ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 725127
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

後立山連峰テント縦走(扇沢〜蓮華温泉)思わぬ再会!?

2015年09月19日(土) 〜 2015年09月23日(水)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
100:12
距離
51.1km
登り
5,750m
下り
5,196m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:47
休憩
0:10
合計
4:57
6:33
9
スタート地点
6:42
6:46
47
7:40
7:42
43
8:25
8:26
21
8:47
8:47
30
9:17
9:17
40
9:57
9:57
23
10:20
10:21
27
10:48
10:48
20
11:08
11:09
14
11:23
11:24
6
2日目
山行
6:54
休憩
0:19
合計
7:13
5:57
5:57
43
6:40
6:45
28
7:13
7:19
31
7:50
7:56
25
8:21
8:22
218
12:00
12:01
31
12:32
3日目
山行
5:45
休憩
0:37
合計
6:22
5:57
4
6:01
6:01
36
6:37
6:38
92
8:10
8:12
17
8:29
8:33
29
10:06
10:15
13
10:28
10:28
60
11:28
11:29
32
12:01
12:02
17
12:19
4日目
山行
6:23
休憩
1:00
合計
7:23
6:25
52
7:17
7:22
78
8:40
8:41
17
8:58
9:20
17
9:37
9:37
23
10:00
10:00
36
10:36
10:44
27
11:11
11:12
25
11:37
11:49
51
12:40
12:41
52
13:33
13:43
5
5日目
山行
4:10
休憩
0:27
合計
4:37
6:15
6:16
76
7:32
7:37
69
8:46
9:05
25
9:30
9:30
37
10:07
10:09
35
10:44
10:44
1
10:45
ゴール地点
天候 9/19:曇り後晴れ
9/20:晴れ
9/21:晴れ後曇り
9/22:晴れ
9/23:晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
登山口から5分ほど下ったところの駐車スペースをなんとか確保でき、いざ登山開始!
2015年09月19日 06:28撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 6:28
登山口から5分ほど下ったところの駐車スペースをなんとか確保でき、いざ登山開始!
シルバーウィークで駐車場がいっぱいだったことを考えるとテン場の確保が心配なのでいつもよりも速いペースで登ります!
2015年09月19日 08:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 8:55
シルバーウィークで駐車場がいっぱいだったことを考えるとテン場の確保が心配なのでいつもよりも速いペースで登ります!
爺ヶ岳山頂はガス。。。
2015年09月19日 10:04撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 10:04
爺ヶ岳山頂はガス。。。
たまにガスが切れて剱岳が顔をのぞかせます
2015年09月19日 10:06撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 10:06
たまにガスが切れて剱岳が顔をのぞかせます
もう少しで冷池山荘
2015年09月19日 10:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/19 10:55
もう少しで冷池山荘
今日のテン場はいっぱいです
2015年09月19日 13:32撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/19 13:32
今日のテン場はいっぱいです
夕焼けと剱
2015年09月19日 18:01撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/19 18:01
夕焼けと剱
鹿島槍に向かう途中に爺ヶ岳を振り返って
2015年09月20日 06:02撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 6:02
鹿島槍に向かう途中に爺ヶ岳を振り返って
今日は立山と剱もはっきり!
2015年09月20日 06:08撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/20 6:08
今日は立山と剱もはっきり!
鹿島槍南峰到着
2015年09月20日 06:22撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 6:22
鹿島槍南峰到着
天気も良くにぎわってます
2015年09月20日 06:25撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/20 6:25
天気も良くにぎわってます
北峰から下を見るとそこにはキレット小屋
2015年09月20日 06:56撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 6:56
北峰から下を見るとそこにはキレット小屋
どんどん下ります
2015年09月20日 07:15撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 7:15
どんどん下ります
八つ峰キレットの始まり
2015年09月20日 07:38撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 7:38
八つ峰キレットの始まり
鎖場
2015年09月20日 07:46撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 7:46
鎖場
あっという間にキレット小屋・・・
2015年09月20日 07:48撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 7:48
