ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 210349
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

鷲羽、水晶、三俣蓮華、双六、笠ヶ岳〜北アルプス大満喫〜

2012年07月22日(日) 〜 2012年07月25日(水)
 - 拍手
GPS
80:07
距離
55.0km
登り
4,625m
下り
4,611m

コースタイム

 <1日目:7月22日>
  06:45 新穂高無料駐車場
   ↓
  08:04 わさび平小屋
   ↓
  08:31 小池新道入口
   ↓
  09:15 秩父沢
   ↓
  09:31 チボ岩、小休憩
   ↓
  10:06 イタドリヶ原
   ↓
  11:19 鏡平、小休憩
   ↓
  12:41 弓折乗越
   ↓
  13:09 花見平
   ↓
  14:01 双六小屋、小休憩
   ↓
  14:37 巻き道分岐
   ↓
  16:20 三俣峠
   ↓
  16:49 三俣山荘(宿泊)
 
 <2日目:7月23日>
  04:30 起床、槍ヶ岳鑑賞
   ↓
  05:40 三俣山荘
   ↓
  06:57 鷲羽岳山頂、小休憩
   ↓
  07:39 ワリモ岳山頂
   ↓
  07:57 ワリモ北分岐
   ↓
  08:39 水晶小屋、小休憩
   ↓
  09:26 水晶岳山頂
   ↓
  10:18 水晶小屋分岐
   ↓
  10:48 ワリモ北分岐
   ↓
  10:55 岩苔乗越
   ↓
  11:59 黒部川水源地標、小休憩
   ↓
  12:35 三俣分岐
   ↓
  13:42 三俣峠
   ↓
  14:00 三俣蓮華岳山頂、小休憩
   ↓
  15:26 双六と中道の分岐
   ↓
  16:05 中道分岐
   ↓
  16:19 双六小屋(宿泊)

 <3日目:7月24日>
  04:00 起床、双六小屋出発
   ↓
  04:36 樅沢岳、日の出チェック
   ↓
  07:21 双六小屋
   ↓
  07:51 春道の分岐
   ↓
  08:16 双六岳山頂
   ↓
  09:33 ヘリ作業待機
   ↓
  09:57 双六小屋
   ↓
  10:54 花見平
   ↓
  11:10 弓折乗越
   ↓
  11:21 弓折岳山頂
   ↓
  12:39 小休憩
   ↓
  13:28 秩父平
   ↓
  14:56 笠新道分岐
   ↓
  15:30 抜戸岩
   ↓
  16:22 笠ヶ岳山荘(宿泊)

