真夏の後立山連峰縦走(鹿島槍ヶ岳→五竜岳→白馬岳)

2023年07月25日(火) 〜 2023年07月26日(水)

• GPS: 21:48
• 距離: 39.2km
• 登り: 4,808m
• 下り: 4,861m

コースタイム

1日目

• 山行: 11:44
• 休憩: 0:33
• 合計: 12:17

4:54 スタート地点
4:58 4:59 柏原新道登山口
5:47 5:47 ケルン（柏原新道）
5:53 5:57 駅見岬
6:32 6:32 水平岬
6:51 6:52 富士見坂
7:13 7:13 種池山荘
7:45 7:45 爺ヶ岳南峰
7:57 7:59 爺ヶ岳中峰
8:14 8:14 爺ヶ岳北峰
8:30 8:30 冷乗越
8:39 8:41 冷池山荘
8:48 8:48 冷池山荘テント場
9:27 9:27 布引山
10:02 10:09 鹿島槍ヶ岳
10:37 10:41 鹿島槍ヶ岳北峰
11:27 11:32 八峰キレット
11:42 11:44 八峰キレット小屋
13:02 13:03 北尾根ノ頭
14:43 14:45 五竜岳
15:21 15:24 五竜山荘
15:28 15:28 遠見尾根分岐
15:59 16:00 大黒岳
17:00 17:00 牛首
17:10 唐松岳頂上山荘

2日目

• 山行: 8:57
• 休憩: 0:20
• 合計: 9:17

17:10 唐松岳頂上山荘
5:15 5:16 唐松岳
5:44 5:44 不帰嶮（不帰二峰南峰）
5:59 6:15 不帰嶮（不帰二峰北峰）
6:53 6:53 不帰嶮（不帰一峰）
7:08 7:08 不帰キレット
7:53 7:54 天狗ノ大下り
8:17 8:17 天狗ノ頭
8:32 8:33 天狗山荘
8:51 8:52 鑓温泉分岐
9:16 9:16 鑓ヶ岳
9:57 9:57 杓子岳
10:42 10:42 丸山
10:59 10:59 白馬山荘
11:14 11:16 白馬岳
11:24 11:24 白馬山荘
11:33 11:34 白馬岳頂上宿舎
12:04 12:05 避難小屋
12:19 12:20 岩室跡
13:45 13:45 白馬尻小屋
14:18 14:20 猿倉荘
14:20 ゴール地点

天候

7/25:晴れ→曇り
7/26:晴れ→曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

IN:柏原新道
→柏原新道前の駐車スペースに駐車。土日はすぐに埋まるので、その場合は扇沢駅へ。

OUT:猿倉
→バス、電車、バスと乗り継いで扇沢まで戻る
バス(猿倉〜白馬駅) 1000円 14時35分発
電車(白馬駅〜信濃大町駅) 特急1270円 15時16分発
バス(信濃大町駅〜扇沢駅) 1650円 16時25分発

参考に白馬駅〜扇沢をタクシーだと余裕で1万越え
信濃大町〜扇沢だと8000円切るくらいとのこと。一人なら公共交通機関推奨ですが、下山時間は要コントロール。

コース状況／危険箇所等

柏原新道〜鹿島槍ヶ岳
→柏原新道はとても歩きやすく、危険箇所はないです。鹿島槍ヶ岳の登りはキツいですが、危険箇所はありません。

鹿島槍ヶ岳〜五竜岳(八峰キレット)
→逆ルートで歩いている人が多かったです。少し下り基調になるので、鹿島槍ヶ岳から歩く方が難易度上がるのか？キレット回りは鎖場、岩場が多いですが、しっかり整備されており、スタンスも豊富です。むしろザレ場などでのスリップが怖かったです。

五竜岳〜唐松岳
→意外にちゃんとした鎖場なので、キレットからの続きで気を抜かないように通過が必要です。

唐松岳〜白馬岳(帰らずキレット)
→帰らず一峰、二峰の周囲が核心部になります。こちらも同じ方向で歩いている人なし。こちらは確実に唐松岳方向から来る方が難しいと思います。鎖に頼り過ぎず、スタンス見つけて、三点支持が必要。キレットを抜ければ後はアップダウンがある登り。