あっという間にキレット小屋・・・
個人的にここが一番嫌でした。なぜなら通り抜けるときにとがった岩に腕をぶつけて擦りむいたから・・・
2015年09月20日 09:35撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 9:35
個人的にここが一番嫌でした。なぜなら通り抜けるときにとがった岩に腕をぶつけて擦りむいたから・・・
鎖場
2015年09月20日 10:26撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 10:26
鎖場
パッと見、岩にへばりつくくらいの岩場に見えますが、実は結構緩い傾きで平気です。
2015年09月20日 10:35撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/20 10:35
パッと見、岩にへばりつくくらいの岩場に見えますが、実は結構緩い傾きで平気です。
五竜に向けてぐんぐん登りましょう
2015年09月20日 11:21撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 11:21
五竜に向けてぐんぐん登りましょう
五竜山荘と明日の縦走路が見えました
2015年09月20日 11:39撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/20 11:39
五竜山荘と明日の縦走路が見えました
五竜岳山頂!奥には剱岳♪
2015年09月20日 11:42撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 11:42
五竜岳山頂!奥には剱岳♪
今日のテン場も満杯です。。
2015年09月20日 16:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/20 16:55
今日のテン場も満杯です。。
朝の五竜岳。がっしりした山容です。
2015年09月21日 05:37撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 5:37
朝の五竜岳。がっしりした山容です。
唐松への道
2015年09月21日 07:06撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 7:06
唐松への道
すれ違いが大変!
2015年09月21日 07:28撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 7:28
すれ違いが大変!
唐松岳到着。ここからが楽しみにしていた不帰キレット
2015年09月21日 08:10撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 8:10
唐松岳到着。ここからが楽しみにしていた不帰キレット
二峰北峰の下りはじめ。右下に下るような跡がありますが、ルートではありません!!左上側にルートがあります。危うく3,4歩下りかけて違和感を覚えて戻りました。不注意とはいえ、後からもし下っていたらと考えるとぞっとします。。。
2015年09月21日 08:58撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 8:58
二峰北峰の下りはじめ。右下に下るような跡がありますが、ルートではありません!!左上側にルートがあります。危うく3,4歩下りかけて違和感を覚えて戻りました。不注意とはいえ、後からもし下っていたらと考えるとぞっとします。。。
ここの最初の取りつきの足場がちょっと嫌な感じ。団体の方々は確保しながら通過していました
2015年09月21日 09:04撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 9:04
ここの最初の取りつきの足場がちょっと嫌な感じ。団体の方々は確保しながら通過していました
梯子の橋
2015年09月21日 09:22撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/21 9:22
梯子の橋
ここが恐らく核心部だったのでしょう。あっという間でした。期待よりも少し短かったです。。。
2015年09月21日 09:44撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 9:44
ここが恐らく核心部だったのでしょう。あっという間でした。期待よりも少し短かったです。。。
天狗の大下り?上り?
2015年09月21日 10:44撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 10:44
天狗の大下り?上り?
天狗山荘は天狗の大下りを登りきったところから思ったよりも距離がありました
2015年09月21日 11:48撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 11:48
天狗山荘は天狗の大下りを登りきったところから思ったよりも距離がありました
天狗山荘のテント場から白馬鑓ヶ岳がきれいに見えます
2015年09月21日 13:32撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 13:32
天狗山荘のテント場から白馬鑓ヶ岳がきれいに見えます
本日も満杯なり・・・
2015年09月21日 16:42撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/21 16:42
本日も満杯なり・・・
もうすぐ夜明け
2015年09月22日 04:48撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/22 4:48
もうすぐ夜明け
出た〜
2015年09月22日 05:21撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/22 5:21
出た〜
雲海が広がります
2015年09月22日 06:11撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 6:11
雲海が広がります
白馬鑓ヶ岳への登り。庭園みたい・・
2015年09月22日 06:29撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 6:29
