憧れの日本最後の秘境雲ノ平へラウンドコースで！（折立〜薬師岳〜雲ノ平〜高天原温泉〜水晶岳〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳〜黒部五郎岳〜折立）

2013年08月11日(日) 〜 2013年08月16日(金)

• GPS: 128:00
• 距離: 63.1km
• 登り: 5,104m
• 下り: 5,104m

コースタイム

【1日目】
折立駐車場に16：00頃到着

【2日目】
05：00　登山口出発
10：20　太郎平小屋
10：50　薬師峠キャンプ場
11：40　薬師峠キャンプ場出発
12：50　薬師岳山荘
13：45　薬師岳山頂
15：50　薬師峠キャンプ場

【3日目】
04：30　薬師峠キャンプ場出発
07：50　薬師沢小屋
10：30　アラスカ庭園
11：00　雲ノ平山荘
11：30　雲ノ平キャンプ場

【4日目】
08：00　雲ノ平キャンプ場出発
10：15　高天原山荘
11：00　竜晶池
11：20　高天ヶ原温泉
15：40　雲ノ平キャンプ場

【5日目】
03：30　雲ノ平キャンプ場出発
05：00　祖父岳
05：50　岩苔乗越
06：15　ワリモ北分岐
06：50　水晶小屋
07：30　水晶岳山頂
10：00　ワリモ岳山頂
10：40　鷲羽岳山頂
11：30　三俣蓮華岳キャンプ場

【6日目】
04：00　三俣蓮華岳キャンプ場出発
05：00　三俣蓮華岳山頂
07：00　黒部五郎小舎
09：45　黒部五郎岳山頂
12：15　赤木岳
13：00　北ノ俣岳山頂
14：20　太郎平
18：00　折立

天候

オール晴れ！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

折立への有料道路（有峰林道）1,800円
（6：00〜20：00はゲートが閉まってるので注意）

折立無料駐車場はほぼ満車で、かなりの車が路駐を余儀なくされていました。

水場ありの無料の快適キャンプ場があります。

コース状況／危険箇所等

【コース状況】

●折立〜太郎平小屋
特に危険箇所はありませんでした。
登山口からすぐに急登あり。

●太郎平小屋〜薬師岳
特に危険箇所はありませんでした。

●太郎平小屋〜雲ノ平
薬師沢小屋からすぐに吊り橋、梯子がありますが注意すれば特に問題なし。
但し、悪天などで川が増水している場合を除く。

雲ノ平までの約2時間の急登は岩が滑りやすいので雨天時は注意が必要。

●雲ノ平〜高天原温泉
高天原峠まで急な下りがあります。
その他は特に危険箇所はありませんでした。

●雲ノ平〜水晶岳
水晶岳の山頂付近の岩場は注意が必要です。
ワリモ北分岐にザックはデポしてストック等はなしで行かれたほうがいいと思います。

●水晶岳〜鷲羽岳
特に危険箇所はありませんでした。

●鷲羽岳〜三俣蓮華岳山荘
鷲羽岳の長い下りがガレていてつらいです。
上部からの落石等に注意が必要。

●三俣蓮華〜黒部五郎岳
特に危険箇所はありませんでした。

●黒部五郎岳〜赤木岳〜北ノ俣岳〜太郎平小屋
赤木岳付近が意外としんどいですが特に危険な箇所はありませんでした。
この区間、水場がありませんので、黒部五郎小舎での水補給を忘れずに。