 <4日目:7月25日>
  04:30 起床、日の出チェック
   ↓
  07:05 笠ヶ岳山荘
   ↓
  07:16 笠ヶ岳山頂
   ↓
  07:45 笠ヶ岳山荘出発
   ↓
  08:13 抜戸岩
   ↓
  08:51 笠新道分岐
   ↓
  09:05 抜戸岳山頂(道間違えた)
   ↓
  09:15 笠新道分岐
   ↓
  10:19 杓子平、小休憩
   ↓
  11:30 2100Mの看板
   ↓
  11:45 1920Mの看板
   ↓
  12:41 笠新道登山口
   ↓
  13:15 お助け風(風穴)
   ↓
  13:36 登山口
   ↓
  13:52 新穂高無料駐車場
天候  7月22日:曇りのち雨
 7月23日:晴れのち曇
 7月24日:曇のち晴れ
 7月25日:曇
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 新穂高無料駐車場を利用
コース状況/
危険箇所等
 帰りの温泉:中崎山荘 奥飛騨の湯(700円)
 ※双六山荘に置いてあったチケット利用
新穂高無料駐車場より出発
新穂高無料駐車場より出発
ニッコウキスゲかな
1
ニッコウキスゲかな
雨で透明な花びらに
3
雨で透明な花びらに
オコジョ??かわいいですね!
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オコジョ??かわいいですね!
凛と咲いてました
3
凛と咲いてました
鏡槍は見られず
残雪を横断
花見平は本当にお花畑
花見平は本当にお花畑
クロユリかな
双六山荘と樅沢方面
双六山荘と樅沢方面
巻き道を行く
一部日が差していました
一部日が差していました
雪渓横断。慎重に
雪渓横断。慎重に
双六方面はガス
三俣山荘で宿泊
2日目朝の山荘前からの北鎌〜槍ケ岳
2日目朝の山荘前からの北鎌〜槍ケ岳
この景色見られて感激。初日雨を突き進んだかいがあった。
4
この景色見られて感激。初日雨を突き進んだかいがあった。
大天井かな
鷲羽を目指す
滝雲が押し寄せてました
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滝雲が押し寄せてました
穂高方面まで見えた!
4
穂高方面まで見えた!
三俣蓮華方面もビューティフル
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三俣蓮華方面もビューティフル
泊まった三俣山荘が小さくなった
4
泊まった三俣山荘が小さくなった
めちゃくちゃ気持ちよい青空でした
5
めちゃくちゃ気持ちよい青空でした
黒部五郎カール方面
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黒部五郎カール方面
奥は薬師かな?
遠くに笠ヶ岳の頭が見えました。遠いな〜
3
遠くに笠ヶ岳の頭が見えました。遠いな〜
双六方面。このコントラストがいい
双六方面。このコントラストがいい
水晶方面
鷲羽池のバックに槍。これを見たかった!
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鷲羽池のバックに槍。これを見たかった!
稜線がお見事です
3
稜線がお見事です
奥には野口五郎への稜線
奥には野口五郎への稜線
鷲羽山頂より
ワリモ岳
なかなか手ごわそうな鞍部
なかなか手ごわそうな鞍部
ワリモ頂上
水晶までの稜線が素晴らしかった
4
水晶までの稜線が素晴らしかった
本当に大パノラマ
4
本当に大パノラマ
ワリモ分岐
お花畑とともに
カラフルな稜線。歩きやすかったです。
カラフルな稜線。歩きやすかったです。
徐々にガスが・・・
徐々にガスが・・・
滴があると一味違います
3
滴があると一味違います
水晶小屋到着
水晶までのルート
水晶までのルート
もう少しで山頂なのにガスが・・・
もう少しで山頂なのにガスが・・・
やった!ライチョウが見れた!
やった!ライチョウが見れた!
水晶岳山頂
帰りにはライチョウが登山道に
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帰りにはライチョウが登山道に
ヒナがかわいらしい!
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ヒナがかわいらしい!
近づいても逃げていかない
5
近づいても逃げていかない
だんだん曇り傾向
1
だんだん曇り傾向
お花畑のバックに鷲羽、三俣蓮華
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お花畑のバックに鷲羽、三俣蓮華
この稜線の眺めが好きです1
3
この稜線の眺めが好きです1
雲の平方面
この稜線の眺めが好きです2
1
この稜線の眺めが好きです2
この稜線の眺めが好きです3
この稜線の眺めが好きです3
ワリモ分岐
岩苔乗越から三俣山荘へ
