奥秩父縦走（瑞牆山荘→金峰山→甲武信ヶ岳→雲取山→鴨沢）

2023年05月03日(水) 〜 2023年05月06日(土)

• GPS: 53:01
• 距離: 64.8km
• 登り: 4,889m
• 下り: 5,856m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:28
• 休憩: 1:02
• 合計: 7:30

10:06 瑞牆山荘
10:22 10:28 富士見平林道交差
10:41 10:42 富士見平林道終点
10:45 10:46 富士見平湧水
10:52 10:53 富士見平小屋
11:35 11:36 鷹見岩分岐
11:44 11:50 大日小屋
12:18 12:29 大日岩
13:07 13:07 丸山
13:35 13:43 砂払いノ頭
13:51 13:52 千代の吹上
14:04 14:11 金峰山小屋分岐
14:41 14:41 五丈石
14:46 15:02 金峰山
16:25 16:26 朝日岳
16:36 16:37 朝日岳前の展望岩場
17:00 17:01 朝日峠
17:36 大弛峠

2日目

• 山行: 10:38
• 休憩: 1:17
• 合計: 11:55

3:47 大弛峠
4:09 4:16 夢の庭園
4:43 4:51 前国師ヶ岳
5:03 5:03 三繋平
5:11 5:18 国師ヶ岳
6:58 6:58 国師ノタル
7:38 7:39 東梓
8:27 8:33 両門ノ頭
9:04 9:10 富士見
9:46 9:46 水師
9:59 9:59 2353m地点
10:47 10:51 甲武信ヶ岳
11:02 11:19 甲武信小屋
11:38 11:40 木賊山まき道分岐
12:27 12:28 破風山避難小屋
13:19 13:33 破風山
14:03 14:04 東破風山
14:58 15:00 雁坂嶺
15:28 15:29 雁坂峠
15:42 雁坂小屋

3日目

• 山行: 11:26
• 休憩: 1:35
• 合計: 13:01

4:09 雁坂小屋
4:55 5:00 水晶山
6:06 6:07 燕山
6:38 6:47 雁峠
6:57 7:00 小さな分水嶺
7:05 7:06 笠取山西
7:26 7:42 笠取山展望地
7:49 7:50 笠取山
8:03 8:04 水干尾根
8:29 8:29 黒槐山
8:38 8:39 黒槐の頭
9:03 9:09 独標2044m
9:49 10:09 唐松尾山
11:26 11:28 山ノ神土
11:34 11:34 牛王院平
11:44 11:48 将監峠
13:27 13:37 大ダル
14:27 14:31 禿岩
14:33 14:33 飛龍権現神社
14:51 14:51 三等三角点飛龍山
14:56 14:56 山頂近道分岐
15:22 15:22 北天のタル
16:04 16:15 崩壊地
17:10 三条の湯

4日目

• 山行: 8:14
• 休憩: 0:27
• 合計: 8:41

6:31 三条の湯
9:45 9:46 三条ダルミ
10:24 10:24 雲取山避難小屋
10:26 10:41 雲取山
11:13 11:14 雲取山避難小屋
11:29 11:30 小雲取山
11:51 11:52 ヨモギノ頭
11:56 11:57 奥多摩小屋
12:24 12:24 ブナ坂
12:34 12:35 上段と下段の分岐
12:50 12:53 七ッ石小屋下分岐
13:28 13:28 堂所
13:44 13:44 茶煮場
14:43 14:44 小袖緑道あがり
14:48 14:48 丹波山村村営駐車場
15:09 15:11 鴨沢バス停
15:12 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【行き】5:01 最寄り駅 8:01 韮崎駅 8:55 瑞牆山荘直行登山バス（GW中運行要予約2.200円）10:00 瑞牆山荘
※路線バスに全員乗車出来なかったという情報あり。
山梨峡北交通
http://cus4.kyohoku.jp/