【登山届け】
太郎平小屋にて提出できます。
親切にコース状況なども教えていただけます。

【その他】
各テント場（キャンプ場）は、お盆休みと好天いうことでどこも午前中には満杯でした。
かなりひどいとこに張ってらしゃる方も多数あり。

写真

8/19 9:45

【1日目】
ゲートが閉まる20：00までに折立へ。
途中の有料道路でいきなり子グマと遭遇。

8/19 9:45

折立駐車場前の無料キャンプ場にて幕営。

8/12 5:34

【2日目】
折立の登山口より出発。

8/19 12:07

いきなり急登な太郎坂を登る。

8/19 12:07

なぜか5代目アラレちゃん。w

8/12 7:46

ふり蹴ると美しい有峰湖が。

8/19 12:08

木道を歩く。

8/12 7:53

遠く剱も良く見えた。

8/12 9:28

ニッコウキスゲがいっぱい。

8/12 9:39

自然保護のための木道を歩く。

8/12 10:28

太郎平小屋で駆けつけ一杯。

ここで登山届けを提出。

8/12 10:48

小屋から20分歩いたところに薬師峠キャンプ場。
少し早めに到着したので快適な場所をキープできた。

8/12 11:41

ほんとはテント場でまったりする予定だったが、
あまりにもお天気がよいので薬師岳へ登ってみることに。

8/12 11:59

コイワカガミ。

8/12 12:00

もう、最高の青空！

8/12 12:07

この山行初の雪渓。
この横の巻き道を進む。

8/12 12:21

とっても雄大な薬師岳。

8/12 12:24

コバノケイソウと薬師岳。

8/12 12:51

薬師岳山荘に到着。

8/12 13:19

山荘から偽ピークを越えて頂上へ。
この写真の頂上ももちろん偽ピーク。

8/12 13:31

高度を上げると徐々に絶景が！
槍ヶ岳の穂先も見える〜。

8/12 13:48

薬師岳頂上（2,926m）

8/12 13:50

左から赤牛、水晶、鷲羽、三俣蓮華。
その奥には槍穂。

8/12 14:53

薬師岳山荘まで降りて今晩の酒をキープ。

8/12 15:55

テント場に戻るとあまりの人の多さにビックリ！
150%を越えているそう。

8/12 18:34

カラフルで賑やかなテント場で早めに就寝。

8/13 3:50

【3日目】
どこのテント場も午前中の早めに行かないとえらいとこに張らなくてはいけなくなるとのことで、
この日も早めの行動開始。

8/13 6:25

クルマユリ。

8/13 6:31

朝の空気がとっても気持ち良い。

8/13 6:55

ちょっと壊れかけの橋も渡る。

8/13 7:27

ギンリョウソウ

8/13 7:54

薬師沢小屋の前にはフィッシャーマンも。

8/13 7:58

小屋からいきなりこんな吊り橋を渡ります。

8/13 8:00

渡るとすぐにこんな梯子を降ります。

8/13 8:05

こんな梯子も。

8/13 8:10

薬師沢から雲ノ平へのきつい登りが始まります。

8/19 12:10

約2時間、こんなとこを登り続けます。
でもしんどいけどこんなとこのほうが楽しい。

8/13 10:08

きっつい登りが終わると憧れの雲ノ平です。

8/13 10:41

アラスカ庭園

8/13 10:45

奥日本庭園

8/13 10:46

自然が作っためちゃくちゃ広大な庭園です。

8/13 10:56

やっと雲ノ平山荘が見えてきましたが、
もうええよってくらい庭園を歩いて、
この頃には疲れて木道しか見てない記憶。

8/13 11:08

立派でめっちゃ綺麗な雲ノ平山荘。
スタッフは超感じ悪いけどねw。

8/13 11:24

やっと来ました！憧れの雲ノ平のキャンプ場！

でも広いけどそんなに良い場所はなくて石がゴロゴロのとこが多いと聞いてたので急いで歩きました。

8/13 12:36

まだ午前中だというのに既に快適そうなとこは埋まってましたが、
親切な方にええとこ空いてるよと教えてもらって最高の場所をキープ。
テントからは黒部五郎ちゃんがバッチリ！

