岩と雪の殿堂・剱岳に感動登頂！（全鎖場解説付き）

2022年08月05日(金) 〜 2022年08月06日(土)

• GPS: 16:18
• 距離: 18.2km
• 登り: 2,026m
• 下り: 2,030m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:01
• 休憩: 1:02
• 合計: 6:03

8:31 室堂
9:14 9:17 一の越山荘
10:15 10:42 雄山
10:58 11:06 立山
11:18 11:21 大汝休憩所
11:28 11:28 富士ノ折立
11:57 11:57 真砂岳
12:42 12:44 別山南峰
12:53 13:10 別山北峰
13:16 13:17 別山南峰
14:02 14:02 剱沢キャンプ場
14:07 14:08 剱澤小屋
14:34 剣山荘

2日目

• 山行: 7:57
• 休憩: 2:04
• 合計: 10:01

4:02 剣山荘
4:27 4:29 一服剱
5:18 5:23 前剱
5:39 5:39 前劔の門
6:06 6:09 平蔵の頭
6:27 6:38 カニの縦バイ
6:48 6:50 カニのハサミ
7:00 7:23 剱岳
7:26 7:29 カニのハサミ
7:38 7:48 カニの縦バイ
7:56 8:03 平蔵の頭
8:24 8:29 前劔の門
8:35 8:35 前剱
9:18 9:26 一服剱
9:44 10:08 剣山荘
10:34 10:34 剱澤小屋
10:42 10:42 剱沢キャンプ場
11:42 11:44 剱御前小舎
12:46 12:52 浄土橋
13:06 13:08 雷鳥沢ヒュッテ
13:17 13:28 雷鳥荘
13:45 13:45 みくりが池温泉
13:49 13:49 みくりが池
13:59 13:59 ホテル立山
14:03 室堂

天候

8月5日：晴れ。立山稜線はガス。
8月6日：晴れで絶好の剱岳登頂日和。帰りの雷鳥沢では通り雨。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

8月4日の出発前確認で北陸道の一部区間が大雨で通行止め。
多賀SAで晩飯食べて少し待機しながら東海北陸道経由で迂回するしかないと思っていると20時過ぎに通行止め解除になったので無事に北陸道でゴー。
呉羽PAで仮眠を取り立山第一駐車場に5:00到着。
予想通り空きはたくさんあった。

写真

8/5 5:09

立山駅第一駐車場に5時到着。金曜日なので予想通り空きはたくさんあった。

8/5 5:24

先週は扇沢駅、今週は立山駅と立山黒部アルペンルートの両端には何回も来ているけど室堂〜扇沢は未体験なので黒部ダムも見たことがない。

8/5 5:34

今回ももちろんWebきっぷを予約済なのでサクッと発券。
この日は7:00始発で6:30頃には結構長い行列ができてたのでこのシステムはホントにありがたい。

8/5 6:17

なんと、初めて水筒を忘れるという大失態をやらかしてしまった。
非常用として500mlのペットボトルは持ってきてたけどコンビニで1Lの水を追加した。

8/5 7:29

これだけくっきり称名滝が見えたのは初めて！
バスはもちろん左側の席を確保。

8/5 8:25

途中までは快晴だったのに立山付近だけすでにガスに覆われていて室堂到着後に外に出るとやっぱりガスってる。。。

8/5 8:30

反対側はご覧の通り快晴。

8/5 8:31

まあ本番は明日なのでガスガスでも全然OKという大らかな気持ちでいきましょう。

8/5 8:34

今日は剣山荘に宿泊するので、立山三山を周るルートでのんびりスタート。

8/5 8:43

一ノ越までは雪渓が3箇所残ってるのは確認済。
軽アイゼンなしでも充分渡れます。

8/5 8:45

とは言っても滑落しないよう慎重に。

8/5 8:51

次の雪渓は階段状に雪切りしてあり、ここもそのまま渡れます。
雪の上は涼しい風が吹いて気持ちいい。

8/5 9:08

こんな緑豊かで花もたくさん咲いている時期に登るのは初めてなので楽しい。
2年前のこの時期に雷鳥沢でテン泊した翌日も快晴だったのに前日の雨でスマホが壊れて泣く泣く下山した苦い思い出が。。。

