上高地を起点に穂高岳を周回（上高地〜涸沢〜北穂〜奥穂〜前穂〜上高地）
長野県
岐阜県
kengamine
- GPS
- 31:40
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,265m
- 下り
- 2,264m
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上高地6:45-明神7:20-徳沢8:00-8:45横尾8:55-9:45本谷橋9:55-11:00涸沢ヒュッテ11:15-13:40北穂テン場14:45-15:00北穂高岳・北穂高小屋16:30-16:40北穂テン場
（8月5日）
北穂テン場3:30-3:50北穂高岳・北穂高小屋5:15-最低コル6:10-6:45涸沢岳6:50-穂高岳山荘7:00-7:50奥穂高岳8:05-8:55紀美子平9:00-9:20前穂高岳9:40-9:55紀美子平10:05-11:30岳沢小屋11:35-河童橋13:00-13:15上高地温泉ホテル14:05-河童橋14:20-14:25上高地
| 天候 | 8/4 快晴、午後から雲が湧く 8/5 快晴、午後から雲が湧く |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
松本駅→新島々駅 松本電鉄 新島々駅→上高地 アルピコバス 松本駅〜上高地は往復乗車券（4400円）がお得。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
北穂高岳〜涸沢岳… 南稜との分岐から一登りして稜線に出ると、涸沢岳まで足もと不安定なガレ場の登下降が続く。 鎖場、ハシゴ、やせ尾根、トラバースと何でもありだが、それなりに岩場の経験があれば慎重に通過すれば問題ないでしょう。 ただし、雨後は滑りやすそうで怖い。 穂高岳山荘〜奥穂高岳… 山荘からすぐ先のハシゴが登る人と下りる人で渋滞しやすい。 朝早く出発するのが良さそう。 奥穂高岳〜紀美子平… 大きな登りはないが、岩場の急下りと右側が切れ落ちたトラバースが多いので落石、滑落、すれ違いに注意。 紀美子平〜岳沢小屋… 下り始めは少し滑りやすい岩場の下降。その後も岩場、ガレ場の急な下りが続く。 樹林帯に入るといくつかのハシゴを下降して、ガレ沢を渡って岳沢小屋へ。 トイレ… 上高地、河童橋、明神、徳沢、横尾、涸沢ヒュッテ、涸沢小屋、北穂高小屋、穂高岳山荘、岳沢小屋にあり。 水場… 上高地、河童橋、横尾、涸沢ヒュッテに無料の蛇口あり。 北穂高小屋（1L 200円）、穂高岳山荘、岳沢小屋は有料。 他は未確認。 温泉… 「上高地温泉ホテル」800円。河童橋から片道約15分だが、上高地では貴重な温泉。しかも源泉掛け流し。 内湯、露天、樽状の檜風呂の3つの湯船がある。内湯、露天は無色透明だが、檜風呂はやや白濁していて少し鉄さび臭がある。 ただし、午後の利用時間が短いので注意（12:30〜15:30までで、受付終了は15:00） 北穂のテン場… 幕営料は500円。 良い点はロケーションが抜群なのと、小屋から離れていて（登り約15分、下り10分）不便なため混むことが少ない。 悪い点は小屋から離れていてトイレなどが不便なのと、雷雨等の時にすぐに小屋にに避難できない。 またフラットな場所が少なく、石がゴロゴロしている所が多い。 あとは、稜線上にあるため風が強いと大変そう。 |
写真
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明日はここを歩くんだ〜♪
雪のある時の方がカラフルテントは映えますね
蝶ヶ岳山頂の小屋やテント、人も見えます
感想
GWに初めて登った穂高岳（といっても北穂高岳ですが…）
無積雪期に歩くのなら北穂〜奥穂〜前穂と以前から決めていたが、コースタイムが長いことに二の足を踏んでいたりしていたが、このほどようやく行くことにした。
（8月4日）
前夜仕事を終えて新宿駅へ。新宿駅までは帰宅途中の人たちの中ででかいザック姿は完全に浮いているが、ムーンライト信州の乗り場ホームに着くと立場は逆転。
山屋でいっぱいのこの場所に来ると、これから山に行くんだ〜！ってテンションが上がる。帰宅途中の人たちからも羨望の眼差しを受けているように感じてしまうから不思議（笑）
