表銀座→北鎌尾根→槍ヶ岳→上高地


- GPS
- 25:54
- 距離
- 40.9km
- 登り
- 3,620m
- 下り
- 3,567m
コースタイム
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 9:38
- 山行
- 8:35
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 9:43
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:40
天候 | 1日目2日目、快晴→3日目曇天⚫︎雨模様へ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
下山後上高地からバス→電車(松本経由)穂高駅へ |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
1日目:燕山荘から大天井岳の表銀座ルート経由で、貧乏沢を下り北鎌沢出合いでテント泊。
2日目:北鎌沢経由、北鎌尾根、大槍へ。越えて槍ヶ岳山荘泊。
3日目:最終日は天気も良くなく、そのまま上高地へ。
バリエーション区間のメモ
⚫︎表銀座から北鎌尾根を目指すには、メジャーな上高地から水俣乗越よりも人が通らない貧乏沢沿いの急峻で藪漕ぎをしいられる下りとなる。生い茂る草でコースが不明瞭。また沢沿いの石がやたら滑るなどで、何度もスリップし、体力を消耗する。できればこのコースは避けたほうがいいが、もしこちらを行く場合は、時間に相当余裕が必要。
⚫︎北鎌沢を北鎌尾根のコルへ登り。上に行くにつれ、大岩のクライムや、沢登りのようなところもあり。なにより、分岐がわかりにくいクライマーズホイホイには、まんまと引っ掛かり、結果、タイムロス。それ以上に修正地点への下降で、体力とともにテンションダウン。この沢の登りは、小さな分岐ですが、右、右、最後は左、をGPS確認しながら辿ること。この後の稜線のルーファイの予行演習としても。
⚫︎北鎌尾根は大きく分けて、独標までとそれ以降で様相が大きく変わる。特に独標以降の厳しい岩稜ルートは基本的に稜線を辿ること。トラバースしても、その先を迷ったら稜線に戻る、を心がけて。巻きたくなる気持ちが現れた頃に、トラバースの踏み跡が出現しがち。GPSアプリも複数起動して、ダブルチェックする慎重さが必要。その時間をとっても、時間的には問題なし。何度か、僚船から外れたコースを強行突破しましたが、危険度が格段に上がる。本当に危ない場面があった。稜線へも戻りづらい場面では無理せず素直に、修正地点へ戻りましょう。
⚫︎稜線に出てしまうと、このコースは水場がない。北鎌沢でも直前の雨の具合にもよるが、上の方では水が確保できなくなると考えておいた方がベター。その後の長い行程、ビバークの可能性も考慮し、余裕のある水の確保&重量を背負っての稜線をいく体力や時間の余裕をみておくこおと。
今回ソロで、テント泊だったため、相当重くなってしまいました。このためスピードが全く出ず、体力と時間をロスしてしまう結果に。条件と体力によっては、北鎌尾根は1日でも突破することもできるようですが、スピードをとるか、途中テン泊の行程とするかは、体力やルーファイと自分のクライミング技術度を慎重に判断することをお勧めします。
また急角度のザレ場、直登での不安定な浮き石もあり、3点支持の一挙手一投足がもしダメだった場合、を常に想定し槍ヶ岳頂上まで歩み続けられる長い集中力がいります。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する