパールティーが振舞われました。

出発の時、見えなくなるまで手を振ってくれました。もう少しで感動して泣きそうでした。

ありがとう、船窪小屋!

山岳ガイド2号

山岳ガイド3号

蓮華の大下りを「登り」ます。

山岳ガイド4号

針ノ木小屋です。

この谷を下りるとゴールです。

ゴール。やっぱり山は良いもんですねー♪

感想

shirayama

秋雨前線の影響を心配しながらでしたが、結果的には大満足の縦走で、とても良い思い出になりました。

○1日目(折立〜雲ノ平山荘)
薬師沢小屋での宿泊を予定していましたが、翌日のことと薬師沢小屋に着いた時点で時間的に余裕があったため、雲ノ平山荘に変更しました。
薬師沢小屋からの直登、ここでいかに体力・気力の消耗を抑えるかがカギ。直登の終盤から雨に降られ、木道に入っても眺望は望めずじまい、おかげで心折れながら山荘入りしました。

○2日目(雲ノ平山荘〜烏帽子小屋)
野口五郎小屋での宿泊を予定していましたが、1日目同様、烏帽子小屋に変更しました。
時折晴れてくれて、稜線散歩を楽しむことができました。

○3日目(烏帽子小屋〜船窪小屋)
あわよくば針ノ木までと思いましたが、船窪岳第2ピークを過ぎたあたりから雨に降られ、また、すれ違う人たちが口々に「船窪が良いよ」と言っていたのもあって、あっさり船窪小屋での宿泊にしました。
やはり、不動岳からがキツかったです。

○4日目(船窪小屋〜扇沢)
七倉岳〜蓮華岳が難所と思って覚悟してましたが、ペース配分がうまくいったことと、前日の苦労があったこと(笑)で、それほど苦になりませんでした。
逆に針ノ木峠〜扇沢が、しんどいと感じました。
蓮華岳からの眺望がゼロだったのが唯一の悔いです。

コメント

sakura

健脚ですね
shirayamaさん

こちらにもコメしますね

やっぱり健脚です。記録読んでつくづくそう思いました。

船窪小屋また絶対に行きましょう

ちなみにトキちゃん人気は絶大らしく、帰りのタクシーで同乗した信大生が絶賛してました。私も同意です

shirayama

Ｒｅ：健脚ですね
sakura0725さん

コメントありがとうございます。

ときちゃん、ヤバイっすよね。
ときちゃんといい、あの小屋といい、
何か絵に描いたようなシチュエーションですよ。
映画かドラマの世界のようでした。

元小屋番のひかるさん（ネパールお茶会の司会やってた）も、キレイでした。

あの小屋の小屋番さん、オーディションやるんかとも思ったくらいです…

船窪小屋と、小屋のご主人が復活させた古道も行ってみたいですね

ときちゃん…、いや、蓮華岳へ（笑）

京のスター

shirayamaさん、こんにちは。
このルートも是非行ってみたいです

shirayamaさんが船窪小屋にちょくちょく行かれる理由が分かりました(笑)

確かに、ときさん・・・超ベッピンですね

shirayama

HIDENORI-Tさん、こんにちは。
トキさんは、何でこの山奥に、
あか抜けたキレイな人が？

しかも、気配りも良くて、
小屋番さんにはもってこいだし。

小屋のＨＰを見る限りでは健脚だし。

意外性の連続でしたよ

今年の小屋番のしのぶさん、里美さんもキレイです

ぜひ、船窪小屋へ