岩苔乗越から三俣山荘へ
雪渓が崩れていた
雪渓が崩れていた
えっ!!ここを行くしかない??めちゃ怖かった!!
えっ!!ここを行くしかない??めちゃ怖かった!!
無事雪渓を通過後、三俣蓮華がきれいな青空と共に
3
無事雪渓を通過後、三俣蓮華がきれいな青空と共に
気持のよい青空と雪解けの流れ
気持のよい青空と雪解けの流れ
黒部源流標識
鷲羽はガスってきた
鷲羽はガスってきた
三俣分岐。この登りが少し堪えた
三俣分岐。この登りが少し堪えた
三俣山荘と鷲羽岳
4
三俣山荘と鷲羽岳
ヘリが荷物の上げ下ろしをしてました
ヘリが荷物の上げ下ろしをしてました
双六方面の残雪
三俣蓮華に登る途中より
三俣蓮華に登る途中より
7月も終わりそうなのにまだこんなに雪が
2
7月も終わりそうなのにまだこんなに雪が
表銀座方面
鷲羽〜水晶の眺め。登ってきてから振り返るとなんか嬉しい
5
鷲羽〜水晶の眺め。登ってきてから振り返るとなんか嬉しい
双六岳もまだ行けそうでした
1
双六岳もまだ行けそうでした
三俣蓮華山頂より鷲羽方面
三俣蓮華山頂より鷲羽方面
三俣蓮華山頂より双六方面。笠ヶ岳も見えた!
三俣蓮華山頂より双六方面。笠ヶ岳も見えた!
曇っていても充分いい眺め
曇っていても充分いい眺め
鳥の名前がわかりません
鳥の名前がわかりません
槍ヶ岳も見えてきました
1
槍ヶ岳も見えてきました
山頂に立ってからガスが晴れてくれてラッキー
山頂に立ってからガスが晴れてくれてラッキー
薬師方面かな
双六へ向かう途中でまたライチョウさん
双六へ向かう途中でまたライチョウさん
ガスってたので山頂はやめて中道へ
ガスってたので山頂はやめて中道へ
シャクナゲ?
残雪で通常ルートはダメでした
1
残雪で通常ルートはダメでした
双六山荘で宿泊。きれいで雰囲気の良い山小屋でした。
双六山荘で宿泊。きれいで雰囲気の良い山小屋でした。
双六山荘の人から勧められた樅沢岳からご来光眺めに
双六山荘の人から勧められた樅沢岳からご来光眺めに
雲の中より槍が!
雲の中より槍が!
ガスが晴れるとこんな感じ
1
ガスが晴れるとこんな感じ
槍アップ
笠ヶ岳方面も一瞬顔を出してました
1
笠ヶ岳方面も一瞬顔を出してました
穂高連峰
鷲羽方面
餓鬼方面?
双六、黒部五郎方面
双六、黒部五郎方面
西鎌尾根越しの槍。感激・・・
3
西鎌尾根越しの槍。感激・・・
雲がまたいい味を出す・・・
雲がまたいい味を出す・・・
去年登った西穂まで見えた
去年登った西穂まで見えた
ガスが晴れた!
槍をアップ!
遠くに乗鞍と焼岳
1
遠くに乗鞍と焼岳
双六方面
双六山荘に戻って今度は双六山頂へ
双六山荘に戻って今度は双六山頂へ
春道から行く
丸山へのきれいな稜線
2
丸山へのきれいな稜線
登りきった時には槍が見えなかった
登りきった時には槍が見えなかった
奥双六の稜線
稜線バックに鷲羽〜水晶
稜線バックに鷲羽〜水晶
表銀座方面。どこが燕?
表銀座方面。どこが燕?
双六岳山頂
山頂からの黒部五郎方面
山頂からの黒部五郎方面
双六山頂より槍は見えず
1
双六山頂より槍は見えず
笠ヶ岳も雲かぶっていました
笠ヶ岳も雲かぶっていました
広い山頂直下
槍が顔をのぞかせた!
槍が顔をのぞかせた!
花のバックに表銀座
花のバックに表銀座
花のバックに鷲羽岳
2
花のバックに鷲羽岳
大天井と樅沢方面
大天井と樅沢方面
山荘に戻り、笠ヶ岳を目指しました。
山荘に戻り、笠ヶ岳を目指しました。
双六山荘はまた泊まりたいな
双六山荘はまた泊まりたいな
お花セレクション1
お花セレクション1
お花セレクション2
1
お花セレクション2
お花セレクション3
お花セレクション3
お花セレクション4
お花セレクション4
お花セレクション5
お花セレクション5
お花セレクション6
2
お花セレクション6
お花セレクション7
お花セレクション7
お花セレクション8
お花セレクション8
お花セレクション9
3
お花セレクション9
お花セレクション10
お花セレクション10
お花セレクション11
お花セレクション11
お花セレクション12
お花セレクション12
お花セレクション13
お花セレクション13
お花セレクション14
お花セレクション14
お花セレクション15
お花セレクション15
お花セレクション16
2
お花セレクション16
お花セレクション17
お花セレクション17
お花セレクション18
1
お花セレクション18
お花セレクション19
1
お花セレクション19
お花セレクション20
お花セレクション20
お花セレクション21
お花セレクション21
お花セレクション22
1
お花セレクション22
お花セレクション23
お花セレクション23
お花セレクション24
お花セレクション24
花見平のお花畑
お花セレクション25
お花セレクション25
お花セレクション26
お花セレクション26
お花セレクション27
お花セレクション27
お花セレクション28
お花セレクション28
お花セレクション29
お花セレクション29
お花セレクション30
お花セレクション30