白馬鑓ヶ岳への登り。庭園みたい・・
鹿島槍、五竜、唐松がくっきり
2015年09月22日 06:57撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 6:57
鹿島槍、五竜、唐松がくっきり
鑓ヶ岳
2015年09月22日 06:59撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 6:59
鑓ヶ岳
杓子岳は以前登ったので巻き道を使ったら雷鳥さんと遭遇。ラッキーでした。
2015年09月22日 07:34撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 7:34
杓子岳は以前登ったので巻き道を使ったら雷鳥さんと遭遇。ラッキーでした。
大雪渓は秋でも人気ですね
2015年09月22日 07:56撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 7:56
大雪渓は秋でも人気ですね
やっぱり振り返っては見てしまう剱岳
2015年09月22日 08:08撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 8:08
やっぱり振り返っては見てしまう剱岳
北アルプス全部が入っている、そんな気分。
2015年09月22日 09:18撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 9:18
北アルプス全部が入っている、そんな気分。
夏きたときにはコマクサが咲いていたと思うんだけどなぁ
2015年09月22日 09:41撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 9:41
夏きたときにはコマクサが咲いていたと思うんだけどなぁ
日本海
2015年09月22日 10:08撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 10:08
日本海
白馬大池が見えてきました
2015年09月22日 10:20撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 10:20
白馬大池が見えてきました
今回の縦走路。一番左の双耳峰の鹿島槍の奥からやってきました。
2015年09月22日 10:34撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 10:34
今回の縦走路。一番左の双耳峰の鹿島槍の奥からやってきました。
どこに続く道?
2015年09月22日 11:45撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 11:45
どこに続く道?
蓮華温泉。仙気ノ湯に続いています。
2015年09月22日 16:09撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/22 16:09
蓮華温泉。仙気ノ湯に続いています。
昨日までの3日間とは趣の違うテン場。というか蓮華温泉のキャンプ場です。良いキャンプでした。
2015年09月22日 15:45撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/22 15:45
昨日までの3日間とは趣の違うテン場。というか蓮華温泉のキャンプ場です。良いキャンプでした。
平岩に抜けると時間かかるので白馬大池まで登り返します!
2015年09月23日 05:58撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 5:58
平岩に抜けると時間かかるので白馬大池まで登り返します!
朝日岳?
2015年09月23日 07:31撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 7:31
朝日岳?
チングルマの綿毛は結構お気に入りです
2015年09月23日 08:27撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
9/23 8:27
チングルマの綿毛は結構お気に入りです
大池、青いねぇ
2015年09月23日 08:57撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/23 8:57
大池、青いねぇ
夏はあんなに雪があったのに!
2015年09月23日 09:19撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 9:19
夏はあんなに雪があったのに!
→と◎を頼りに下ります
2015年09月23日 09:24撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 9:24
→と◎を頼りに下ります
栂池自然園
2015年09月23日 09:26撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 9:26
栂池自然園
後立山連峰も見納め
2015年09月23日 09:54撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 9:54
後立山連峰も見納め
お疲れ様でした
2015年09月23日 10:26撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 10:26
お疲れ様でした
ロープウェー、ゴンドラを使って下ります
2015年09月23日 11:08撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 11:08
ロープウェー、ゴンドラを使って下ります
扇沢までバス・電車で戻るのでここでひとっ風呂。
2015年09月23日 12:29撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 12:29
扇沢までバス・電車で戻るのでここでひとっ風呂。
扇沢に置いてきた車を無事に回収。そして今回の縦走を支えてくれた道具たち。ありがとうございました♪
2015年09月23日 15:51撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/23 15:51
扇沢に置いてきた車を無事に回収。そして今回の縦走を支えてくれた道具たち。ありがとうございました♪