8/5 9:13

スタートして約45分で一ノ越に着いた。
今年はトレーニングを続けているので呼吸も乱れず脚も全くしんどくなく登れた。

8/5 9:14

なのですぐに雄山目指して登るとしよう。

8/5 9:18

一の越山荘越しの龍王岳がカッコいい！

8/5 9:34

登山道には2年前秋よりもルート印がめちゃくちゃ増えてる。登りは赤、下りは黄色でルート分けがさらに厳格になってる感じ。
雄山までは軽ハイキングの登山者もたくさん登るからこれくらいしといたほうがいいのかも。

8/5 9:55

山頂直下で待望の青空がっ！

8/5 9:57

スタートして約1時間半で雄山登頂（3回目）。
後立山連峰方面は残念ながらガスで真っ白。。。

8/5 9:58

大理石みたいな一等三角点にタッチ！

8/5 9:58

まだそれほど混雑はしていないし天気もいいので快適。

8/5 10:02

これまではGWと10月の登頂で神主さんのご祈祷は受けられなかったので今回初めての頂上参拝受付へ。

8/5 10:05

登拝料700円で鈴の付いた赤札と白い御札を頂き次のご祈祷までしばし待機。
（コロナでご祈祷は約20人ずつに制限されている）

8/5 10:15

雄山神社の峰本社神殿の扉が開いているのを見るのももちろん初めて。

8/5 10:16

ご祈祷前に神殿横から剱岳を拝もうと思ったけどガスだった。

8/5 10:27

神主さんは話上手で場を盛り上げてくださってからのご祈祷タイム。
為になる話も聞けてよかったです。ありがとうございました。

8/5 10:41

さあ、ガスガスではあるけど大汝山へゴー

8/5 10:43

ガスの流れは結構早いのでタイミングさえ合えばいけるかも。

8/5 11:01

大汝山に登頂。
少し順番待ちがあったけどちょうど青空の見えるタイミングでよかった。

8/5 11:02

ガスの隙間から黒部湖発見。

8/5 11:02

黒部ダムもはっきり見えたぞ！やったー！

8/5 11:08

まだ午前中なのに大汝休憩所には登山者いっぱい。
と思ってたら、ほとんどツアー団体登山者だった。この後出発していくとガラーン状態となった。

8/5 11:10

前回はシーズン終了後だったので中の様子を見てみる。

8/5 11:12

500円のコーラでちょい休憩！

8/5 11:29

富士ノ折立の手前でさっきの団体20名ほどが集合していたので先回りしようとしたけど。。。

8/5 11:30

あれれ？いつの間にか巻き道を歩いていたことに気付く。
まあガスで眺望ないし以前に登頂しているのでまあいいかと。

8/5 11:35

内蔵助カールが見えてきた。

8/5 11:39

まだ雪たっぷり。

8/5 11:56

真砂岳も前回登頂してるし眺望ないので巻く！

8/5 12:42

そしてここは初登頂となる別山南峰。ガス晴れんなあ〜

8/5 12:54

もちろん別山北峰にも初登頂。

8/5 12:54

剱岳方面はまだガスで真っ白だけど時折うっすらと見える。

8/5 12:57

パン食べてる間に晴れないかな。

8/5 13:05

上は真っ白のままだけど下は見えてきた。
あそこが剣沢キャンプ場や剣沢小屋かぁ。

8/5 13:13

チングルマはもう綿毛になってるのね。

8/5 13:15

と思ってたらすぐ近くでは咲いていた。
ほぼ同じ場所なのに面白いなあ。

8/5 13:24

剣御前小舎は経由せずに最短ルートで剱沢まで下りる。

8/5 13:24

結構激下りらしいけど、雪はないのでいけるでしょう。

8/5 13:44