お花セレクション31
お花セレクション31
お花セレクション32
お花セレクション32
弓折岳。標識壊れてました
弓折岳。標識壊れてました
お花セレクション33
お花セレクション33
お花セレクション34
お花セレクション34
お花セレクション35
お花セレクション35
お花セレクション36
お花セレクション36
雪の壁を通る
休憩したらハエが大量でうっとおしかった
休憩したらハエが大量でうっとおしかった
お花セレクション37
お花セレクション37
秩父平到着
迫力ある岩
雪渓を登らず巻き道を行きました
雪渓を登らず巻き道を行きました
秩父岩?
登ってきた稜線が一瞬見えた
1
登ってきた稜線が一瞬見えた
まだまだ登らないといけませんでした
まだまだ登らないといけませんでした
抜戸岳への分岐
笠新道への分岐。ヘロヘロでした。
笠新道への分岐。ヘロヘロでした。
抜戸岩です
またしてもライチョウ
1
またしてもライチョウ
急に登山道に向かって暴れだすライチョウ
2
急に登山道に向かって暴れだすライチョウ
ようやく山荘が見えてきた!
1
ようやく山荘が見えてきた!
励まされました
笠ヶ岳山荘に宿泊
笠ヶ岳山荘に宿泊
小笠とケルン
登ってきた稜線
夕方に穂高方面が晴れた!
1
夕方に穂高方面が晴れた!
やりました、槍と大キレットがくっきり!
1
やりました、槍と大キレットがくっきり!
槍と登ってきた稜線
1
槍と登ってきた稜線
ガスが晴れ、格別の眺め
ガスが晴れ、格別の眺め
本当に来てよかったです・・・
2
本当に来てよかったです・・・
雪渓を入れて槍〜穂高連峰
雪渓を入れて槍〜穂高連峰
あんな遠くから来たのだと改めて感慨深くなりました
あんな遠くから来たのだと改めて感慨深くなりました
雲がいい味を出していました
雲がいい味を出していました
何回もすみません
何回もすみません
また槍アップ
うっすら赤く染まる
うっすら赤く染まる
大キレットアップ
2
大キレットアップ
ジャンダルムも
西穂のボコボコまではっきり
西穂のボコボコまではっきり
穂高連峰アップ
感激の夕刻でした
感激の夕刻でした
朝の山荘前より
大キレットのシルエット
4
大キレットのシルエット
穂高連峰のシルエット
1
穂高連峰のシルエット
雲の上の槍のシルエット
3
雲の上の槍のシルエット
遠くに富士山、南アルプスのようです
遠くに富士山、南アルプスのようです
笠ヶ岳山頂方面
焼岳も頭を出してました
焼岳も頭を出してました
明るくなってきた
2
明るくなってきた
朝の穂高連峰
立山方面?
朝の黒部五郎方面
朝の黒部五郎方面
朝の双六、鷲羽方面
朝の双六、鷲羽方面
小笠ケルンのバックに青空と白山?
小笠ケルンのバックに青空と白山?
西穂方面をアップ
西穂方面をアップ
なんか神秘的です
1
なんか神秘的です
身支度してたらなんと山頂はガスに!
身支度してたらなんと山頂はガスに!
山頂は残念ながらガスでした
1
山頂は残念ながらガスでした
山頂から富山岐阜側の眺め
山頂から富山岐阜側の眺め
滝雲が押し寄せていた
滝雲が押し寄せていた
山荘を出発!
また来ますね!
乗鞍方面
霞沢岳、遠くに南アルプス
霞沢岳、遠くに南アルプス
池糖がある
お花セレクション38
2
お花セレクション38
お花セレクション39
1
お花セレクション39
笠新道へ
あれ?抜戸岳山頂?道間違えました!
あれ?抜戸岳山頂?道間違えました!
もう一度やり直し
もう一度やり直し
2度目は間違えず、杓子平へ
2度目は間違えず、杓子平へ
目の前に穂高連峰がでっかく
1
目の前に穂高連峰がでっかく
乗鞍、焼岳方面です
2
乗鞍、焼岳方面です
大キレット〜穂高連峰
大キレット〜穂高連峰
この坂は確かにきついです
1
この坂は確かにきついです
雪渓崩壊箇所
カール地形が美しかった1
カール地形が美しかった1
カール地形が美しかった2
カール地形が美しかった2
コーヒータイムwithキャラメル
1
コーヒータイムwithキャラメル
カール地形が美しかった3
カール地形が美しかった3
ザックのバックにカールを
ザックのバックにカールを
槍が一瞬くもから覗かせてくれた
槍が一瞬くもから覗かせてくれた
お花セレクション40
1
お花セレクション40
笠新道下りからの眺め
笠新道下りからの眺め
お花セレクション41
お花セレクション41
お花セレクション42
お花セレクション42
お花セレクション43
お花セレクション43
お花セレクション44
3
お花セレクション44
お花セレクション45
2
お花セレクション45
蝶3匹で打ち合わせ?
蝶3匹で打ち合わせ?
登山口到着
この水が気持ちよい
この水が気持ちよい
お花セレクション46
1
お花セレクション46
行きに気付かなかった風穴、自然のクーラーです
1
行きに気付かなかった風穴、自然のクーラーです
気持良さそうで飛び込みたくなります
気持良さそうで飛び込みたくなります
新穂高ロープウェイ
新穂高ロープウェイ
4日間の汗を流し、無事下山!
2
4日間の汗を流し、無事下山!