感想

シルバーウィークは以前より何度か計画を立てては天気に恵まれず計画倒れになっていた後立山連峰縦走(扇沢ー爺ヶ岳ー鹿島槍ヶ岳ー五竜岳ー唐松岳ー白馬岳ー蓮華温泉)を遂に達成しました。元々は蓮華温泉からバス、電車で扇沢に戻る予定でしたが、本数が少なく待ち時間が多い上に扇沢に戻るのが17時過ぎになるため、白馬大池に登り返して栂池に下りました。

1日目: 9/19
朝6時に扇沢に到着。無料駐車場は満車で、爺ヶ岳登山口の少し下った所の駐車スペースになんとか滑り込み駐車できました。思っていたより多くの人が早くから登っており、テン泊装備の方も多かったので登る前からテン場が心配に... また、登山口で登山届けを提出したときにヘルメットを持ってきたか聞かれました。ちょっと迷って置いてきたんですが、聞かれると不安に。結果的には無くても良いけどあったら安心という個人的な感想です。落石対策という意味では、剱・穂高の一般ルートよりは意味があるかも。
さて、テン場が心配だったのと展望がきかない樹林帯、そしてガスの中だったので爺ヶ岳までは急ぎ目で一気に登りました。爺ヶ岳から冷池山荘までは時折雲の切れ間から顔を出す剱岳を眺めながらの快適な道で程なく冷池山荘に到着。12時前に着いたのにテン場も平らなところは大体埋まってきていました。
テントを張り終え、改めて目の前でテントを張っていたパーティーの人が気になりました。実は爺ヶ岳山頂で見かけた際、以前あったことがある気がした人がいたのです。そして彼らのテントを見て核心しました。2年前の裏剱の池の平〜阿曽原でお会いして、テントで溢れかえる阿曽原温泉で偶然にもお隣にテントを張らせていただいた方々でした。恐る恐る2年前の阿曽原でお会いしたことを尋ねると彼らも私を覚えていて下さいました。山で出会い、また山で再会できるなんて素敵な偶然に感謝しつつ、ひとしきり会話を楽しませていただきました。

2日目: 9/20
初日の冷池のテン場の混みようからして五竜山荘のテン場も混みそうなので、私にしては早出の5時20分に出発。今日も少し早いペースで進むと鹿島槍には予想以上に早くついて少し拍子抜け。しかし、ここからの展望は360度素晴らしかった。そしてちょっと急な下りの後はキレットの分岐にザックをデポして北峰へ。北峰からキレット方向を見ると、直下にすぐキレット小屋が見えます。地図によるとここから2時間らしいのだが、どう見てももっと近い。どんどん下って高度を下げていくと1時間ほどでアッという間にキレット小屋についてしまいました。。。キレットについても梯子と鎖場がちょっとあるだけで、すれ違いがなかったのであっという間に通過。もう少し期待していたのでちょっと残念でした。
とはいえ、G5手前くらいから五竜岳までの登りはなかなかしんどい登りで、一瞬大キレットの飛騨泣きが頭をよぎりました。落石という観点ではG5直前の登りの岩が脆くて手がかりになりそうな大きな岩でさえ崩れてしまうので、かなり危険な感じでした。実際、下ってきた方と私の前の先行者の方は手がかりにした岩が崩れてしまい、落石を起こしてしまっていました。
五竜岳への登りでへとへとになって何とか山頂にたどり着くと、鹿島槍に負けず劣らずの展望!そして目に入ったのが、五竜山荘のテン場が12時時点でほぼ埋まってしまっているという状況・・・。これはいかんということで、五竜岳からの展望を楽しむのもそこそこに、急いで五竜山荘へ向かい、なんとか空いているスペースをぎりぎり確保できました。私が着いた直後からは小屋の前のベンチスペース脇、登山道の端にもテントを張ってよいということになり、さらに1時間後の13時半にはテントを張るスペースはなくなってしまっていました。。。恐るべしシルバーウィーク。