白馬岳〜猿倉
→大雪渓の下り(雪渓部もガレ場部も)が面倒くさいです。チェンスパで行きましたが、爪が短いと滑るので、この時期は6本爪以上のアイゼンが必要です。

総括
→二泊以上の場合は、白馬岳方面からの縦走の方がやりやすいと思います(難易度や山小屋の位置など)。一泊の場合はキレットの位置的に遅い時間&疲れた状態での通過とならない、扇沢からの周回になってしまうと思います。
休日だと渋滞も考慮する必要があるので、可能であれば平日が静かでオススメ。

その他周辺情報

温泉:湯けむり屋敷 薬師の湯(日帰り750円)
食事:信濃大町駅内の蕎麦屋
テント場:唐松頂上山荘(1張2000円+1人2000円=4000円)

写真

7/25 4:53

いつもの駐車場

7/25 4:59

柏原新道入り口

7/25 5:30

景色が見えてくる、よき

7/25 5:46

ケルン

7/25 5:47

滑れるねんなー

7/25 6:42

針ノ木側

7/25 6:52

ミヤマキンポウゲ

7/25 7:12

ハクサンフクロウ

7/25 7:12

種池

7/25 7:18

立山方面

7/25 7:39

チングルマ

7/25 7:45

爺ヶ岳東尾根

7/25 7:45

爺ヶ岳(南)

7/25 7:48

コマクサ

7/25 7:52

シャクナゲ

7/25 7:57

爺ヶ岳(中)

7/25 8:31

冷池乗越

7/25 8:39

冷池

7/25 8:47

剱方面

7/25 9:27

布引山

7/25 10:03

鹿島槍ヶ岳(南)

7/25 10:17

たっぷり雪渓

7/25 10:29

吊尾根分岐

7/25 10:36

無事今年も雷鳥ゲッツ！

7/25 10:37

鹿島槍ヶ岳(北)

7/25 10:59

稜線と夏の空

7/25 11:21

鹿島槍ヶ岳から下山していく
鎖場になっています

7/25 11:26

八峰キレット

7/25 11:28

梯子、鎖が続きます

7/25 11:35

整備は行き届いています

7/25 11:38

キレット小屋

7/25 11:41

キレット小屋からの展望
ここでコーラ補給

7/25 12:00

嫌らしいザレトラバース

7/25 12:10

長い鎖

7/25 12:35

口ノ沢のコル

7/25 13:25

ザレ稜線

7/25 13:39

ミヤマダイコンソウ

7/25 13:46

まだまだ続く縦走路
ガスが上がってきた

7/25 13:56

G5

7/25 14:22

ガスが上がってきた

7/25 14:22

次から次へと鎖

7/25 14:40

カラフル亀虫

7/25 14:41

五竜分岐

7/25 14:44

五竜岳

7/25 14:44

晴れた！どーん！

7/25 14:46

キレットあまり巻けていないので、先を急がねば

7/25 15:19

五竜岳山荘

7/25 15:28

遠見尾根の分岐

7/25 15:35

唐松に向かう

7/25 15:44

シャクナゲ

7/25 15:49

池？

7/25 15:59

大黒岳

7/25 16:03

たくさん「ねんなー」がある！

7/25 16:24

意外に悪かった牛首の岩場

7/25 16:28

鎖を伝っていく

7/25 17:00

牛首終了

7/25 17:00

唐松の小屋

7/25 17:11

キャンプ場は祖母谷側の登山道沿いにあります
結構下ります

7/25 17:15

価格！！

7/25 17:29

テント準備

7/25 18:28

お食事
久しぶりに脳死ラーメン
メンマとかチャーシューいれるだけで美味しくなる

7/25 18:40

夕焼け

7/26 5:16

翌日は、朝からガス！
唐松岳はガスの中

7/26 5:16

唐松岳

7/26 5:45

帰らず2峰南峰

7/26 5:54

高度感

7/26 5:56

帰らず2峰北峰

7/26 6:26

スリルがあるクライムダウン
スタンス探して、慎重に

7/26 6:40

降りてきた帰らず峰

7/26 6:40

晴れたーー！

7/26 6:42

荒々しい

7/26 6:52

帰らずの?

