「雲ノ平」は夢の世界、「高天原」は極楽の湯

2015年09月19日(土) 〜 2015年09月22日(火)

• GPS: 80:00
• 距離: 44.1km
• 登り: 3,200m
• 下り: 3,446m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:30
• 休憩: 0:40
• 合計: 6:10

8:50 折立
10:50 10:50 三角点
12:40 12:40 五光岩ベンチ
13:40 14:20 太郎平小屋
15:00 15:00 カペッケが原
15:00 薬師沢小屋

2日目

• 山行: 9:00
• 休憩: 1:40
• 合計: 10:40

5:20 薬師沢小屋
7:40 7:40 木道末端
8:20 8:20 アラスカ庭園
9:00 9:00 奥日本庭園
9:50 10:50 雲ノ平山荘
11:40 11:40 コロナ観測所
12:20 12:20 奥スイス庭園
12:40 12:40 雲ノ平の森の道
13:10 13:10 高天原峠
14:10 14:10 高天原分岐
14:20 14:20 高天原山荘
15:00 15:40 高天原温泉
16:00 高天原山荘

3日目

• 山行: 10:00
• 休憩: 1:20
• 合計: 11:20

4:20 高天原山荘
4:30 4:30 高天原分岐
5:30 5:30 水晶池分岐
7:30 7:30 岩苔小谷水場
8:30 8:30 岩苔乗越
8:50 8:50 ワリモ北分岐
9:20 9:40 ワリモ岳
10:20 10:40 鷲羽岳
12:10 12:50 三俣山荘
13:50 13:50 三俣峠
14:00 14:00 双六岳巻道分岐
15:40 双六小屋

4日目

• 山行: 7:00
• 休憩: 1:10
• 合計: 8:10

6:50 双六小屋
8:10 8:10 花見平
8:30 8:30 弓折乗越
9:20 9:40 鏡平山荘
10:20 10:20 シシウドヶ原
11:30 11:30 秩父沢出合
12:30 12:30 小池新道入口
13:00 13:50 わさび平小屋
14:00 14:00 笠新道登山口
14:30 14:30 中崎橋
15:00 15:00 新穂高温泉駅
15:00 ゴール地点

全体にコースタイムより少し時間がかかっている

天候

初日、雨の中登山開始、午後より雨は上がり、2日目以降、晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

富山まで新幹線・サンダーバード、富山より登山口「折立」までバス、下山は「新穂高」、ここから高山・名古屋までバス

コース状況／危険箇所等

全ルート・コースともによく歩かれているので、危険個所はない。
初日の折立から太郎平までは、歩けど歩けどたどり着かない長い坂道、2日目の薬師沢から雲の平の急登は、大きな石ごろごろの登りで長い、息も絶え絶え。3日目の高天原から鷲羽は長い登りだが急登ではない、頂上から三俣山荘は下りで見えているが、滑りやすく足が痛む。

その他周辺情報

下山後の新穂高、栃の湯、平湯など、温泉で体を癒せる。

写真

9/18 14:05

富山へ向かうサンダーバードの車窓、琵琶湖が見えます、稲穂とススキ、秋の風情

9/18 16:01

金沢から富山は新しい新幹線、「つるぎ」に乗り換えとなります

9/18 16:36

富山の新しい新幹線改札口、（NHKの取材を受けることに・・）

9/18 16:37

真新しい「富山駅」

9/18 16:39

翌日のバス乗場「室堂」と「折立」行きの案内ボード

9/19 6:56

翌日、折立行のバス、雨が降っています

9/19 8:43

登山口、折立に着きました

9/19 8:44

出発に備え、沢山の人達が準備しています

9/19 8:49

登山道は最初このような感じです

9/19 9:50

雨が降り、足元は水溜りが多い、ぬかるみも多い

9/19 10:14

ゴゼンタチバナの赤い実が目立ちました

9/19 10:48

1870.6mの標高ポイント（三角点）で、皆さん休憩です

9/19 11:24

ヤマハハコも多い

9/19 11:42

このルートは、このような標識があります

9/19 11:48

草紅葉が綺麗です、草は茶色でなくオレンジ色です、雨の中でも綺麗です

9/19 11:48

ずっと、ずっと何時間もこのような坂を登ります

9/19 11:53

オレンジ色は何の植物でしょうか?