なかなの激下りだったけど、ようやく緩やか斜面まで下りてきたらチングルマのお花畑が見頃。

8/5 13:45

剣御前小舎からのルートにここで合流。

8/5 13:59

剣沢キャンプ場に来るのは初めて。
思ったより斜めってるのね。

8/5 14:00

テント受付。

8/5 14:01

ここの水場は煮沸が必要とは意外だった。

8/5 14:01

剱岳の登山情報ボードもあった。
明日に向けて気分が高まると同時に緊張してきた。

8/5 14:02

剣山荘はまだ先。

8/5 14:08

あの雪渓を渡っていくようだ。

8/5 14:11

踏み跡しっかりあるのでアイゼンなしで大丈夫だった。

8/5 14:21

振り返ると剣沢小屋とさっき登頂した別山北峰が見えた。

8/5 14:27

そしてようやく剣山荘が見えてきた。

8/5 14:29

池のほとりにクルマユリ発見。

8/5 14:30

スタートして6時間で剣山荘に到着。
立山三山から周って来ると結構疲れたなあ。でも雷鳥沢経由で来るよりははるかにいいと思う。

8/5 14:31

「剱岳」の文字が気分を高めてくれる。

8/5 14:40

受付を済まして部屋へ。
上段の1畳分スペースで隣は結局空いたままだった。今日はそれほど多くなかったのでソロの人は全て隣が空いていた。

8/5 14:45

部屋の名前もずばり「剱」
ザックは棚に収納するようなっていた。

8/5 14:48

一段落したらまずはコーラでしょ！最高っす！

8/5 14:49

後方のガスが一瞬取れてついに剱岳本峰が見えた！なんかドキドキするなあ。

8/5 15:06

剱沢付近の位置関係は地図でしか知らなかったけど、実際来てみると思ったより広大で高低差もあるのを知った。

8/5 16:13

剣山荘の目玉サービスといえばこのシャワー室。3つのブースがあり、石鹸やシャンプーは使えないけど温度調節機能も付いており最高に気持ちいいシャワータイムでした！

8/5 16:13

そういえばこの映画はまだ観てなかった。。。

8/5 16:17

トイレも水洗という他では考えられない充実っぷり。
もちろん匂いも全くしない。

8/5 16:20

晩ごはんまでまだ時間があるので予習がてら小屋裏から登山道の様子を見に行ってみた。ガスガスなので即終了（笑）

8/5 16:44

小屋前には24時間出っ放しのおいしい水。もちろんそのまま飲める（確認済）

8/5 16:54

本日の夕食。
種類も豊富で全部美味しかったー

8/5 17:23

別山尾根ルートの登山マップでまた予習。
事故は下りの全剱の門から一服剱までがいちばん多いようだ。下山も気を抜かないようにせねば。

8/5 18:41

寝る前に外に出てみると、別山がアーベントロートにちょい染まりだった。

8/6 3:30

予定通り3時に起床。
最終判断のため外の様子を確認すると綺麗な星空だ。これで登山決行だ。

8/6 3:31

朝食は弁当にして下山後に食べるつもりなので出発前の腹ごしらえはぺしゃんこのパンとアミノバイタルゼリー。

8/6 4:03

おいしい水を満タンに入れて合計1.5L。
緊張のスタート！

8/6 4:21

最初は緩やかな登山道を登り、気が付けば2番目鎖場だった。1番2番は鎖使わなくてもいけたので帰りに撮ろう。

8/6 4:27

スタートして25分で一服剱に着いた。
先週縦走した(右から)爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳。今週はその縦走路を眺めることになるとは。