感想

<出発前>
7月22日より会社が3連休でした。昨年kmaxさんより紹介してビビっときた北アルプス
南西部のピークハントに3泊4日で行ってきました!!今回目標とした山頂は双六岳、
鷲羽岳、水晶岳、笠ヶ岳です。

初日は朝早くから登山口を出発できるよう、安曇野のビジネスホテル泊まり。
新穂高無料登山口に6時半頃到着。当初の週間天気の予想に反し、雨での
スタートとなりました。残る3日の天候が回復することを祈って雨具を着て出発
しました。

また今回は3泊4日ということで、グレゴリーTRICONI60リットルを購入しました
ので、そのデビュー記録にもなります。

<1日目>
雨の中、まずは鏡平を目指して出発。わさび平小屋までは上高地から横尾までの
ような車も通れる林道歩きです。小池新道を経由し、チボ岩というところで小休憩。
このあたりでは雨は降ったりやんだりのような状態。道端には花がそこそこ咲いた
状態でちらちら眺めながらの登りでした。

途中で名前のわからない動物(オコジョ?)が登山道の岩の間よりかわいらしい顔を
ヒョッコリ出してました。幸いなことに写真は撮れました!写真を載せておきますので
名前どなたか教えて下さい!(今思えば山小屋で聞けばよかった・・・)

鏡平に到着したときは雨は降っていませんでしたが、ガスで視界はゼロ。残念ながら
池に映る槍・穂高連峰は撮影できませんでした。弓折乗越付近からはカラフルに高山
植物が咲き始めていました。登り進めると雪渓横断箇所がありました。印付きの石が
おいてあり、崖にはなっていないので問題なく通過できました。ただし滑りやすいので
慎重には歩いたほうがよいです。雪渓通過すると花見平の看板あり。お花畑の登場に
なります。ガスに囲まれてましたが十分に満喫できました。

黒百合ベンチを過ぎると遠くに双六小屋が見えてきました。見えてからの小屋までの
距離が意外にあります。テント場には5〜6張ほどと、さすがにこの天候なので少なめ
でした。双六小屋ベンチで小休憩。ビール飲んでた人に「今日はどこまで?」と聞かれ
たので「三俣山荘です。」と言ったところ「おお、行ける、行けるよ。」とのことだったので
多少気は晴れました。

休憩後、双六岳巻き道を経由して三俣峠に向かいました。巻き道については残雪箇所が
何箇所かありました。赤スプレーで印がしてあったので通過には問題ないかと思いますが
看板にもあったように軽アイゼンを使用したほうがベターかとは思います。巻き道を半分程
通過したあたりからでしょうか、急に雨脚が強くなりました。カッパ・ザックカバーもなかなか
水をしみこんだせいや歩行距離でかなり足取りが重くなってきました。三俣峠の途中で下山
してきた人に「分岐まではもうちょっと。」と言われたのですが、なかなか足が思うように進
まず。やっとの思いで三俣峠に到着。あとは三俣山荘までは下りですので一安心でした。

山荘到着は17時前。濡れた雨具類を乾燥室にいれ、自炊で温そうめん作り。悪天候だった
ので行動食のみでしたから薄味ながらも大変おいしく頂けました。紅茶を一杯入れて飲み、
明日の行動計画のおさらいをして眠りにつきました。宿泊者がそれほど多くなかった為、
大部屋に7〜8人で寝たので横のスペースをまったく気にすることなく眠れました。

<2日目>
起きて山荘前に出ると北鎌尾根と槍ヶ岳が顔を出していました。一気に昨日の天気の鬱憤が
晴れて、テンションアップ!元々は山荘から水晶岳に向かおうかと思っていましたが、ガイド
ブックに載っている鷲羽池のバックに槍ヶ岳という写真をぜひとも撮ってみたかったので、予定
変更し、鷲羽岳山頂を目指しました。