9/19 12:19

標高は2000mを越えてきました

9/19 12:21

雨が弱くなり、少し景色が見え始めました、眼下は有峰湖でしょうか？

9/19 12:37

五光岩ベンチで休憩です

9/19 12:41

雨具を取ります

9/19 12:42

池塘（ちとう）が出てきました

9/19 12:45

上に行くと木道となり、延々と続きます

9/19 12:46

綺麗なシロモノ

9/19 13:01

延々と続く道が見えますか？まだまだです・・・

9/19 13:23

草紅葉とヤマハハコのコラボです

9/19 13:35

だいぶ登って来ました

9/19 13:44

太郎平（小屋）が見えました

9/19 13:47

太郎平小屋です、2時を過ぎましたが、昼飯とビールを済ませ、今夜の山小屋へ急ぎます

9/19 13:56

北の方、雨が上がり、ガスの合間に「薬師岳」が顔を出しました、感動です！

9/19 13:56

南東の方は、黒部五郎でしょうか？水晶でしょうか?

9/19 14:21

太郎平の標識です、後ろは水晶でしょう

9/19 14:22

山小屋周辺の休憩ひろばです

9/19 14:22

新しい、きれいなトイレです

9/19 14:23

薬師沢へ向かいます、ここで二手に分かれます

9/19 14:24

右は「黒部五郎」へ、左が「薬師沢」です

9/19 14:26

チングルマもすっかり綿毛になっています

9/19 14:27

薬師沢へのトラバース、ガスも晴れてきました

9/19 14:28

オオヤマリンドウでしょうか?　濃い紫で固くつぼんでいます

9/19 14:31

既に紅葉が始まっています

9/19 14:34

振り返って、太郎平小屋が見えます

9/19 14:36

ガスのかかった薬師岳、綺麗です

9/19 14:38

水晶岳の方向へ、木道が続きます

9/19 14:45

池塘の奥に水晶岳が輝きます

9/19 15:18

いよいよ、薬師沢へ下ります

9/19 15:28

薬師沢はきれいな流れでした

9/19 15:31

途中の標識

9/19 15:32

2か所の橋を渡ります

9/19 15:44

沢を渡っても、木道がありました

9/19 15:53

シロモノ（シラタマノキ）

9/19 15:58

アカモノ（イワハゼ）

9/19 16:06

こんな山奥まで、木道が整備されていることに驚きます

9/19 16:15

2つ目の橋を渡ります

9/19 16:21

ナナカマドはきれいに赤く染まってきました

9/19 16:22

途中、水場にベンチが置かれています

9/19 17:06

カベッケヶ原です、今日は河童はいません、もうすぐ山荘です

9/19 17:15

黒部川が右方の源流から注いできます

9/19 17:16

左方からは薬師沢から水が流れ込んできます

9/19 17:17

その真ん中、尾根先端の高台に薬師沢小屋が見えました

9/19 17:18

黒部川（明日向かう雲ノ平方向）には立派な吊り橋が架かっています

9/19 17:42

上流の黒部源流方向

9/19 17:43

下流側を見る

9/20 5:18

翌朝まだ暗いうちに出発です

9/20 7:35

薬師沢は谷の底、ここから雲ノ平へ急登を登っていきます

9/20 7:35

大きな石のごろごろした山道を登っていきます、息も絶え絶えです

9/20 7:50

やっと見えた、高台の平らな木道

9/20 8:21

周囲の開けたすばらしい風景です

9/20 8:21

まずは、「アラスカ庭園」、これから名前の付いた自然の庭園をめぐります

9/20 8:34

這松の奥には黒部五郎岳

9/20 8:34

こちらは薬師岳

9/20 8:36

奥のとがった山は、笠ヶ岳？

9/20 8:49

くっきりと黒部五郎

9/20 8:51

池塘と薬師岳

9/20 8:56

ハイマツの中、木道が続きます

9/20 8:58

雲ノ平標識

9/20 9:00

「槍」が見えました、感動です！

9/20 9:02

見えますか？

9/20 9:03

野口五郎がくっきりと・・・

9/20 9:07

チングルマの奥に・・・

9/20 9:25

歩く前方には、祖母岳（手前）と祖父岳が見えます

9/20 9:29

「奥日本庭園」です

9/20 9:38

行く手左は高天原へのピークです

9/20 9:39

祖母岳の紅葉は今が盛りです

9/20 9:42

草紅葉とチングルマ

9/20 9:43

雲ノ平は、綺麗な夢の世界です

9/20 9:48

紅葉の中、木道を歩きます

9/20 9:52

雲ノ平山荘が見えました

9/20 9:56

ここでゆっくりと昼食です

9/20 10:03

山荘は新しく綺麗です

9/20 10:46

水晶岳が存在感を示します