8/6 4:27

そして前方には前剱がそびえる。充分存在感あるなあ。

8/6 4:34

五竜岳もゴツかったけど、前剱も負けていない。

8/6 5:00

ゴツい岩の横に鎖だ。

8/6 5:01

2番までは名前が付いてなかったが3番目鎖場からは名前入り「前剱大岩」

8/6 5:10

4番目鎖場「前剱」
ここは右へトラバース。

8/6 5:19

スタートして1時間17分で前剱頂上に着いたがガスガスで眺望なし。残念。。。

8/6 5:19

ここまでたまたま同じペースで後ろを歩いていた人と休憩がてら会話すると「ちょうどいいペースなのでこのまま後ろを歩いてもいいですか」とのこと。もちのろんですよ！
以前に早月尾根ルートでは登頂経験あるそうなので心強い！

8/6 5:26

まだガスはかかっているがだんだん薄くなってきた感じがする。

8/6 5:28

おおっ！出た！全剱の門の4m鉄製ブリッジだ！あれを渡ると垂直に切り立ったトラバースが待っている。

8/6 5:29

渡る前に「写真撮りましょうか」と言われたのでスマホを手渡し、恐る恐る足を踏み出す。
後ろを振り向く余裕などないのだ。

8/6 5:30

5番目鎖場も「前剱」
右へトラバース。高度感もある。

8/6 5:34

6番目鎖場も「前剱」
ここは激下り。自分はクライムダウンで下りる。

8/6 5:49

奥の方にトゲトゲの厳つい剱岳がついに姿を現した！！

8/6 5:57

7番目鎖場「平蔵の頭」
鉄杭に足を交互に乗せて登っていく。体は右を向くイメージで。

8/6 5:59

平蔵の頭を越えるとすぐにほぼ垂直下りの鎖場登場。
ここもクライムダウンで慎重に下りていく。

8/6 6:06

まるで異次元に入り込んだような異様な雰囲気が漂う。

8/6 6:06

ここは鎖はない。僅かな足場に確実に乗せてゆっくりトラバース。

8/6 6:07

8番目鎖場「平蔵のコル」
ここの鎖はすぐ終わる。そしてここを周り込むとついに。

8/6 6:10

思わず「スゲー！」と声に出してしまうほどの険しい岩峰群だ。

8/6 6:12

生で見るカニのたてばいは想像以上に凄いわ！
しかも先行者がいないので登り方を参考にすることもできないが、渋滞してるよりは自分のペースで登れるのでいいかも。

8/6 6:15

9番目鎖場「カニのたてばい」30mのほぼ垂直の岩壁を登るのだ。
左に回り込んで鉄杭に足を乗せてから登り始める。

8/6 6:22

無事に登りきったが、途中上しか見なかったしどうやって登ったのか全然覚えていない。
前剱から一緒に行動している人も続いて登ってきた。

8/6 6:23

安全地帯でホッと一息つく。
目の前にはこれまで登攀してきたルートが一望できるけど離れて見るほうがより恐ろしい。。。

8/6 6:23

まさに今、平蔵の頭（右の岩峰）からの超激下りを下りてる！見てる方が怖いわ。

8/6 6:24

カニのたてばいはクリアしたが、まだまだ険しい道のりは続く。

8/6 6:35

そしていつの間にかガスもすっかり取れて超弩級の絶景が広がってるではないか！
中央奥の雄山から続く稜線、別山、一服剱、前剱、平蔵の頭まで全部見えるぞ〜

8/6 6:43

ラストのガレ場をどんどん登る。

8/6 6:45

景色が凄すぎて何度も振り返ってしまう。

8/6 6:53

よし！祠を捉えたー
短めだがビクトリーロードと呼んでもいいでしょ（笑）

8/6 6:54

スタートして2時間51分。
