天然記念物の戦いに遭遇：双六〜烏帽子〜蓮華岳
富山県
長野県
岐阜県
DRC
- GPS
- 104:00
- 距離
- 48.1km
- 登り
- 4,757m
- 下り
- 4,422m
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9/14 06:00新穂高温泉BT06:30−07:30わさび平小屋07:35−10:20鏡平山荘10:30
−12:15双六小屋12:30−14:10三俣蓮華岳14:20−15:00三俣山荘
9/15 三俣山荘 06:00−07:10鷲羽岳07:20−08:30水晶小屋08:50−10:15真砂岳−10:50野口五郎岳11:00−13:10鳥帽子小屋
9/16 鳥帽子小屋05:10−06:00鳥帽子岳−06:40南沢岳06:50−08:00不動岳08:10−11:45船窪小屋12:10C−14：10北葛岳
9/17 北葛岳05:15−07:30蓮華岳−08:15針ノ木小屋08:30−10:40扇沢11:00−11:35信濃大町
| 天候 | 9/14 晴れ→雨 9/15 晴れ→曇り時々雨 9/16 晴れ→曇り一時雨 9/17 晴れ→曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
9/17 扇沢11:00→（アルピコ交通 扇沢線 \1,330）→11:35信濃大町駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
(新穂高BT〜南沢岳) 総じて健全な登山道、水晶小屋から2734ピークまでの道で崩壊が見られますが、 基本的に意危険箇所には対策が施されている 双六小屋から三俣小屋までは3ルートありますが、 1.稜線ルートは眺望とピークの踏破 2.トラバース＆稜線ルートは時間短縮 3.全トラバースルートは草原トレイルの風景 と目的に合わせて選択すれば良いと思います （南沢〜七倉岳） 登山道の崩壊が進行し続ける領域 基本的に危険箇所にはロープやワイヤーが五月蝿いほど設置されている。 ルートは常に更新され続けているので、旧ルート跡に惑わされないように注意！ 地図では読み難いアップダウンや迂回が多いため、ペースは上がらない （七倉岳〜蓮華岳） このエリアの核心部 蓮華岳の取り付きは長い鎖場 上り下りのすれ違いは要注意 （蓮華岳〜扇沢） 針の木大雪渓は、雪渓の状態によりルートが変化するので、 雪渓突入前に小屋で情報を入手すること |
写真
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エビスビールを売ってる三俣山荘さん、分かってるな〜
夏場は15時以降の雷雨に注意、正に定石通り
過去に事故があったのか？とりあえず慎重に
鐘を鳴らしてお出迎え
本当に泊まりたくなる素敵な小屋でした。
最初の鎖場は槍ヶ岳の穂先を連想させる
感想
お盆休みは天候不順で実行できなかった「新穂高温泉〜扇沢」
烏帽子〜船窪エリアは北アルプス全山踏破には抜かすことが出来ないけれど、
情報も少なく空白地帯のような山域
理由のひとつが交通手段、
新穂高BT〜扇沢BTまで繋げば良いけれど、日数的に長くなるのが難点。
今回の往路交通手段は毎日アルペン号なので、皇居マラソンでいつも通過している毎日新聞本社集合。
平日だというのに結構集まってるな〜
1日目（9/14）
新穂高温泉BTからスタート
空は夏のようで、汗が吹き出てくる
堪らず秩父沢で水浴び
鏡平小屋のカキ氷、双六小屋は生ビールが魅力でしたが、自分を戒め先に進む
双六岳へのルートは気持ちの良い道で、時間に余裕があればお勧めです。
三俣山荘への下り、鷲羽岳は獲物に飛び掛らんとする鷲の様で本等に格好良い！
明日これを登るんだーとわくわくしながら、天場でエビスビール
普通のビールより少し高くしてるけど、あえて扱っている三俣山荘は良い読みしているな〜
