燕から上高地へ〜表銀座は遠かった…



- GPS
- 80:00
- 距離
- 33.4km
- 登り
- 2,834m
- 下り
- 2,768m
コースタイム
05:50 中房温泉
10:50 燕山荘
12:30 燕岳
12:50 北燕岳
13:50 燕山荘
2014.05.03
06:38 燕山荘
10:20 大天井岳
10:50 大天荘
13:40 常念小屋
2014.05.04
06:00 常念小屋
07:32 常念岳
11:00 蝶槍
11:46 蝶ヶ岳ヒュッテ
2014.05.05
05:48 蝶ヶ岳ヒュッテ
05:56 蝶ヶ岳
08:00 徳澤
09:40 上高地バスターミナル
天候 | 2014.05.02 快晴 2014.05.03 晴れ一時雨 2014.05.04 晴れ 2014.05.05 風雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
22:25 竹橋発中房温泉行き夜行バス(毎日アルペン号) |
コース状況/ 危険箇所等 |
中房温泉〜燕山荘:第2ベンチ手前から雪が残っている。一応合戦小屋にてアイゼン装着 燕山荘〜燕岳:雪の残り具合は半々と言ったところ。結局アイゼンは付けず。 燕岳〜北燕岳:最後の急傾斜はアイゼン付けたほうが良さそう。 燕岳〜蛙岩:早朝は凍りついているため、アイゼン必須。蛙岩は穴を通るルートと、安曇野側の雪壁を直登するルートがあった。穴の方が断然安全。 蛙岩〜喜作レリーフ:稜線歩き。安曇側の雪は端に行き過ぎない方が良い。 喜作レリーフ〜大天井岳:急で長い雪壁。滑ったら止まらなさそう。ヘルメット装着して登った。 大天井岳〜大天井ヒュッテ下降点:北側の急降りにはデブリのような跡。喜作新道の偵察のため行ってみたが、ノートレースの急な雪稜を目の当たりにして逃げた。 大天井岳〜常念小屋:雪があったりなかったり。 常念小屋〜常念岳:早朝は凍りついているため、アイゼン必須。 常念岳〜蝶槍:最初は急な降りだが、雪はすぐになくなる。鞍部手前から雪が出始める。雪は腐っていたため、アイゼンなしだとなかなか渋い。蝶槍へはひたすら登る。 蝶槍〜蝶ヶ岳ヒュッテ:だだっ広い稜線歩き。 蝶ヶ岳ヒュッテ〜徳澤:残り1kmちょいまで残雪あり。 テント場:燕山荘(700円)、常念小屋(700円)、蝶ヶ岳ヒュッテ(700円) 水場:なし。燕山荘(ミネラルウォーター販売)、常念小屋(200円/L)、蝶ヶ岳ヒュッテ(200円/L) トイレ:各小屋 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
今年のGWは最近一緒に行くパーティーとは別行動で槍ヶ岳を登ることになり、東鎌尾根を目指すことにした。別パーティーは大喰岳西尾根から登頂を目指すようだ。
ところが、大天井岳山頂から見下ろす喜作新道は思いのほか状態が悪そうで今の俺たちには到底突破できるものではないと判断し、大人しく常念岳、蝶ヶ岳経由で上高地に下山した。まだまだ修行が足りんねー。精進せねば。
2014.05.02
05:50 中房温泉登山口にて登山届を出し、いざ燕岳に向けて出発。雪は第2ベンチ手前から現れたけど合戦小屋までアイゼン付けずに登る。連れは実に2カ月ぶりの山行で、荷物が重いようだ。
10:50 5時間かけて燕山荘に到着。やはり山荘が見えてからが長かった。でもテントもまだ3張りで、誰かさんの跡地を物色して良さげな場所をゲット。さっさとテントを設営して、燕岳へ向けて出発した。
燕岳までは雪もほとんどなく、ぽくぽく歩いてあっさり到着。去年の正月の暴風が嘘のようだ。そのまま北燕岳を目指すが、あまり行く人いないのか往復1人分ほどのトレースしかなかった。
ここから眺める北鎌尾根は相変わらずかっこいいね。しつこいくらい何枚も写真を撮ってみる。
13:50 テントに戻って水を作る。とりあえず2人分で4Lほど作ってみた。
16:00 夕陽を眺めつつ夕食作りに取り掛かる。今回の夕飯は炊飯したしじみご飯と乾燥野菜数種類とスモークタン(レモン風味!?)のシチューだ。とりあえずご飯はそこそこだったが、シチューは辛かった。ビーフシチューの素にレモン風味は合わん…
ただ、連れの体調が悪くほとんど食べないで寝てしまった。久々の山で高度障害がでたか?