遂に夢の剱岳に感動初登頂の瞬間だー！！！

8/6 6:54

「なんとか無事に登頂することができました」とお参り。

8/6 6:55

前剱では真っ白だったのが嘘みたいに晴れて最高のタイミングで山頂に立てたのがホントに嬉しすぎる。

8/6 6:57

「登ったどー！」
勝利の雄叫び（笑）

8/6 6:57

しかも山頂には他に2人しかいないので計4人での独占タイムがしばらく続き、静かな貴重な山頂時間を過ごす。

8/6 7:06

山頂からの眺めも抜群過ぎる。
立山三山と後立山連峰、中央奥には槍ヶ岳も！

8/6 7:06

後立山連峰には少々雲が湧いているけど、そんなことはどうでもいいのだ。

8/6 7:06

手前のギザギザは八ツ峰。
今日はクライミングしてるパーティはいるのかな。

8/6 7:08

三角点にタッチ！
意外だが剱岳は三等三角点が設置されている。しかも2004年にGPS測量の結果、正式に2,999mと発表されて三角点も設置されたそうだ。

8/6 7:11

富山平野と富山湾もよく見える〜

8/6 7:14

だんだん雲が湧いてきた。

8/6 7:22

山頂での極上時間はあっという間に30分が経とうとしている。この光景もそろそろ見納めで、もう二度と見ることがないかもしれない。

8/6 7:23

最後は祠の裏側で。
さあ、まだ大事な下山が残っているので気を引き締め直していざ！

8/6 7:24

歩き出したら一気に高度感に緊張。

8/6 7:37

何か狛犬的な感じのする岩を発見！

8/6 7:40

下山開始すぐに現れるのが
10番目鎖場「カニのよこばい」

8/6 7:40

まずは下へ下へ。
ちょうど先行者がよこばいの足場を捉えたようだ。

8/6 7:43

次は自分の番だ。
足場の岩の窪みは全く見えないので最初の一歩は足の感覚を研ぎ澄まして見つけるしかない。
よし！見つけた！姿勢が安定したのでパシャリ。

8/6 7:44

続いて途中からの同行者も。あら、あっという間に。

8/6 7:46

カニのよこばいが終わると間髪入れずにこの長い垂直ハシゴだ。

8/6 7:47

とそこへ、ブロッケン現象や！
あれは尖った岩が映っているようだけど、自分じゃないのに見えるってこんなの珍しい。

8/6 7:54

11番目鎖場「平蔵のコル」

8/6 7:54

さっきカニのたてばい終了地点で見たあの岩峰を自分が下るのね。

8/6 7:58

下り終わると山頂がもうあんなに遠くに。

8/6 7:59

12番目鎖場「平蔵の頭」
下山なのだが↑なのですよ。

8/6 7:59

この左側に上りルートがありこの岩峰を下りることになる。
下りルートは真上に登っていく。

8/6 8:26

剱岳最後の鎖場が登場。ここも上ることになる。

8/6 8:26

13番目鎖場「前剱の門」
ここは足場も割りとあるので上りやすかった。

8/6 8:28

下山開始して約1時間経過。
この辺りから一服剱までがいちばん事故発生が多いので気合を入れ直して下りる。

8/6 9:31

さらに1時間経過してようやく剣山荘が視界に入った。

8/6 9:32

ここで上りでは撮りそこねた1番目鎖場を発見。

8/6 9:46

よっしゃー！無事に下山完了して剣山荘に到着。スタートして約5時間45分の行程でした。
ここまで行動を共にしてくださった人と勝利のグータッチ！
ホント一緒に登れてよかったです。ありがとうございました。