【帰り】16:08 鴨沢バス停

コース状況／危険箇所等

［瑞牆山荘前］登山ポスト、トイレあり。
［金峰山〜大弛峠］残雪あり。朝日岳の下りでチェンスパ装着。
［大弛峠〜国師ヶ岳〜国師のタル］残雪深く距離も長いので歩行に時間がかかった。踏む抜きが多くみられる。チェンスパより6本爪アイゼンにすればよかった。
［甲武信ヶ岳山頂直下］日陰に雪が残り歩きにくいがチェンスパは使用しなかった。

その他周辺情報

【大弛小屋】テント1張り 1.000円。水場あり・駐車場の公衆水洗トイレ利用。缶ビール・チューハイ購入。予約不要/17時半頃到着 残り3張。
http://oodarumi.jp/

【雁坂小屋】テント1張り 1.000円。水場あり・トイレ清潔。缶ビール購入。予約不要(GW期間中の臨時テン場利用) 15:30頃到着 残り5張位。
http://karisakakoya.blogspot.com/

【三条の湯】オンライン予約要。テント1張り 1.000円+入浴料500円。水場あり・バイオ水洗トイレ。缶ビール購入。この日は18時半以降食事可（カレーライス600円）。
https://www.taba-kan.co.jp/blank-9

写真

縦走スタート！
瑞牆山こんにちは

11時前でこの賑わい、さすがGW!
富士見平小屋のテン場

記念すべき縦走で見た富士山第一号✨富士見平小屋にて

もうシャクナゲが咲いてる~

ガレた登山道を登る。久々のテン泊装備の重さに身体がまだ慣れない。

視界が開け
南アルプス

中央アルプス

八ヶ岳

大日岩で小休止

大日岩の向こうに赤岳、編笠山

陽の当らない場所には雪が残る

稜線の岩ゴロゴロ地帯に出た

五丈岩に向かって進む

優雅に旋回するグライダーと

優雅に佇む富士山

岩が大きいので重いザックを背負っての足上げがキツい。。

五丈岩まで
あと一踏ん張り〜

五丈岩到着！
時間が遅いせいか周りに2、3組しかいない

一座目 金峰山山頂！
爽やかな風が気持ちいいー

金峰山〜大弛峠間の登山道の約2/3は雪が残っていた。

しばらくツボ足で歩く

朝日岳到着

朝日岳から見た富士山
夕方なのに雲がなくすっきり

明日歩く稜線
左から国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳〜飛竜山

朝日峠でチェーンスパイクを装着。付けたり外したりを繰り返す。

北八みたいな樹々と空

17時半 大弛峠到着。暗くなる前に急いでテントを張った。陽が落ちると一気に気温が下がり寒い。

大弛小屋で一日目幕（就寝時シュラフカバー、ダウン上下着用）
朝：おにぎり小x2ヶ
昼：スティックパンx3本
夜：モンベルデミグラスリゾッタ（80g）+固形スープ豚汁