8/13 12:50

快適テント場で五郎ちゃんを眺めながらランチタイム。

8/13 17:33

午後にはかなりの数のテントが。

8/13 17:39

午後は昼寝したりと、まったりテント場でくつろいで最高に幸せ。

8/13 19:13

流星群を見ながら19時には就寝。

8/14 5:46

【4日目】
雲ノ平の朝。
思ってたより寒くない。
でもテントは夜露でびっしょり。

8/14 6:27

朝ご飯を食べて今日は久しぶりに風呂入りにいくぞ〜！

8/14 8:06

エンジンブレーキ（笑）

8/14 8:40

テント場に荷物は置いて、軽荷で秘湯を目指します。

8/14 8:54

奥スイス庭園

8/19 12:10

急な下りには梯子が3箇所ありますが、どれも怖くないです。

8/14 9:22

やっほ〜
これ落とし物なんかな〜？

8/14 10:00

意外と遠い。。。そして暑い。。。

8/14 10:17

そして、やっと高天原山荘に到着〜。

8/14 10:59

温泉に入る前に神秘的な竜晶池へ。

8/14 11:19

やった〜！
念願のお風呂〜。
こちらは女性専用風呂。

8/14 11:24

こちらは男性専用風呂。

最高〜〜〜〜♪

8/14 11:32

こちらは混浴の野天風呂♪

ほとんど貸し切り！

横を流れる冷たい川と交互に入ってサッパリ！！！

8/14 12:59

高天原山荘に戻って本日限定のすぱいし〜カレー（800円）が、
ほんとスパイシーで辛くてめっちゃ旨かった！
ラッキー♪

8/14 15:40

また汗だくになって来た道を戻って再び雲ノ平キャンプ場へ。

8/14 17:57

山行途中に仲良くなったお二人さんと宴会。
とっても楽しい時間やったな〜。

8/14 18:27

この日もすごい数のテントで満杯。
そして明日もがっつり歩くので早めに就寝。

8/15 3:16

【5日目】
この日はなんとか黒部五郎のテント場まで行きたいと思っていたので、雲ノ平キャンプ場をまたしても早めに撤収して真っ暗な中スタート。

8/15 5:02

祖父岳山頂からの眺望を期待したけど生憎ガスの中。

8/15 5:52

岩苔乗越

8/15 6:17

ワリモ北分岐に重たい荷物はデポしてアタックザックで水晶へ。

8/15 6:44

少しずつガスもなくなってまたしても最高のお天気に。

8/15 6:52

水晶小屋分岐

8/15 6:53

小屋をスルーして水晶岳のピークへ向かいます。

8/15 7:08

なかなか荒々しい水晶岳。

8/15 7:09

僕達の下をヘリが旋回していました。

8/19 12:11

思ってた以上に険しいコース。

8/15 7:16

かなりの高度感でちょいと緊張。

8/15 7:33

そして水晶岳山頂に到着！
まだ早い時間だったので狭い山頂でも人が少なくて良かった。

8/15 7:33

ここからの景色は凄すぎた。

8/15 7:45

10分程度山頂にいてすぐ移動開始。
帰りが怖いやろなと思ってた岩場は登りの方が怖かった。

8/15 8:30

水晶小屋では可愛くてとっても愛想の良い女性スタッフの方が写真を撮ってくれたりした。
どこかの小屋とは大違い。

8/15 9:23

ワリモ北分岐に戻って休憩しながら遅めの朝食。

8/15 9:42

朝食を食べて少し休憩してから鷲羽岳へ。

8/15 9:56

鷲羽岳の前にワリモ岳があることを忘れていたw

8/15 10:02

ワリモ岳から一端下ってまた登り返して鷲羽岳へ。

8/15 10:38

今回山行3つ目の百名山、鷲羽岳登頂。

8/15 10:41

この頃には水晶へ行かずにテントを背負った人も多くなってきたので、この先のテント場争奪戦を想像して気が焦る。

8/15 10:45

とっても神秘的な鷲羽池。

8/15 10:48

三俣蓮華山荘が下に見えてテントがこの時間でも多くなっているのを黙視したので、この時点でこの日は黒部五郎のテント場へ行くのを諦めることに。

8/15 10:58

鷲羽岳のこの下りがほんとに長くてきつい。。。

8/15 11:21

振り返るとよくもまあ、こんな斜面を降りてきたもんだと。。。
疲れた〜〜。

8/15 12:02

数少ないテント場でまたしても奇蹟的に快適な場所をキープすることができてかんぱ〜〜〜い！
これで何本ビール呑んだかさっぱり分からんw。

8/15 14:05