8/6 9:46

剱岳の往復で1Lの水はほぼ空になっていた。
さっそくおいしい水を満タン補充してグビグビ。

8/6 9:50

一緒に登った人はテントを撤収しに剱沢に向かい、後から合流して室堂まで一緒に行くことに。
そして至福の弁当タイム。めちゃウマ。

8/6 10:08

剣山荘はぜひまた泊まりたい！
ということはまた剱岳に登るということかぁ。

8/6 10:08

剱沢キャンプ場に向けて出発。

8/6 10:12

昨日はガスで真っ白だったけど、最後にこんな絶景のご褒美が。

8/6 10:20

ここからは剱岳は見えないけど、この絶景で充分ですよ。

8/6 10:26

再び雪渓を渡る。

8/6 10:43

剱沢キャンプ場で同行者と合流。
少し休憩してから「どちらかが遅れるようだったら待たずに先に行く」ということで室堂に向けて出発。

8/6 11:16

別山からの合流地点で、同行者の人はだいぶ遅れているようでした。自分より3年先輩でテン泊装備の70Lザックはさすがにペース落ちてしまうのかも。

8/6 11:23

ではお先に行きます。ありがとうございました。
剱御前小舎が見えてきた。

8/6 11:37

剱御前小舎に到着。

8/6 11:43

ここからは一旦底の雷鳥沢まで下りてからの地獄階段を上り雷鳥荘へ。さらに室堂まで地味に登らねば。。。

8/6 12:07

さっきと景色は変わらないけど若干近づいてきたかな。
あーあ、ここからジップラインで室堂までビューンと飛びたい！

8/6 12:52

そんなこんなでようやく下りきるというときに雨がザーッと。
ザックカバー付けてレインウェアを着たらすぐ止んだ。ほっ。

8/6 12:55

雷鳥沢キャンプ場。
土曜日の昼過ぎとしては多いか少ないかよくわからない。

8/6 12:59

さあ、恒例の地獄階段に突入。はぁ〜

8/6 13:16

一定のペースを維持して雷鳥荘まで登ってきたけど、体力的（心肺機能的）にはそれほどしんどくなかったぞ。
これは山行トレーニングのおかげかも！

8/6 13:16

ここからも剱御前小舎が見える。
あんなとこから底まで下りてまた上がってきたんやなぁ。

8/6 13:17

あ、雷鳥荘も休業となっていた。
スタッフがコロナ感染したため8月5日から14日まで休業だそうだ。みくりが池温泉に続いてここもかぁ。

8/6 13:20

でも売店は開いてたので、アクエリアスを買って一気飲み。プハー

8/6 13:36

ここの風景は生で見るとスケール感が凄すぎて遠近感がマヒするよね（笑）

8/6 13:45

みくりが池温泉はコロナ休業から復帰してこの日から通常営業再開だそうです。

8/6 13:48

ミクリガ池で立山三山リフレクション！

8/6 13:56

あと少しだ頑張れ俺！
実は右足のスネ付近を痛めてしまってキツいっす。

8/6 14:00

登山者と観光客が混在するカオス室堂でゴール！

8/6 15:18

そのままバス乗り場に直行すると次の便は14:40の表示だったが、予想通り臨時便(14:10)が出てケーブルもすぐ乗れた。
ここまでは順調だったけど北陸道が災害通行止め、東海北陸道も白川郷〜飛騨清見が通行止めとか詰んだと思ったけど、下道で飛騨高山まで行き飛騨清見から無事に高速乗れた〜

撮影機器：

iPhone 12 Pro 256GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ヘルメット

感想

chaos

剱岳はいつか登れたらいいなあ、ぐらいにしか考えてなかったけど
いや、ここんとこトレーニング山行を続けて体力・筋力が出来上がってるうちに登頂しておかないと後になってから後悔しても遅いと考えを改めて、八峰キレットに行く前に剣山荘の予約と立山駅発7:00のチケットをWeb予約しておいた。
そして先週の八峰キレット山行も楽しく踏破できたし、剱岳山行を最終決定。

初日は雄山でご祈祷を受けたり、別山にも初登頂できたし大満足。
剣沢キャンプ場は初めて来たけどテン場は案外傾斜してるなあという感想だった。
そこから剣山荘までが思ってたよりも遠かった。

剣山荘はもちろん初めての宿泊だったけど、これまで泊まった山小屋のなかでもベスト3に入るほどよかった。
夕食も抜群に美味しかったし、シャワー室があるのも凄いし、スタッフの対応も最高だった。
翌朝は3時に起床してまずは外の様子を確認。
もし雨が降っていたら即中止のつもりだったが外は満天の星空が素晴らしかった。
このときはホッとしたのと同時に「ホンマに登るんや〜」と複雑な心境だった。