9/20 10:46

ワリモ岳の方向、この奥に鷲羽岳が隠れている

9/20 10:50

雲ノ平、キャンプ場から祖父岳へ続く道

9/20 10:56

山荘をあとに、高天原へ向かいます

9/20 11:14

また薬師が現れました

9/20 11:34

コロナ電波塔です

9/20 11:37

明日歩く、水晶岳から岩苔乗越方向

9/20 11:43

小高い山を越え、高天原へ下りて行きます

9/20 11:52

いたるところ、草原と地糖と山並みと・・

9/20 12:24

方向が変わり、薬師の表情も変わります

9/20 12:24

下っていくと北方に立山連峰が見えました

9/20 12:25

ズームアップで「剱岳」が見えました

9/20 12:41

これから、かなりの急坂を下りて行きます、雲ノ平の森と書いていました

9/20 13:55

やっと降りると、小さな河川があります

9/20 13:59

これは何でしょう？ミズバショウのようですが・・・

9/20 14:08

綺麗な谷底に来ました

9/20 14:09

ここも池塘がいっぱいです

9/20 14:12

明日向かう岩苔乗越への分岐点です

9/20 14:17

「高天原」は綺麗な湿地帯でした

9/20 14:18

高天原山荘へ着きました

9/20 15:08

明るいうちに、「高天原温泉」へ向かいました、温泉沢（水流も多い）に、女性用（囲いのあるカラマツ風呂）、男性用、混浴自然露天の3つの浴槽がありました

9/20 15:22

男性用は広くて湯温もよく、極楽です、女性用は景色が見えないので、水着の女性が男性風呂の中へ入ってきます

9/20 16:30

温泉でゆっくりしたあと、山荘へ戻ります

9/21 5:29

よく早朝、今回の唯一の百名山ピーク「鷲羽岳」へ向かいます

9/21 6:05

6時前には明るくなり、紅葉が楽しめます

9/21 6:58

水晶岳のふもとをトラバースしていきます

9/21 7:37

だいぶ標高があがってきました

9/21 7:46

上方もすごい水の流れです、至る所から水が沸いてきて、歩く道も川のように流れてきます

9/21 8:10

乗越が見えてきました

9/21 8:17

もうすぐです

9/21 8:17

イワギキョウが咲いています

9/21 8:27

振り返って、谷底の高天原方向を見る

9/21 8:28

乗越には雲ノ平から来た人達で、いっぱいです

9/21 8:29

祖父岳、雲ノ平方向です

9/21 8:36

岩苔乗越は、水晶、黒部源流、雲ノ平、高天原の4方向への分岐・交差点となっています

9/21 8:38

行く手右に、明日向かう双六岳方向が見えます

9/21 8:51

水晶と鷲羽の分岐、ワリモ分岐です

9/21 8:55

ここから、ワリモ岳、鷲羽岳へ向かいます

9/21 8:55

薬師と水晶、その間に立山方向

9/21 9:01

奥の奥に、槍が見えます

9/21 9:10

ワリモへ続く道

9/21 9:24

荒々しいワリモのてっぺんが見えました

9/21 9:26

9/21 9:29

やっと、隠れていた「鷲羽岳」が顔を見せました

9/21 9:30

ここはワリモの頂上

9/21 9:31

右、真下に黒部源流が見えます

9/21 9:31

ズームアップで・・

9/21 9:36

北から攻める、鷲羽も堂々としています

9/21 10:07

頂上付近に、金属の履歴版がありました

9/21 10:41

鷲羽頂上です、たくさんの人です

9/21 10:37

三角点

9/21 10:27

後ろのワリモ？　今日はガスでよく見えません

9/21 10:28

三俣山荘方向に、テント場が見えます

9/21 10:28

雪渓も

9/21 10:42

左手には鷲羽池、これから一挙に下ります

9/21 11:15

黒部源流が近くに見えます

9/21 12:05

下りて来た道を振り返ってみる、この南から見る鷲羽が堂々として素敵です

9/21 12:33

三俣山荘に着きました、ここで昼食です、昨晩は定員3倍の宿泊数だったようです

9/21 12:51

これから、双六経由で双六小屋へ向かいます

9/21 12:58

三俣のテント場です、すごい数です

9/21 13:02

テント場の上には、雪渓が残っています

9/21 13:04

テント場から見る鷲羽岳

9/21 13:13

ずいぶん登ってきました

9/21 13:44

穂高の山並みが見えます

9/21 13:49

三俣蓮華岳です

9/21 13:55

巻き道ルートの分岐です

9/21 13:55

双六岳には登らず、巻き道を下ります

9/21 14:07

巻き道の様子

9/21 14:07

どんどん下ります

9/21 14:57

