北岳〜間ノ岳


- GPS
- 28:27
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 2,675m
- 下り
- 2,601m
コースタイム
11:15 広河原バス停発
11:30 広河原山荘
14:15 二俣
16:30 八本歯のコル
17:50 北岳山荘着
【7/27】
04:45 北岳山荘発
05:40 中白根山
07:20 間ノ岳
08:30 中白根山
09:05 北岳山荘
10:30 八本歯のコルへの分岐
11:00 北岳
11:25 両俣小屋分岐
11:30 北岳肩ノ小屋
13:10 白根御池小屋
15:30 広河原山荘
15:40 広河原バス停着
天候 | 7/26:晴/曇 7/27:晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
電車:JR中央線・甲府駅 バス:山梨交通バス・広河原バス停 【帰り】 バス:山梨交通バス・広河原バス停 電車:JR中央線・甲府駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大樺沢ルートの雪渓はトレースが残っており、アイゼンも無く歩けましたが、所々にブリッジやラントクルフトがありますので注意。 (当日も、雪渓で転倒されたと思われる年配の方が、手から出血しておりました。) 他にも残雪の見える箇所は幾つかありましたが、どれも登山道には全く掛かっておりません。 登山ポストは、広河原登山口にあります。 【北岳山荘の張り紙より】 ・北岳山荘〜八本歯方面、トラバース道通行可 ・大樺沢ルート、残雪多し、要アイゼン ・大樺沢ルート、広河原〜二俣間、通行解除 ・両俣小屋周辺、熊出没注意 ・左俣沢コース、道不明瞭、また、大滝周辺残雪あり |
写真
感想
ついに、人生初の3000m峰に挑戦。
実は6月にも仙丈ヶ岳(3033m)を目指したのですが、その時は登頂を断念。
今回はある意味、3000m峰への再挑戦となりました。
更に、雪がかなり解けて難易度が下がったようなので、「よし行くか!」と、
かねてより念願だった、標高日本No.2の北岳を目指しました。
日焼けと暑さ、そして高山病への周到な対応・予防策を練り、いざ出発。
【雪渓】
麓の広河原から既に、斜面には雪が見えていましたが、
大樺沢をズンズン登っていると、ついに雪渓に到着。
最近、夏山の暑さにめげていた私には天国のような光景でした。
(さすがに表面は石と土だらけで、綺麗とはいきませんでしたが)
雪渓の上でしばし休憩。
ここまで登って、もう体温の上昇していた体を、ちょっとは冷やせました。
見ているだけでも非常に涼しく、この雪渓だけでも、充分に来た甲斐がありました。
しかし、怖い光景も…
雪渓を登っていると、ご年配のパーティーに追いついたのですが、
良く見ると、その内の一人が、腕からかなり血を流しておりました。
包帯を巻いて登山を再開されていたので、深い傷ではないと思われますが、
おそらく場所的に、雪渓で踏み外されたのでしょう。
【山荘へ】
二俣〜八本歯のコル〜北岳山荘へのルートは、
以前はわかりませんが、今回の登った感じだと道もかなり整備されており、
難易度的には、八ヶ岳の三ツ岳の方が私には厳しいと思いました。
そのルートを通り、北岳山荘へ到着。
平日なのに比較的テントが多く、幕営場所に若干の不安がありましたが、
手続きをした後に場所を探した所、まだ多少余裕があり、問題ありませんでした。
意外と気温が温かく、今回はシュラフを使わず、シュラフカバーを布団代わりに。
深夜に寒くて一度起きてしまいましたが、薄手のフリースを上に羽織っただけで充分間に合いました。
一応、家内に生存確認メールを送信したら、どうやら下界は酷い熱帯夜のようで、
自分の置かれた環境とのあまりのギャップに笑いそうに(失礼)。
【日の出見物】
早朝に出発。
北岳山荘の周りでは、日の出を見物する方々が多く、私も便乗してしばし見物。
早朝は結構冷え込むのですが、晴れた山間から昇ってくる太陽を見ていると、
そんな些細な事を吹き飛ばすぐらい感動しました(笑)
見知らぬ方々と、「綺麗ですね〜」「来て良かった〜」と言いながら、
北岳の日の出を満喫。
【間ノ岳へ】
日の出見物も一段落し、いざ間ノ岳へ。
間ノ岳への道は、岩がゴロゴロした細い道が多かったですが、
起伏は少なく、歩くのにはあまり苦になりませんでした。
更に、まだ早朝なので気温も低かったため、暑さが苦手な私にとっては最良のペースで進めました。
途中、白峰三山を縦走されているらしい女性の方と少しお話。
農鳥岳へ行くにはどこを進めばいいか聞かれましたが、
うーん、私も初めて来たので…。
その辺までの地形はある程度頭に入れていたので、大凡のルートをお伝えしましたが、
たぶん合っていたのだと思います。(間違っていたらすみません)
朝食は、徐々に気温が高くなって来たので、間ノ岳の残雪傍で取りました。
7月下旬に、残雪の傍で食事をする贅沢を満喫。
【北岳へ】
間ノ岳を後にし、北岳山荘を経由し、北岳に進みました。
だいぶ陽も上がってきて気温も上昇してきたため、途中、山荘で水を補給。
暑くなり、人間水タンク状態になりました。
その割には、日陰はひんやりして微妙に寒い。
これが標高3000mの気候か!と少し感心しました。
さて、そんな馬鹿な事をしてばかりいられないので、山荘から北岳山頂へ。
切り立った崖に取り付いた細い道は高度感があり、私にはかなり怖かったです。
たまに道から奈落の崖への落下痕跡が残っていましたが、落石の後ですよね?
まさか…。いや、深く考えまい。
怖い細い道を過ぎ、ちょっとした岩場を登って山頂に到着。
岩場は、頻繁にマーキングされており、ルートが非常に分かり易く、
さほど難しい箇所でもありませんでした。
ただ、山頂に着いてから、東側のバットレスを覗き込むと、さすがに怖い…。
(当たり前ですが)手すりもないので、風に煽られたらすぐ落下しそう。
こういう所を真冬に登って来る方もいるらしく、凄いもんだなと思います。
私には無理だわ…。
【下山】
下山中、二軒の小屋がありましたが、どちらでも水を補給。
またもや人間水タンク状態が続きます。
徐々に下りの傾斜がきつくなってきた頃、足の裏が若干痛み始めましたが、
なんとか無事に広河原へ到着。
バスの出発時刻まで間があるためか、並んでいる客は私ともう一人だけ。
時間もあったので、広河原インフォメーションセンターでソフトクリームを買って
体温を必死に下げました。
食べ終わって再度バス停に戻ったら、いつの間にか20人以上の行列が。
平日にも関わらず、帰りの甲府行きのバスはほぼ満員でした。
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