読売新道には猛者が集う(烏帽子・野口五郎・鷲羽・水晶・赤牛_全53km)
- GPS
- 42:52
- 距離
- 51.2km
- 登り
- 4,931m
- 下り
- 4,631m
コースタイム
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 10:26
- 山行
- 10:25
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 12:01
- 山行
- 9:27
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 10:38
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:46
2019-08-10 06:18:52
合計時間: 10時間46分
平面距離: 10.62km
沿面距離: 11.34km
最高点の標高: 2635m
最低点の標高: 1275m
累積標高 (上り): 1927m
累積標高 (下り): 680m
【2日目】
2019-08-11 04:20:41
合計時間: 12時間32分
平面距離: 14.10km
沿面距離: 14.58km
最高点の標高: 2932m
最低点の標高: 2504m
累積標高 (上り): 1415m
累積標高 (下り): 1034m
【3日目】
2019-08-12 04:30:15
合計時間: 10時間47分
平面距離: 11.48km
沿面距離: 11.98km
最高点の標高: 2989m
最低点の標高: 1496m
累積標高 (上り): 529m
累積標高 (下り): 1926m
【4日目】
2019-08-13 06:55:28
合計時間: 8時間46分
平面距離: 14.90km
沿面距離: 15.46km
最高点の標高: 1562m
最低点の標高: 1413m
累積標高 (上り): 1229m
累積標高 (下り): 1268m
天候 | 4日間とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【帰り】扇沢駅から、読売新道・奥黒部ヒュッテで一緒だった2人と、タクシー同乗。6400円を3分割。H君、T君、黒部ダムで待っててくれて、ありがとう!(^^)/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは、七倉登山口にあり。 迷い箇所は、ほぼ無し。読売新道も、ルーファイ能力必要無し。 危険箇所は、慎重にいけば、ほぼ無し。個人的に、岩稜帯・砂礫帯が苦手なので、後者(特に斜面トラバース箇所)は、慎重に行った |
その他周辺情報 | 登山後は、七倉山荘と決めていたが、急に閉めると言われ、仕方なく、少し下った葛温泉へ。700円。内湯2、野天1。野天は広く気持ち良いが、内湯も含め、お湯が熱く、疲れ切った体には厳しかった |
写真
感想
百名山・二百・三百が3泊4日で5つクリアできるコース。だいたいコースタイム通りなので、少し早めに宿に着いてしまう感じがあり、2泊3日で周れないか検討したが、烏帽子岳に寄る、鷲羽岳に寄るを入れると、自分の足では無理なことが分かった。また、最終目的地を黒部ダムではなく船窪経由で自力で七倉とすることも考えたが、同様に自分の足では、船窪小屋でもう1泊必要になること、読売新道を途中離脱することになることから、素直に黒部ダムまで歩くことにした。
【初日】
5時、七倉山荘の前でタクシー待ち中、列の前の方と話す。ほぼ同じコース(烏帽子・鷲羽無し)を2泊3日で行くと。家も近く、タクシー同乗後、連絡先を交換する。
ブナ立尾根は、なかなか大変だったが、体力と気力はあり、登り切った時は、意外と短い印象だった(3週前の槍がしんどすぎた)。
烏帽子小屋で上述の方(M氏)と再開。余裕あったので、烏帽子岳を往復してきたとのこと。流石です。荷物、頑張って少なくしますm(_ _)m
荷物最小限で、烏帽子へGo!
三ツ岳・野口五郎岳の眺望に見とれていると、若い方も同様だったので、話す。百名山のこととか話している内に、ちょうど2年前に聖平小屋で目立っていた彼だと分かる。
四十八池まで同行。流石、百名山を制覇しただけあって、色んなことよくご存じでした。
南沢岳に上がったつもりだったけど、実はその手前のピークだったようだ。けど、立山の眺望が抜群で最高だった!