見た目通りの急坂でしたが、振り返ると三俣蓮華方面の大展望!山荘付近を通過していく
雲もとても印象的でとても気持ちがよかったです。さわやかな青空で、なんと遠くには最後に
登頂を目指す笠ヶ岳がくっきり!黒部五郎、乗鞍、双六もくっきりでもう大満足でした。

山頂まであと少しのところより、鷲羽池の姿が見え始め、見事にガイドブック通りの大展望!
またまた撮影が楽しくてしょうがなくなってしまいました。槍ヶ岳はもちろん、穂高連峰、さらに
後ろには常念岳も見えてました。そしてさらにピークを目指す水晶方面まで晴れていました。
鷲羽岳山頂での大展望にはもう感無量でした。初日に悪天候をしのいだ苦労が実りました。

鷲羽岳からはワリモ岳を経由して水晶岳へ。この水晶岳に向かう稜線の眺めがとても好きに
なりました。青空、お花畑、池糖、残雪、赤土、稜線のコントラストが随所に見られ格別でした。
ワリモ北分岐を経由して水晶小屋へ到着。この時点から水晶岳にガスが押し寄せてきました。
これは早くしなければと思い、休憩を短めにして出発しましたが残念ながら山頂はガス視界
でした。

しかし、山頂に向かう途中に念願のライチョウを発見。コポコポ鳴いていたので何の音か
最初はわかりませんでしたが、なんとライチョウだったとは!しかもヒナを4羽くらい引き
連れていました。正直かわいかったです!山頂から戻ってくると、今度は登山道にヒョコ
ヒョコ出てきてくれていました。近くで撮影してみようと重い近寄りましたが意外や意外に
逃げて行こうとしないんです。どこかの山荘に書いてありましたが、人間慣れしてしまって
いるんでしょうか。

ワリモ北分岐に戻り、岩苔乗越から黒部源流地点へ降りました。ここが今回もっともおそろし
い思いをするゾーンになるとは思いもしませんでした。それは雪渓通過です。雪渓の端が
溶け落ちているのにこの上を歩いていって本当に大丈夫なのか?しかも人が通過している
感じがあまりなく、本当にビビリました。端はストンと落ちそうだったのでそこから2〜3m離れ
た位置をゆっくり歩き、無事通過できました。情報をきちんと山小屋等で確認するべきでした。

黒部源流は特におもしろみもなく、一息ついて三俣山荘分岐へ。緊張しながら雪渓を降りて
から三俣山荘分岐までを登りきり、かなりバテバテ。三俣キャンプ場の少し上でパワーバーで
糖分補給。すると三俣山荘でヘリが荷物の引き上げをやってました。すさまじい風圧で迫力あ
りますね。休憩後三俣蓮華岳山頂へ。槍方面は登り途中でガスが晴れそうもなかったのが
山頂に到着するなり顔を出してくれました。この日はホントついてました。

三俣蓮華からは双六岳山頂を目指しましたが、急にガスがまた強くなり、視界不良そうだった
ので三俣蓮華でお会いした方に「明日の朝天候が安定した時に見たほうがいいよ!」と言われ
結局中道を経由して双六山荘へ宿泊しました。

山荘の方に日の出を聞いて双六から見ようと考えている旨を話すと「樅沢岳」からの眺めを
お勧めされたので、朝一はそちらに登ってご来光にすることにしました。双六山荘は快適で
きれいな山小屋でした。店員さんの雰囲気もとても明るくて印象がよかったです。

夜中に日焼けであまりうまいこと寝付けなくて夜中の12時頃に外に出てみるとすごい星空!
眺めに浸ってましたが、強風ですぐ寒くなり山荘に戻って結局横になりました。しかし始めての
満点星で感動しました!