松本までは疲れていたのでグッスリ睡眠。その後電車、バスを乗り継いで上高地へ。ここから横尾までは長〜い道のり（汗）
この夏は鳳凰、針ノ木でゲキ混みテン場を体験してしまったので、今日の泊地である北穂のテン場もどうしても心配になってきてしまい、ついついハイペースで小休止もせず一気に横尾まで来てしまった。
本谷橋からはGWの時とは違い、夏道を歩く（ふぅ〜ん、夏道はこんななんだ〜）
途中で下山中の韓国人の団体さんとすれ違う。これは翌日への序章でした（笑）
雪渓をつめていったGWの時と比較しながら登って行って、涸沢ヒュッテに到着。
北穂の小屋は水は有料なので、ここでプラス2L補給して北穂のテン場へ向かう。
まぁ想像どおり、大抵の人たちは涸沢でマッタリなようなので、北穂へ向かう人は少ない。これなら大丈夫かな〜っと気持ちの余裕も出てきた。
北穂沢右岸の草付きからガレ場を1時間も登れば鎖場、ハシゴを経て南稜に乗ります。
見上げるとまだ随分と登りそうだ〜。地図を見るとまだ半分といった感じ。はぁぁ〜（汗）
南稜は岩場の急登が多くなかなかハードですが、登るにつれてそれまで見えなかった常念岳や大天井岳、ついにはジャンダルムも見えて、疲れるけど楽しい！
南稜に乗って1時間ほどで平坦地に着く。岩には番号が書かれている。ここがテン場
のようです。
見上げると北穂の山頂とは少し距離がある。やっぱり不便だな（笑）
それでもロケーションは抜群！ 一番乗りだったこともあり、各サイトをチェックして良さそうな場所をゲット！ やったね！
程なくして1パーティーが到着。危ない危ない。
さて、小屋までは少し距離があるので何度も足を運ぶのは大変だ。なので受付け、トイレ、水購入はまとめて1回で済まそうと思い、テント設営後は天気が良いこともあり、夕方前まで山頂で過ごすことにしました。
残念ながら槍は終始ガスの中でしたが、常念山脈の山並みはいつまでも拝められ、心配された雷もなく実にマッタリと時間が過ぎて行く。
16時半になって、ようやくテン場に戻る。10張りほどでまずまず賑やかになりましたが、何度か来たことのある人から聞いた話では、このテン場がいっぱいになるのを見たことがないとのこと。やっぱり不便さゆえなんでしょうかね。
この夜は風もなく穏やかで、3000mのテン場ですがそれほど寒さは感じず。
19時に就寝。途中で目覚めることも殆んどないまま、朝まで爆睡（笑）
（8月5日）
2時半起床。突然ですがワタクシどうも便通が良いようで、通常のテン泊の時は朝食後、撤収している最中やパッキングの最中に「もよおしてくる」ことがよくあるんです（笑）
小屋脇のテン場なら何ら問題ないんですが、この北穂のテン場はいかんせん小屋まで距離がある。いつものように撤収の最中にもよおしたりでもしたら、悲惨な結果は目に見える。なので、今回は山頂で朝食を摂ることにしました。
山頂で迎えた日の出は、いつ見ても神々しい。完全に陽が昇ってから奥穂へと向かいます。あっ！もちろん朝食後には小屋で用を済ませましたよ（笑）
ザックをデポしておいた南稜分岐からひと登りで稜線に上がる。ここからは涸沢岳へのガレてやせた稜線が一望でき、ワクワクしてきます。
ただガレていて足もとは確かに不安定ですが、慎重に歩けば問題ない程度。岩につけられたマークを忠実にたどり、先へ進む。
これくらいの岩稜歩きは、思えば昨秋の剱岳以来か？久々なのでゆっくりと楽しみながら歩く。
最低コルまでは、多少アップダウンはあるが下り基調の道。一転して最低コルからは見るからに急な岩場の登り。
喘ぎながら登りつめていくつかの鎖場を過ぎると平坦地に出て、すぐ先が涸沢岳の山頂でした。
穂高岳山荘に着くと、韓国人の団体さんがもうすぐ出発といった感じで準備している。これに巻き込まれたくなかったので、さっさと先へと向かう。
山荘からすぐ先のハシゴは下る人待ちで渋滞してました。ハシゴを登った先でも相変わらず人が多い。ここにも別の韓国人の団体さん！何でこんなに多いの！？
奥穂の山頂も人の多いこと（汗） 落ち着かないが展望は抜群で、特にここまで歩きながら終始見えていた笠ヶ岳の山容は圧倒的でした。
