阿弥陀岳ー赤岳−横岳ー硫黄岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,019m
- 下り
- 2,018m
コースタイム
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 8:31
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 7:55
天候 | 晴午後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
夏山第一弾として美濃戸口から御小屋尾根で阿弥陀岳に登り硫黄岳まで周回した。6年前の秋も同じルートを歩いた。その時はテントを使うため阿弥陀から行者小屋に下った。今回は赤岳天望荘に泊まったが正解だった。
2021年7月21日(水)
中央道の八ヶ岳PAで車中泊して早朝に美濃戸口へ。準備して6時半頃歩き出す。別荘地を抜け御小屋山への登山道に入る。樹林の中の御小屋山頂上は標識だけで眺めはない。唯一の水場、不動清水は登山道からすぐのところにいい水が出ている。寄るべし。樹林帯を抜け眺望が開ける。頂上エリアが見え、右手には権現岳の奥に甲斐駒を挟んで北岳、仙丈、左手には横岳から硫黄岳。振り返ると歩いてきた御小屋尾根。淡々と登り、最後頂上直前の嫌な鎖と梯子を越えて阿弥陀岳頂上に。赤岳が目の前に大きい。360度の眺めだが西からガスが出てきた。祀られている阿弥陀様に般若心経を納めてから中岳への下りにかかる。脆いところもある急斜面で気を使う。鞍部におりて一息入れる。中岳を越えて赤岳への登りだ。最初は砂礫をジグザグに上がるが上部は岩稜帯。下りの人とのすれ違いに気をつかう。こんなに長かったかなと思いながら頂上に出た。阿弥陀岳を見返す。頂上小屋の前に移動して小休止してから下りにかかる。ここも歩きにくく気をつかう。赤岳天望荘に着いて今日の日程は終了。ここに泊まるのは38年ぶり。その頃は赤岳石室といったかな。相部屋で4人部屋に二人だった。中に入ると表から見る以上に大きな小屋だ。3時過ぎに雷が鳴って大雨になった。歩いている人は大変そう。5時45分の夕食まで休憩室で過ごす。夕食後外に出て、金色に輝く諏訪湖や槍穂高のシルエットを見て楽しむ。消灯は9時。ベッドは快適。念のためシュラフを持ってきていたが無用の長物だった。小屋は空いていたが明日は満室のようだ。
2021年7月22日(木)
4時過ぎに起きて外に出る。日が昇るまでの空の色を楽しむ。朝食は5時半から。白馬から槍穂までの北アルプスの連なりを見ながらの食事は贅沢だ。6時半少し前に歩き出す。地蔵の頭を越えて三叉峰辺りまでが今日のルートの核心。嫌な岩場の昇り降りとトラバースが続く。横着せず、三点支持で慎重に通過する。たどりついた横岳の眺めは最高だった。雲のない快晴で360度の眺め。赤岳と阿弥陀の間から北岳、甲斐駒、仙丈がくっきり。中央アルプス、御嶽、乗鞍。槍穂から白馬までの連なり。目の前には霧ヶ峰と美ヶ原。硫黄岳から蓼科山。振り返れば浅間山も大きい。八ヶ岳の連なりでは横岳からの眺めが一番だろう。ここでゆっくり40分くらい眺めを楽しんだ。離れ難い頂上だった。硫黄岳に向かう下りの最初の岩場を越せば後はいやなところはない。硫黄岳山荘の前後の登山道ではコマクサがけっこう咲いていた。硫黄岳まで今日最後の登り。硫黄岳の頂上に着くころにはけっこうガスが西から湧きだしていた。爆裂火口を覗いてから下りにかかる。赤岳鉱泉までは1時間ほど。小屋の周りのテントはまだまだ増えそうだ。北沢沿いの登山道には木の橋や桟道がたくさん整備されている。「夜明け前」の「木曽路は…」の出だしを思い起こした。小屋の方に感謝だ。堰堤を越えてからが長く感じた。疲れた。美濃戸山荘でコーラとソフトクリームをいただく。休憩中に雨が降り出す。美濃戸口までの歩きの最後のほうでは強い降りになった。八ケ岳山荘で駐車料金を支払うとコーヒーのサービスがあった。アイスコーヒーを2杯いただく。茅野市の縄文の湯で2日分の汗を流してサッパリした。高速の休日割引がないので韮崎ICまで20号を使う。八王子の料金所はETCレーンが一つしか開いておらず渋滞していた。あれは意地悪だろうか。
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