<3日目>
朝4:30に起床し、双六山荘の人に勧められた樅沢岳よりご来光を
眺めに向かいました。ザックを小屋に置いてカメラ&防寒具を持って
山頂へ。山頂からは西鎌尾根越しの槍〜穂高連峰とのご対面。残念な
ことに雲が厚くてご来光は見られませんでしたが素晴らしい朝を迎え
られました。

山小屋に下山後は双六岳山頂へ向かいました。通常の稜線ルートからの
登頂はできなかったので春道より登りました。双六岳へも双六山荘に
荷物を置かせてもらって軽い足取りで登れました。ここからも広い山頂
部分から槍ヶ岳が時折顔をのぞかせてくれました。

小屋に戻って笠ヶ岳に向かいました。弓折乗越経由で抜戸岳方面に回る
稜線ルートに向かいました。弓折岳を過ぎるとけっこうアップダウンの
あるルートでした。途中の鞍部で一休憩。ハエがブンブン飛び交っていて
少しテンションダウン。しばらく進むと秩父平に到着。なにか中国風景を
彷彿させるような景色でした。中央の雪渓をかわしながら稜線を登り切り、
ようやく笠新道との分岐に出ました。周りはガスに囲まれてたので気持ち
よい稜線歩きは残念ながら楽しめませんでした。

分岐からも天気が良ければ素晴らしい長めの稜線ルートです。朝から樅沢と
双六に登ったのが堪えたのか抜戸岩過ぎからは完全にバテバテ。笠ヶ岳山荘
までの最後の登りは本当にきつかったです。「ガンバレ」のペンキ文字には
少し励まされましたね。

小屋に到着して受付を済ませ、一息ついていると山荘前から槍・穂高・乗鞍
方面の大絶景が眺められました。小笠に登って景色を満喫。昨日、一昨日に
登ってきた双六、水晶、鷲羽、三俣蓮華方面も見え、その歩いてきた稜線の
ルートを一望できて感激でした。

山荘では食事をおいしく頂き、21時消灯。夜中12時に起き、トイレに
寄った足で外へ出ると2日目に続く満点星の夜空。夜空を楽しんでいた方に
聞くともっと星がよく見える時があるそうです。流れ星も一度見えました!
本当に流れ星ってあるんだと感激でした。この夜空は私にとっては充分すぎる
眺めでした。

<4日目>
起床し、日の出を山荘前より楽しみました。笠ヶ岳方面も晴れていたので、
今日の天気は期待できると思っていましたが、意外に雲の多い朝でした。

山頂には晴れている時行きたいと思っていたのでしばし紅茶を沸かして待って
いたのですが、帰りの心配もあって7時頃に出発。残念ながら山頂はガス。

山荘よりザックを持ち出し、笠新道経由で下山しました。稜線からは6月末に
登った焼岳の頭が見えてよかったですね。稜線もちらほら霧が晴れて登ってきた
ときよりは楽しく歩けました。笠新道分岐到着し、長い下りにさぁチャレンジと
思って歩き進めたら抜戸岳の道標が・・・。見事に道を間違えました。

一旦確認の意味で抜戸岳の分岐地点に降りてもう一度笠新道との分岐より確認
しながら下りルートを発見しました。振り返るとなぜ気付かなかったのか今思えば
かなり疑問。ルートはきちんと確認しなければいけませんね。

笠新道を下っていくと杓子平に出ました。カール地形ですごく雄大な景色。
これまた運のいいことにガスが晴れ、遠くにはまたしても槍・穂高連峰を
眺めながら下りになりました。鞍部でコーヒーとキャラメルをつまみながら
一服。下からは平日でしたがそこそこの人達がこの急坂を上ってきていました。

杓子平からの下山は高山植物を観賞しながらの下りになり、ニッコウキスゲが
ところどころに咲いていて綺麗でした。標高2100m看板以降はガスの影響も
あり、それほど眺めには恵まれず、長い下り坂でした。後半はジグザグ登山道を
駆け下り、無事登山口に到着。登山口に出ている水で涼んでから新穂高温泉への
駐車場に下山しました。

新穂高への下山途中に前を行く方の足が止まっており、どうやらクマに遭遇した
とのこと。4人ほどで立ち止まっていないのを確認後、下山しました。熊スズを
鳴らしていたのは私だけ。最後まで気の抜けない道のりでした。

無料駐車場のマイカーに到着!!充実した3泊4日の北アルプス計画が無事終了
しました。帰りは双六山荘に置いてあった割引チケットの「中崎山荘奥飛騨の湯」
にて3日分の汗を洗い流して帰宅しました。気持のよい硫黄臭のある温泉でした。

<最後に>
一言二言では言い表せない充実し過ぎた3泊4日の山行記録となってしまい、
長文となってしまいました。大変失礼しました。私のできる限りの情報は載せた
つもりです。ご参考にして頂ければと思います。

あいごえ

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