7/26 6:57

キレットはおしまい

7/26 7:20

八方尾根

7/26 7:53

どこまでも続く稜線

7/26 7:56

滑れるねんなーーーー

7/26 8:16

コマクサ

7/26 8:17

天狗の頭

7/26 8:18

白馬岳を目指す稜線

7/26 8:28

コマクサの看板
ブナ立尾根のところにもあったような

7/26 8:32

天狗の水場

7/26 8:32

天狗山荘

7/26 8:48

白馬鑓が見える

7/26 8:51

鑓温泉の分岐

7/26 9:16

白馬鑓ヶ岳

7/26 9:57

杓子岳

7/26 10:26

リンドウ

7/26 10:29

雲がもくもく

7/26 10:30

お花畑
たんぽぽ、オニユリ、ハクサンフクロウなどなど

7/26 10:41

丸山

7/26 10:46

あとは白馬！

7/26 10:58

白馬山荘
外国の方に写真お願いされた

7/26 11:07

松沢さん

7/26 11:14

白馬岳

7/26 11:15

栂池方面は雲の中へ。。。
あと一泊すれば海まで行けるかな？

7/26 11:24

歩いてきたルートを復習

7/26 11:35

白馬岳頂上宿舎

7/26 11:37

白馬の水場
水が冷たくて気持ち良い

7/26 11:44

オタカコウラ

7/26 11:52

お花畑

7/26 11:52

ミヤマセンキュウ

7/26 12:00

オタカコウラ

7/26 12:22

冷気が上がってくる

7/26 12:27

徒渉

7/26 12:35

大雪渓あらわる

7/26 12:46

赤いライン沿いに進むわ

7/26 13:29

割りと長かった

7/26 13:44

旧小屋跡

7/26 13:57

最後は林道っぽいルート

7/26 14:12

槍温泉分岐

7/26 14:15

猿倉石碑

7/26 14:20

下山

7/26 15:15

いざ、車回収

7/26 15:43

信濃大町駅

7/26 15:50

信濃大町駅でのバス待ち時間で腹ごなし

7/26 16:55

扇沢まで戻って来ました

撮影機器：

Galaxy S22 SC-51C docomo サムスン

感想

まこっちゃん

二年越しの後立山縦走が遂に実現！
モザン休暇をふんだんに使用し、晴れを狙い打ちしてやりました。

【計画】
2年間、計画しては天気で流れてを繰り返してきた、後立山縦走。今回、海外出張の振休を使用し、入念に天気を確認した上でようやく実現することが出来ました。二泊しても良かったですが、長さ的には(自分の場合は)一泊でもそこまで無理がないこと、日程が延びるほど天気リスクが高まるので、扇沢出発の一泊のプランとしました。

【初日】
仕事が終わらず、扇沢に着いたのが2時30分になってしまったので、出発を少し遅らせ、5時00分にスタート。
順調にこなしましたが、天気が良すぎたので、終始灼熱。
特に怖いと感じるところもなく、強いていえば、久しぶりの北アルプスでガレガレ、ザレザレの登山道が滑りそうで嫌らしかったです。夕方に天候が崩れる予想でしたが、何だかんだ持ち直して問題なかったです。

【二日目】
朝はガスガスだったので、日の出が遅く、出発を遅らせて、本日も5時00分出発。初っぱなのキレット下りはスリルあり。二日目の良い天気で気持ちの良い稜線ハイクを楽しめました。大雪渓の長いの下り(ガレ場、雪渓)にはうんざり。雪渓も長い距離残っており、この時期はチェンスパではなく、軽アイゼン準備すれば良かったです。

【総括】
天候に恵まれて、北アルプス迫力の稜線を楽しむことが出来ました。最近は沢登でのタープ泊が多い傾向ですが、テント泊縦走はやはり、原点にして、頂点なのかもしれない。。。