巻き道とは言え、結構厳しい道でした

9/21 15:40

双六からの道と合流します

9/21 15:46

真下に、双六小屋が見えます

9/22 6:47

双六小屋です、大きく立派な小屋でした

9/22 6:47

小屋の上に見える双六岳

9/22 6:48

御嶽山方向

9/22 6:50

9/22 6:53

双六池とテント場

9/22 6:57

凍った池

9/22 7:20

明け方、逆光の槍

9/22 7:20

ズームアップで・・

9/22 7:20

その右は穂高へ続く

9/22 7:22

双六小屋とテント場

9/22 7:28

双六岳全景

9/22 7:34

おそらく、笠ヶ岳

9/22 7:34

遠くには、白山が見えました

9/22 7:36

振り返って双六小屋、右は双六小屋から西鎌尾根へ続く道（縦沢岳）

9/22 8:11

花見平

9/22 8:14

歩く方向左手に、槍と・・

9/22 8:14

穂高連峰が付いて来ます

9/22 8:14

真下に、鏡平山荘が見えました

9/22 8:54

この頃には、槍も明るくなってきました

9/22 9:05

振り返って、双六からの道・尾根

9/22 9:10

綺麗な場所に鏡平山荘はあります

9/22 9:10

景観もいいところです

9/22 9:11

池に囲まれています

9/22 9:13

ここでしばし休憩です、名物のカキ氷が売れています

9/22 9:36

9/22 9:37

9/22 9:40

この「逆さ槍」が有名です

9/22 10:26

鏡平からずんずん下って行きます、ここはシシウドヶ原、休憩場所です

9/22 10:26

標識

9/22 10:30

9/22 11:04

ほとんど、石のごろごろした道です

9/22 11:29

左に穂高の山並み

9/22 11:36

大きな石の多い道で、下りにこけて怪我をした人がいました、救助のヘリコプターです

9/22 11:39

秩父沢出会、大きな河原でたくさん休憩しています

9/22 11:44

標識

9/22 12:27

やっと、川（秩父沢）まで降りてきました

9/22 12:32

登山口、小池新道入口です

9/22 12:37

標識、ここから林道歩きです

9/22 12:56

わさび平小屋に着きました、冷たい水に浮かんだトマトときゅうりがおいしそうでした

9/22 14:01

程なく行くと、抜戸岳・笠ヶ岳へ向かう笠新道の登山口があります

9/22 14:13

中崎橋を渡り・・

9/22 14:26

林道の下り方向の左側は、石の間から冷気が伝わってきます、自然のクーラーです

9/22 14:29

右は、渓谷です

9/22 14:32

お助け風（風穴）と書いています

9/22 14:32

何の実？

9/22 14:54

やっと、林道の終わり、ゲートに着きました

9/22 14:54

登る方向です

9/22 15:01

すぐに、新穂高（ロープウエイ口）に着きます

9/22 15:02

振り返ると、西穂高方向

9/23 7:46

こちらは、笠ヶ岳方向

9/23 7:47

その下、新穂高の山

9/23 7:47

ホテルから見たロープウエイ口

9/23 7:48

ここが平湯・高山へのバス停（始発点）となります

撮影機器：

Nikon 1 V1 ニコン

装備

個人装備

虫よけスプレーなど

感想

tiny-knight

● 念願の「雲ノ平」歩きを達成することができた。この場所は山登りを趣味とする人達の憧れの場所と思う。天国のような自然の風景であった。加えて、山奥の秘湯「高天原温泉」をコースに組み込み、この上ない楽しい山行・思い出となった。
● 以下に、印象深い思い出を記す。
1．1日目の折立から太郎平までの5時間に及ぶ長い登りの辛さ（標高差1000m）、2日目の薬師沢から雲ノ平（高原）に至る急登の胸を突く苦しさ（標高差500m）、3日目の鷲羽から三俣への足のふらつく急な下り（標高差600m）、4日目の双六小屋から新穂高への長い下りは石段、石ころの道で足の裏が痛くなった、こんな辛さ・苦しさも思い出となるでしょう。
2．天気に恵まれ、初秋紅葉の始まる「雲ノ平」は絶景であった。草紅葉・緑のハイマツ・池塘・岩の織り成す天然の庭園は、周囲の高い山並みの中で、素晴らしい景色でした。
3．忘れてならないのは、山奥の温泉「高天原」です。向かう途中で1泊を要する、簡単には行けない温泉は、水の流れる両脇に山登りの疲れを癒す、絶妙なたたずまいでした。
4．最後に、シルバーウイークの人出の多さ。これがアルプスかと言うぐらいの人でした。山荘は一つの布団に2・3人が普通、おまけに定員の3倍程度の人の食事は簡単なカレーライス（3回食べた）になってしまう。テント場も満杯。
　山荘の良さが、感じられないものでした。→ 人の少ない時期、平日などに工夫して再度挑戦したい。