烏帽子岳を北から南へ回り込み、頂上へ。ピークの岩には怖くて立てず、手でタッチだけしました。
夕食は、カレーならOKと言われ、カレーを。美味しかった。
【2日目】
0340起床、野菜ジュース飲みながら用意し、0430出発。
三ツ岳へ上がる途中、白んでくる空に心奪われる。
こんな時間でも人は多く、引っ張られるように登っていたら、三ツ岳の三角点を探し損ねた(三ツ岳山頂は分からなかった)。
野口五郎岳は見えているのだか、遠い。サングラスがない、日程表(行程表)がないとかで、度々ザック下ろして、結果として休憩。
突然現れた野口五郎小屋(の日陰)で休んで再出これ発したら、野口五郎岳山頂はあと僅か。
山頂では、スマートな若い方に出会う。アプリ「山座同定」で判明した俄か知識を披露する。
0920山頂を後にし、ザレ場を下る。
岩稜帯を超え、東沢乗越へ。水晶岳の左側のピーク赤岳に目指す水晶小屋が見えるが、あまりのイワイワに心がやられる。気温24℃だけど、日射しがキツいんだよなぁ。
意を決して登り始めるが、あと40分なので休憩は無しと決めたにもかかわらず、大岩の日陰でたまらず休憩…。
なんとか辿り着いた水晶小屋は非常に混み合っていた。
1305荷物最小限で鷲羽岳へGo!1710の夕飯までに帰って来ないといけないが、下りは若干ザレているので、たらたらと歩く。
1340ワリモ岳北分岐で鷲羽岳直登ルートへ。ワリモ岳は思っていたよりしっかりした山だった。コルからは、一気。分岐から鷲羽岳までは楽だった。
山頂からは、鷲羽池&槍ヶ岳、三俣テント群&三俣蓮華岳など眺望良。
ただ、水晶の方が黒雲に覆われてきたので、帰る。
夕食は、シャビシャビのカレー。ゼリーは美味しかった。
夕食後、野口五郎岳山頂で会ったスマートお兄さんと歓談。トレランもやるとのことだった。
夜、布団は2枚で5人状態なので、互いに触れないようにしながら寝た。
【3日目】
一階の食堂で荷物詰め。今朝は体が火照ってるので、はじめから2枚。
水晶岳手前のピークから、モルゲンロートに染まる水晶・鷲羽・槍・薬師などを写真に収める。
水晶岳山頂では、四十八池へ一緒に行った彼に写真撮ってもらう。
後で、「百名山」読んだら、ちゃんと北峰に三角点って書いてありました(^^;)
赤牛までは、4人パーティーについて行く感じ。ただ、赤牛岳手前のピークを超えたところで、暑さにバテて、岩陰に隠れて、25分くらい休憩した…。
そこから赤牛は比較的楽だったが、山頂では、会話する元気もなかった。
赤牛を10時過ぎに出発。どんどん下る。
砂礫帯は非常に緊張した。何かあるといけないと思い、休憩後追い付いてきた四十八池同行の彼に名前を告げた(Hくん、ありがとう!)。岩稜帯も慎重になり、日射しにやられ、岩陰で休憩。
しかし、少し行くと、樹林帯に入る。風は無くなったが、道はいつも自分が歩いている里山や三百名山くらいと近く、気分的には最後にボーナスステージが現れた感じだった。
ただ、ここで、心配していた水が残り少なくなってくる。
少しは節約していたが、樹林帯の途中、5〜4/8くらいで、4日目用の野菜ジュース200mlを飲み干す。だいたい同じペースで歩いてきた男性、言葉交わす。
2/8の道標がなかなか出て来なくて、精神的にも疲弊した。
ミニドーナツで休憩し、あとはもう一気呵成。直前で女性に抜かれたが、なんとか15時過ぎに奥黒部ヒュッテに到着。沢水で喉を潤す。初日・昨日が、ラストはほぼ空身だったので、この日が一番キツかった。
ヒュッテにザック下ろして、川で水浴び。先に入っていたTくんと話す。Hくんと同行するスピードの猛者。夏は北を中心に攻めてるようだった。今度、海外の山の話聞かせてください(^_^)ノ
風呂で疲れと汚れを落とした後、Hくん、Tくん、抜かれた女性(naoeさん)と乾杯。でも、ヱビスは、さっきヒュッテに着いた時の沢水の旨さには勝てなかった。
【4日目】
平ノ渡し1020に乗るべく0640発予定が少し遅れる。
4日目だが、昨日の風呂と一人一部屋の快適空間のお蔭か、筋肉痛も無く、体調良好。
しばらくすると、先レコで見た異様に長く伸びる木の階段が登場。慎重に慎重に下りる。人の目に焦点を合わせる機能(逆に言えば、見たくないものを見ない機能)が備わっていることに感謝した。
ガーミンで確認し、それほど遅いペースではないと分かっているが、渡し船の時間が気になる。定員10名で乗れなかったら、何分遅れになるんだ?
何度も何度も木の階段を上ったり下りたり。
そうこうしている内に、川の綺麗なコバルトブルーが目に入ってくる。
渡しには、結局、1時間の余裕をもって到着。
相変わらず速いHくん・Tくんと言葉交わした後、昨日から同じペースの男性と話す。高校時代から登っているというから、もう何十年ものキャリアだ。
渡し船は、なかなか面白い体験だった。山に登っていて、船に乗るとはね(^^ゞ
平小屋に着いた後も、木の階段が続く。上述の男性と抜きつ抜かれつしながら、川のそばの蛇行した道を歩く。気温は28℃。標高で下がった分、気温は上がったようだ。
途中からは男性(Oさん)が待ってくれる形となり、最後、ロッジくろよんまで。
後は、舗装道で、流石なヘルメットを取った。
今回、ずっとヘルメットをしていた理由などを話しながら、Oさんの武勇伝も聞く。
黒部ダムの放水に輝く虹が綺麗だった。
ダムでは、Hくん・Tくんが待っていて(?)くれた。
Oさんと電気バスに乗り、扇沢へ。
4日間の旅が終わった。
多くの人に励まされ、力をもらって、歩ききることができた。
自分のペースを守ることと、自然体で受け入れること、両立は難しいが、今回、少しそれができたように思う。
次回、大型山行は、10月の東北の紅葉です。
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