3日目: 9/21
朝起きると風が非常に強く、本日のメインが不帰ノ嶮であることを考えると少し心配。風の中のテント撤収に少し手間取り予定より少し遅れて6時に出発。山荘から牛首まではとりたてて問題になる個所はありませんでしたが、牛首ですれ違い渋滞。。。ある意味今回の山行で一番の難所となってしまいました・・・
牛首で、もたもたしたために体が冷えてしまい唐松岳山荘で水筒にいれてきたお湯をグビッと。そして羊羹をガブリ。この後の不帰ノ嶮に備えます。不帰ノ嶮の核心部の二峰北峰からは鎖の連続と高度感のある下り。とはいえ、足場も手がかりもしっかりあったので、下ってしまえば意外とあっけなく・・・しかも短い。とはいえ、北峰の下り出しでルートを誤って踏み跡っぽいところを下りかけてしまったのは、後で思い返すとかなり怖いことをしていました。違和感を覚えてなんとか気づいて良かった。
不帰ノ嶮を過ぎると待っているのは天狗の大下りならぬ、大登り。体力的にしんどかったです。そして、これを登り切ったらすぐに天狗山荘だと勘違いしていた私には、そのあとの1時間弱の道のりが堪えました。ガスって展望も無です。
天狗山荘にも12時台に着き、テン場もまだ余裕がありました。この3日間は常にテン場確保を気にしながら少し早目のペースで登っていましたが、早朝でて昼過ぎにはテン場に着くという感じも悪くない気がしました。ただ、一人だと暇です。。。
実は本日、不帰ノ嶮で逆コースで縦走している知人とすれ違う予定だったのですが、結局すれ違うことがありませんでした。。。気づかなかっただけかもしれないので、後日確認しなければ。

4日目: 9/22
今回の山行一番の天気。朝は朝日・雲海がとてもきれいでした。今日は蓮華温泉まで白馬の尾根を気持ち良く一気に抜けます。白馬鑓ヶ岳は岩自体が白く、登っている時はハイマツの緑と岩の白で、まるで枯山水の日本庭園のようでした。杓子岳は以前登ったことがあるので、今回はパスして巻道を利用。ラッキーなことに、その巻道で雷鳥に出会うことができました。そして2か月前の縦走の逆ルートで白馬岳から白馬大池へ。2か月前にあれだけ花が咲いていたルートも、ウルップソウの残骸とチングルマの綿毛だけになっていました。。。白馬大池から蓮華温泉の下りは時間的にも人が少なく、一気に1時間半ほどでくだりました。
蓮華温泉ロッジに着くとテントの申し込みを済ませて、蓮華温泉キャンプ場へ。そうなんです。テント場ではなく、キャンプ場なのです。草地・水洗トイレ・炊事場水道あり。上高地の徳沢みたいな感じでしょうか。
遅めの昼飯を食べて一休みしたところで、お待ちかねのお風呂タイム!ついに蓮華温泉の野天風呂を楽しみます。全部で4つほど泉質の違うお風呂があるのですが、仙気ノ湯が硫黄の香りもあり一番良かった気がします。本当は飲食禁止となっているのですが、我慢できずロッジでかった缶ビールを持ち込んでお風呂でいただいちゃいました。後半は誰もいなくなり一人で仙気の湯と薬師の湯を堪能。至福のひと時でした。

5日目: 9/23
当初は蓮華温泉でお終いで、平岩駅にバスで行って電車で信濃大町に戻る予定でしたが、待ち時間が非常に多いので、白馬大池まで登り返して栂池平から帰ることにしました。登り返しは西斜面になるため朝は非常に涼しくて快適でした。また、白馬大池から栂池平は、夏とはうって変って雪がなく、それはそれで新鮮でした。そして最後は縦走してきた山々・稜線をすべて見渡すことができ、良いしめくくりができました。

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コメント

写真ありがとう
よく見ると61枚目の「お疲れ様でした」は私でした。ありがとうございました。ゴンドラの中でも少し話しましたね。
2015/10/4 16:45
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無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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