キレット小屋は他と値段差無くエビスを扱っていたけど、今も変わらないかな？などと思いながら鷲羽を肴に乾杯！
平日なのに天場は一杯！山ガールとソロテントは本等に増えた。
夕方から雨が降り、早々にテントに入りました。
2日目（9/15）
朝一から鷲羽の登り、登山道から北鎌尾根が良く見える。
水晶小屋までは多くの登山者と一緒で賑やかだけれど、そこから烏帽子方面に進むと人は少なく静かな雰囲気。
真砂岳、野口五郎岳と進み三ツ岳から烏帽子小屋に向かう途中、すれ違った人から烏帽子小屋の天場は既に満杯との情報を得て少し焦ります。
小屋から少し離れた場所に天場が点在していて、小屋に近い所から埋まっている状況。
一番はなれた池近くにテントを張って一息入れたら、雨が…
直に止んだけれど、夜半まで降ったり止んだり
小屋への道途中で酔い潰れて寝ている人がいたので、小屋のスタッフと協力してテントまで収納したりして夜は過ぎてゆく
3日目（9/16）
今日は5時過ぎには出発、目指すは針ノ木小屋
烏帽子の岩峰には登らず先を急ぎます。
南沢岳までは気持ちの良い道で、難なく登頂。
そこから先が崩壊の進行しているエリアとなります。
基本的に危なそうな所はフィックスロープや鎖があるので怖さは感じ無いけれど、崩壊の進行により道が変わり続けているので、古い踏み跡に惑わされないように注意が必要。
あとは細かいアップダウンが続くので、ペースが上がらない。
やっと船窪の水場に到着し、給水。
噂ほど怖い場所ではなく、小屋の人に聞くとこれまで大きな事故は起きていないそうな
ただし、油断から事故は発生するとの考えには同意
船堀小屋は何時かは泊まりたいと思える、不思議な魅力の小屋でした。
船堀小屋を後に進むと、凄まじい鳴き声が
良く見ると雷鳥のペアが登山道上でオコジョと生死を賭けた戦いの最中。
天然記念物の生存競争の迫力を前に、しばし観戦。
観戦による時間の消費と、七倉岳を越えてダウン、アップで足元の踏ん張りが怪しくなってきたので、無理をせず七葛岳でビバークすることに決定。
ビバーク適地は山頂と七倉側へ5分ほど下った場所にありました。
予想以上の熱さで体力の消費が激しかったのか、食欲が涌かないが無理やり詰め込み、就寝。
4日目（9/17）
今日も5時過ぎに出発
北葛山頂で朝焼けを鑑賞してから下り開始、30分で北葛乗越到着。
ガスの中、蓮華岳取り付きの長い鎖場が出現。
ホールドは豊富だが急峻で、槍ヶ岳の穂先を連想させる。
そうした岩場は100mも続かず傾斜が緩くなってきて、岩場が小石の道に変わり始めると頂上まであと少し。
蓮華岳頂上はガスに包まれ、風が強いので早々に後にします。
針の木小屋が見えるほどになるとガスの切れ間から針ノ木岳が見え始め、その山容の格好良さに感動。
針ノ木岳ピストンだけではもったいない、爺ヶ岳まで縦走すれば面白そう。
これは今後のお楽しみとして、今回は針の木大雪渓を下ります。
大雪渓といっても崩壊が進み、今回は雪渓に踏み入ることは無し。
一気に下り扇沢到着。黒部への観光客が大勢いる中、登山者は一気に少数派。
連休対応なのか、信濃大町行きバスの時刻表に無い臨時便があったので飛び乗り、一気に駅まで。
多くの人が松本行き列車に飛び乗る中、私は信濃大町駅周りで一息。
入浴＠竹の家旅館
食事＠豚のさんぽ（蛋白質補給）
帰りの車中の読み物＠塩原書店（新田次郎著「強力伝」また白馬岳に行きたくなる）
今回は反省点が多くありました。
�ヾ箴譴播召屐奮海任呂覆い里燃衢遒砲老劼�らなかったが）
��足元の踏ん張りが弱まる
��↑の結果、ビバーク
「ソロ登山ではひとつのミスも許されない」原則に反する点に反省！
登山のトレーニングはランニングに主体を置いてきたけれど、
今後は筋トレも併せて下半身の強化を実行して、長く登山を楽しみたい。
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