早い人は3時頃から続々と出発していくのを見てヘッデン登山に慣れていない自分は「みんな凄いなあ」と感心しきり。

予定通り4時にスタート。まだまだ周囲は暗いけど東の空はほんの薄っすら明るくなりかけていて一服剱に着いた時点では周りの状況も見えるようになっていた。

前剱で後ろを歩いていた人に抜いてもらおうと声をかけると「ちょうど同じペースなのでこのまま後ろでいいですよ」という返事をきっかけに話をするようになった。
その人は前回は早月尾根から登頂して別山尾根で下山したので今日は別山尾根で初めて登りに来たそう。
しかも同じ関西出身ということで一気に親近感が湧いてきた（笑）

前剱を越えるとだんだん険しくなってきたが、経験者が後ろを歩いているのですごく心強い！鉄のブリッジを過ぎると前後に登山者はいなくなり2人パーティ状態。
前には誰もいないので岩場でのルートファインディングもソロのつもりで考えながら先へ進んでいく。
平蔵の頭を越えたあとの激下りやカニのたてばいも緊張はしたけど楽しく登れた。
ただ1箇所だけベストのルートがわからず試行錯誤しているところでは後ろの人に先に行ってもらい助けてもらって無事に乗り越えることができた。

そして遂に剱岳山頂に着いてこれまで経験したことのないような感動を味わうことができた。しかもそのとき山頂には計4人しかいなくて天気も最高！
しばらくの間は贅沢な山頂時間をたっぷり堪能できた。

30分ぐらい滞在して下山開始。
すぐにカニのよこばいが登場し、岩の窪みに最初の一歩を踏み入れるまでは緊張したけど足が決まったら後はすんなりヨコヨコ移動。
それから出てくる鎖場もひとつひとつ着実にクリアしていき、無事に剣山荘まで下山完了。
最後まで自分のペースで歩けたのも後ろに心強い同行者がいたおかげだと感謝でいっぱいです。

剣山荘から室堂に向けて歩き出すと、どうも右足のスネの下あたりが痛むようになってきた。どこかにぶつけた覚えもないし、なんでだろと思いながら剱御前小舎で靴を脱いで足首を動かすとやはり少し痛みがある。
室堂まで行くのには問題ないくらいの痛みなのでそのまま歩き出す。

帰宅してから靴下を脱ぐとどうも少し腫れてる感じ。
翌日になると明らかに右足首が腫れてるので冷感湿布を貼っておとなしくしていたが、気になるのは10日からの槍穂高縦走のことばかり。

そして今日（月曜日）朝には足首周りがパンパンに腫れていて明らかに捻挫だと思った。
剱岳の登山中に足を捻った覚えも全くないし、どこでこんなことになったのか思い返しても全く見当がつかない。

考えられるのは剱岳ではずっと緊張していてアドレナリンも出まくっていたので途中で足を捻ったことにも気が付かなかったのかも。

この感想を書いてる月曜の夜の時点で、大キレット縦走どころか普通に歩くのもままならないので予約した各山小屋は全てキャンセル。
今週のお盆休みは天気予報も良好だというのに残念無念。

コメント

たかし

はじめまして。
私はまったく同じ日程で剱岳を予定していたものの、天候が読めず見送りしていました。
素晴らしい景色のお写真に悔しい思いでいっぱいです😅
鎖場のご説明はとても参考になりますので、また近々行くまでに熟読させて頂きます！

chaos

blue-skyさん
はじめまして。コメントありがとうございます！
僕も前日まで天気予報とにらめっこして判断が難しかったです。
なので当日朝が雨なら即中止するつもりで行きました。
結果的には天気も最高で鎖場渋滞することもなく写真もたっぷり撮ることができてよかったです。
剱岳はホントに最高の山でしたのでぜひ登頂してください！

nosbby

chaosさん
一緒に立山行ったのを思い出します！
剱岳、ホンマよう行ったなぁ、感服やわ(笑)

chaos

nosbbyさん
あのとき奥大日岳から見た剱岳もカッコよかったねえ。
よし、来年は剱岳に登頂する？ご案内しますよ（笑）