その笠ヶ岳、以前双六から登った時があり、その時はあまりの行程の長さにまた登ることはないなって思っていたが、こうして見ると登高意欲をそそられ今度はクリヤ谷から行ってみたくなった。
奥穂から前穂へ歩き出してすぐに、またまた先には韓国人の団体さん（汗）
韓国の人たちって早い人を先に行かせる習慣がないのか、とにかくマイペース（笑）
今のペースで歩いていては帰りのバスには間に合っても、温泉で汗を流す時間がない。さすがに汗臭い体で帰るのは嫌なので、適当に広めの場所で1人1人抜いて行きました。
この奥穂から前穂の吊尾根もガレ場やトラバースが多く、飽きさせない道でした。
紀美子平には大量のザックが転がっている。皆さんここにザックをデポして前穂に向かうようです。
私も当然デポして山頂へ。ただ体は軽くなったのに、足は相変わらず重い…
それでも、たどり着いた山頂からの眺めは凄かった。槍や今朝歩いてきた北穂からの稜線を一望！ 特に眼前の奥穂は大きな一枚岩といった感じで、いつまでも眺めていたい存在感でした。
後ろ髪を引かれつつ山頂をあとに。紀美子平からの下りは、またまた渋滞気味。
ここから下まで1時間はタイムを巻かないとゆっくりと温泉に浸かれないのに〜。
焦るが抜かせそうな場所もそうそうないので、仕方なく我慢して下っていく。
それでも、途中で先を譲ってもらったりしながら岳沢小屋に到着。
ここで30分巻いた。あと30分巻けばいいだけだ。もう大丈夫だろうが、またいつ団体さんに巻き込まれるか分からないので小休止の後さらに下っていきます。
延々と続く下りにウンザリとし、汗だくになった頃に風穴に到着。いや〜ここは天然クーラーの看板に偽りなし！5分もするとスッと汗も引いていきました〜！
30分ほどで登山口に下り立ち、観光客でごった返す河童橋を抜けて温泉へGO！
河童橋から往復30分は正直かったるいと思ったが、いやいやとても良い温泉でした。
帰りは新島々から電車を乗り継ぎ、6時間で帰宅。
ずっと座れましたが、さすがに疲れますね〜（汗）
今回も好天に恵まれ北アを満喫♪
北穂から見た大キレットや奥穂から見たジャンダルム。
さて、いつ行こうかな〜？
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上高地から一気に北穂まで行ってしまうとはさすがkengamineさん！
しかもテン泊装備で！
GWで雪だった道や景色を知っているだけに
夏にもう一度歩くのは楽しかったでしょうね〜。(〃∇〃)
初日に北穂まで行かないと、2日目がタイトになってしまうから
それに、翌日は山頂で夜明けを迎えられるしね
常識的には夏道を歩いてから冬道を歩くのが普通なんだけど、今回は真逆だった〜
でも、岩稜歩きはやっぱり楽しいね！
綺麗な写真の数々、ありがとうございます
北アルプスの雰囲気がバッチリ伝わってきます
前穂からの眺望は本当に息を呑む素晴らしさですね
緯度の高いところでなく標高の高いところにしばらくは
行かれるみたいですね
大キレットやジャンダルム、行かれる際はくれぐれもお気をつけて！！！
また写真、期待しています
navecatさん、こんばんは！
北アの雰囲気、伝わりましたでしょうか？
天気が良いと、いつまでも歩いていたくなっちゃいますね
まだまだ暑いし、今しばらくはこの辺りを徘徊しそうです
南アもいくつか予定アリです
緯度を上げるのは、紅葉シーズン辺りからでしょうか
大キレット＆ジャンダルム、早く行ってみたいで〜す
さすが北穂のテント場！最高だね！
が、不便もありか・・・
15分離れてるのはなんだか孤立感があるよね。
お天気が良い日はともかく、悪天候のときはなにからなにまで大変そう。
それにしても快晴だから見ていて、うずうずしてきた。
久しぶりに登りたくなったよ。奥穂北穂
人が多いのは嫌だけどね（笑）
さすがにここは空いてたよ
正直、到着した時は他に誰も張らないんじゃないかとチョット不安になった
でも最終的にはまずまずのテント数で、天候も穏やかで快適だったよ
これが本来のテン場のあるべき姿だね
うんうん！晴天時のアルプスのレコやブログなんか見ると、ホントにウズウズしちゃうよね〜！
あっちも行きたい！こっちも行きたい！で、体が1つじゃ足りないや〜
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