鷲羽岳を眺めたり、黒部の山賊を読んだり、昼寝したり♪

8/15 15:00

あの微妙なテレビドラマ、サマーレスキューで見たような景色。

8/15 15:22

三俣山荘からはまたしても槍ヶ岳がドーン！
この後、数分だけ雨が降ってきてすぐにやんだ。
三俣山荘はとっても素敵な山荘でした。

8/15 16:04

この日で最後の晩飯。

8/15 16:17

がっつり食べて明日の荷物を少しでも軽くします。

8/16 4:12

【6日目】
この日も誰よりも早く起きて撤収して出発。
最終日はロングコースなのだ。

8/16 4:52

朝の槍ヶ岳。

8/16 5:09

なんとかご来光前に三俣蓮華岳山頂へ。

8/16 5:16

三俣蓮華岳山頂で見たご来光。
最終日でやっとご来光を見れた。

8/16 5:28

朝露に光るチングルマの綿毛が名残惜しい。

8/16 7:01

黒部五郎小舎に到着。
途中で男の子が親とはぐれてしまったようだったが、
なんとか無事出会えたようなのでほっとした。

8/16 7:12

早朝から行動食で移動してきたのでちょっと遅めの朝食。

8/16 7:45

黒部五郎小舎もとってもいい雰囲気の小屋だった。

8/16 7:51

黒部カールの絵柄の素敵な手拭いをゲット。

8/16 8:42

その黒部カールがめちゃくちゃ美しかった。

8/16 8:44

青と緑と白の世界。

8/16 8:55

雷岩。
ほんま真っ二つになってる。
そしてめちゃくちゃ実はでかい！

8/16 9:04

ほとんど誰もいない五郎カールを堪能。

8/16 9:30

カールからの登りがこりゃまたきつい！

8/16 9:35

山頂手前の分岐でザックをデポして山頂へ。

8/16 9:45

黒部五郎岳登頂

これで今回の目的、百名山4つ制覇！

8/16 11:03

ザックをデポしたとこまで戻って、あらかじめ黒部五郎小舎で湯を入れておいたアルファ米にちょい食べカレーをかけて昼食に。
これがうまかった〜。

8/16 12:15

ここから暑さと疲れも出てきていくつもの小ピークを越えて歩くのが辛かった。

8/16 12:17

赤木岳付近がほんとに辛い。

8/16 12:52

偽ピークを何度も踏んで、かなり疲労もピークに。

8/16 13:00

なんとか北ノ俣岳登頂。

8/16 13:20

とりあえず太郎の小屋まで惰性で歩く。

8/16 13:20

周りは一面のお花畑。

8/16 14:21

ガスってきたが、なんとか太郎平小屋が見えてきた。
この時点でmonacoは元気なんだが、僕の足はかなり辛いことになってました。
ほんと木道嫌い(^_^;)

8/16 14:29

太郎平小屋前で休憩。
と、そこに山仲間とバッタリ遭遇！
テンション上がる〜〜！

8/16 15:43

折立へまだなんとか日没までに下山できそうなので降りることに。

この後、山仲間には先に行ってもらって超スローペースで下山。
Fukuzoはかなりヘロヘロ(^_^;)

8/16 18:03

なんとか日没前に折立へ無事下山。
コーラ一気飲み。

最後は辛かったけどトータルしてめちゃくちゃ楽しいロングトレイルでした。

撮影機器：

iPhone 4S Apple

OLYMPUS Tough TG-620 オリンパス

感想

fukuzo

お盆休みの連休を利用して憧れの雲ノ平へ行ってきました。

いろいろこの山域を調べると折立からのラウンドコースで行けることが分かりましたが、
なにせ地図を見れば見るほど行きたいところだらけ！

ヤマレコでラウンドされてる方のレポートも参考にさせてもらいましたが、
4泊5日でまわられてる方や、3泊4日の方など様々。

天気予報を確認しているとどうやら当分安定しそうだったので、
ここは欲張りに行きたいところは全部行っちゃおうということで、
いつもだいたい山行ペースがかなりスローということも考慮して当初、6泊7日で計画。

せっかくなので雲ノ平では2泊してのんびりしたいなとの思いも。

結果、高天原温泉にも入れて余裕を持って最高のロングトレイルとなりました。

ただし、最終日はほんとはもう一泊薬師峠でテント泊しようと思ってたのですが、
さすがに下界が恋しくなりちょっと無理して折立まで下山しましたけどね。

この山域はほんと北アの中枢部といった感じで主峰が見放題！
ぜひ！日にちに余裕がある方は行ってみてもらいたいです。

今度は、新穂高からも入ってみたいな〜。