朝4時 2日目スタート
序盤はひたすら木階段上り。凍った残雪が階段を覆い、朝一から神経を使う。

4時半
明るくなってきた♩
今日も南アルプスがよく見える

前国師に到着したタイミングで真っ赤に燃える太陽の頭が出てきた！

偶然にもご来光を拝めた♩
ありがたや〜🙏

国師ヶ岳山頂！

ピンクとブルーのグラデーションが素晴らしい

雲海に浮かぶ富士山
ほんとにステキ

ここからしばらく深めの残雪地帯が続く。斜度のある下りで通過するのに時間がかかる。途中チェーンが6ヶ所切れた。1500円だったからなぁ‥

雪が途切れると苔がむしむし
若干カサカサ

木漏れ日ステキ✨

雲一つない青空と富士山もステキ✨

富士見だけど富士は見えず。
昔は見えたの？

水師 ここも眺望なし
シャクナゲいっぱい

甲武信ヶ岳直下で再び残雪。
この辺はチェンスパ無しでも歩ける。

樹林帯を抜けると
北アルプスオールスターズ！

赤岳、横岳、硫黄岳もくっきり

五丈岩から続く歩いてきた稜線。その向こうに白く輝く甲斐駒と仙丈ヶ岳。

ガレた地帯を通過すれば甲武信ヶ岳山頂まであと一息

甲武信ヶ岳山頂到着！
たくさんの登山者で賑わっている
同行者のKさんと記念撮影♩

峰々を従える富士山

甲武信小屋でスカッと爽やかレモンソーダ♩既にテントが4〜5張り。

木賊山のまき道。雪は深くはないけど滑りやすかった。

まき道終了地点。
ここを過ぎるとピタッと雪がなくなった。

バイカオウレン
「らんまん」で覚えた^_^

正午の富士山

これから登る破風山
急登を前にして息をのむ..

ざれている斜面を注意しながら下ると

倒木が多い稜線が現れる

破風山避難小屋が見えた

とても綺麗な避難小屋。中に薪ストーブと薪があった。

急登を登り破風山頂へ向かう。
振り返って甲武信ヶ岳。

破風山山頂！
縦走の中で一番キツい登りだった。

続いて東破風山

立枯れた木が多い稜線を歩き

2日目最後のピーク雁坂嶺山頂！

えっ！生きてる⁉︎
山頂にいたぴくりとも動かないオブジェのような鹿

日本三大峠 雁坂峠に到着。
「日本三大峠」
標高が高く、歴史的にも重要な3つの峠が日本三大峠。奥秩父の雁坂峠、南アルプスの三伏峠、北アルプスの針ノ木峠。

雁坂峠からの眺望なりー
「雁坂峠」
秩父と甲州を結ぶ秩父往還の峠。明治〜大正時代には秩父・大滝村の女性たちが繭30kgを背負い、列をなして塩山の繭市場へと繭を運んだシルクロード。「日本書紀」にも登場し日本最古の峠といわれる。

この日の幕営地雁坂小屋！楽しみにしていたしし鍋祭りの鍋は14時には既に売り切れ、、残念~

2日目 雁坂小屋で幕。
（ダウン上下着用して就寝、シュラフカバー無し）
朝：カップヌードル リフィル（塩分高めで午前中水の消費が多くなった）昼：スティックパン3本　行動食：ランチパック1袋　夜：モンベルベーコントマトクリームリゾッタ80g+固形スープ+ウインナー1本　他：アミノバイタルx2本、ブドウ糖

3日目 4時
この日も樹々の隙間から真っ赤な日の出を拝んでスタート

苔の間にキラキラ
バイカオウレン

まずは雁峠（がんとうげ）へ

木漏れ日で苔が輝く登山道を進むと

富士様現る✨

いろんな場所から富士山を見たがここから見る富士山は格別だった

南アルプスはこれで見納め

ツバクラ山 〇
ツバクロ ×

またここに富士山を見に来たい

笹原広がる雁峠。
奥秩父を縦走したいと思ったきっかけの場所。

「小さな分水嶺」小さな一滴が荒川、多摩川、富士川へ、そして大海原へ向かうのかぁ

目の前のザ・直登を登り、
笠取山山頂へ！

急登はキツイが振り返れば絶景♩

笠取山山頂！ではないんだなー
もう少し先に三角点のある地味な山頂がある。

シャクナゲ
今にも咲きそう

次のピーク唐松尾山まで笹が生い茂る登山道が続く

岩場を数ヶ所通過して唐松尾山山頂到着！眺望なし。ここで擦れた足の親指にガーゼを巻く。

その後、道間違いをして時間ロス。分岐を右に進むべきところをピンクテープがついている左方向へ進んでしまった。道が荒れた破線ルートなので正規ルートに戻るのに難儀。色々教えて下さったお兄さん、ありがとうございました。