2014.05.03
04:15 起床。朝飯は昨夜残したご飯に牡蠣のポタージュの素を加えてリゾット風にしたがこれがヒット。今度から単独の場合はこれにしようかというくらい美味かった。
06:38 燕山荘出発。遠くにそびえる大天井岳目指して稜線を歩く。早朝でトレースが凍りついていたため、アイゼン装着で。
蛙岩を穴ではない左側から越えて、しばらく歩いてようやく喜作レリーフに到着。数パーティーとすれ違った。まさかこの後中房温泉への林道が落石で通行不能になるとは夢にも思わなかった。
10:20 レリーフ前で補給してヘルメット装着していざ、直登だ!滑ったら止まらない斜面なんでみんな慎重に登ってる。あんま写真撮る余裕こっちにもなかったが、大天井岳に到着。見回すけど喜作新道へのトレースなし。大天井ヒュッテから先にもトレースなし。
うーん。とりあえずちょっと偵察に行くことにする。結果、悩むまでもなく計画変更することになった。あんなナイフリッジいまの俺たちには無理そうだし、いったん入ってしまうとエスケープもできない。今後の天候も気になるしとか理由を付けて逃げた。行けるようにレベルアップしてからまた挑戦すればいいや。
と思いながら山頂に急いで戻ると、急ぎ過ぎたのか呼吸が完全に乱れてしまった。
10:50 ゼェゼェ言いながら大天荘に到着し、常念小屋を目指すが、この日のポテンシャルは本当にひどかった。久しぶりに、というか初めてこんなポンコツぶりを発揮したかもしれない。10歩進むごとに休憩してた。
13:40 風が強くなり、ようやく常念小屋に到着して受付してからテントを設営しようというところから雨が降り出した。さっさと設営して寝袋にくるまって寝ることにした。
しばらく寝たら体調も回復したんで、夕飯の準備だ。この日は乾燥野菜&しじみでホワイトシチューにした。なかなか美味かった。
2014.05.04
04:10 起床。昨夜は相当風が強かったが、朝にはおさまったようだ。磯辺焼きの朝食を取って常念岳を目指す。
07:32 えらい渋滞状態の常念岳を登り、山頂で休憩。まだまだ天気は良いけど、穂高連峰方面がなにやら怪しい雰囲気を醸している。蝶ヶ岳へ急ぐことにする。
蝶槍との最低コルの少し前にいい感じの雪の斜面が残っており、アイゼンなしで歩いていたこともあり、連れがスリップして滑り始めた。滑落停止!って声かけたけど出来ないみたい。2m程下にいたんで掴んで止めたけど、とりあえず17kg程度の荷物担いだ状態で滑落すると訓練通り止まる体制になれるものではないということがよーく分かったみたい。
いい練習になったんじゃないかな。
11:46 そんな感じでだんだん強まる風の中蝶ヶ岳ヒュッテに到着。ここでも選り取り見取りな跡地を物色してテントを設営。近くにヒルバーグのテント(高級!)を張ってたお兄さんについつい声をかけてしまい、話してた。お兄さんはメスナーテントも知っており、どちらも変態テントですがね、と笑っていたが、我々の業界では褒め言葉です。俺もニヤニヤしながら『へっへっへ、兄さんも変態だね?』とか思ってた。
16:00 幻日を見れて満足した後ご飯の準備に取り掛かる。この日は乾燥野菜のカレーだ。
炊飯も上手くいき、なかなか美味かった。夜半には風も強まった。
2014.05.05
03:50 起床。今日は天候が崩れる予報だったんで、さっさと下山することにしたが、間に合わなかった。すでに強風に雪(霰?)が混じっている。ヒルバーグのお兄さんと前後しながら徳澤に下山した。ここでは雨になっていたけど、そのまま上高地へ歩いて今回の山行が終了した。
来年は東鎌尾根行けるくらいの実力付けて再チャレンジしたいなーと思った。
ども。
相変わらず強い二人やね^^
僕もぼちぼち相方がほしくなってきた☆
お!いい傾向でないかい^^;
その気になればすぐに見つかるって☆
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