予定より遅れて山ノ神土（やまのかんど）にやっと到着。

ここからしばらく高低差の少ないトラバース道が続く。南斜面なので日焼け注意。

高低差は少ないが崩落箇所が多い。橋が架けられている箇所があったり、

なかったり

単調な景色で黙々と歩く中イワカガミに元気をもらう^_^

突然の鹿の骨にビビる💦

三条の湯の文字！縦走はいよいよ終盤。電波がつながる大ダル付近で小屋に遅れる旨を連絡。

雲取山が現れた！やっとここまで来たぞ！明日この山頂に立てれば最後のピークとなる

三条の湯へ続く分岐。ここから小屋まで疲れた脚にひじょーにキツイざれたトラバース道が続く。。

ヤマザクラを眺めながらガクガクの脚を休める

着いた♩
ずっと来てみたかった三条の湯♨

若葉がとても綺麗♩

テン場は小屋より少し下った沢沿い。水場はあるがトイレはない。

沢のせせらぎが心地よいテン場♩予約済みなので遅く着いても場所は確保されている。

そして、今回の縦走の一番の目的と言っても過言ではない温泉へ✨このためにせっかく稼いだ標高をずんずん下り、そして明日また900m登り返すのだ。

薪で焚かれたお風呂♨
あ〜来てよかった♩

3日目 三条の湯で幕（シュラフカバー無し、ダウン上のみ）
朝：サタケマジックライス青菜ご飯（60/100g）+固形スープ揚げ茄子（α米喉に通らず）昼：プロテインバー 1本（もそもそして喉に通りにくい）夜：小屋のカレーライス 他：アミノバイタル2本、ブドウ糖

最終日 6:30スタート
登り始めはザレたトラバース道

あまい香りが漂う馬酔木

空にレンズ雲
天気は下り坂

新緑の黄緑きれい✨

かわいいスミレ

三条ダルミから急登を登ると、

ヤッター！最後のピーク雲取山山頂到着！！よく歩いたねーKさん！

笠雲をかぶった富士山

４日間歩いて来た山々が見えて、なんだかしみじみ。

さて、里へ向かって下山開始！4日間元気をくれてありがとう！

お決まりのダンシングツリー

ツツジ

ゴールの鴨沢バス停へ向かって

里に到着！

奥秩父縦走完踏！！お疲れ様でしたー
4日目
朝：サタケマジックパスタ（きのこ）+固形スープミネストローネ＆牛テールスープで味替えスープパスタ　☆☆☆昼：固形スープ、行動食の残り 他：アミノバイタル2本

感想

ゆきち

五月晴れのまたとない好天に恵まれ、素晴らしい景色を眺めながら歩くことができた。例年より雪が少ないそうだが、積雪した登山道の通過に思っていたよりも時間と体力を使った。時間の余裕があまり無い計画だったため、午後はテン場到着時間を特に気にしながら歩くことになった。

20,000ルーメンの充電器を持って行ったが、使用したのは5.000のみ。これならApple Watchも充電出来たかも。

一緒に歩いたKさんのおかげで、楽しく充実した４日間を過ごせて大感謝(^^)
またいつか一緒に逆コースにチャレンジしよう！

コメント

きっちゃん

おめでとうございます。
天気が良くて良い眺めですね。
こだわりの「三条の湯」さぞ、気持ちよかったでしょう！
おつかれさまでした！！！

renarena

素晴らしい！長い縦走路を一気に😍しかもテント泊なんてすごいな〜
何箇所か崩落地あるみたいですね。
5月末に大弛峠から新地平まで歩く予定です。
ぶつ切りですが、全区間繋げたいと思います。
お疲れ様でしたー♪

rieimarin

これだけ天気のもったGWはなかなかないですよね、おつかれさまでした。
それにしてもすごい、絶対マネできない（する気が起きない(^-^;)