槍ヶ岳・酸いも甘いも有りの表銀座縦走(中房温泉〜上高地)
- GPS
- --:--
- 距離
- 41.7km
- 登り
- 3,306m
- 下り
- 3,252m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 7:51
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 8:37
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 9:43
天候 | 1日目 晴れ 風強し 2日目 晴れ 午前中 一部風強し 3日目 晴れ〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
自宅出発 ガソリン給油後 圏央道 愛川ICより乗る 梓川SAに0:30頃到着 仮眠後そのままスマートICより下りる 8日木曜 AM3:30 穂高駐車場に駐車 その前に駅に立ち寄り登山者 及びタクシー待機状況見るもいずれも皆無 駐車場に行きそのままま仮眠 登山者枠駐車場?には5台程度の駐車車輛あり がタクシー相乗りを目論むも登山者の姿は全くなし AM5:00前 タクシー呼ぶも南安タクシー及び安曇観光タクシーいずれも 予約で一杯の為車廻せない... これで定期バス始発AM6:18乗車確定 本当は6:00頃からは中房をスタートしたかったが、まぁ7500〜9000円 のタクシー代が1700円バス代に変ったと思って良しとする。 バスは駐車場からは2〜3分で駅に。そのまま20分程度待機なので 駅でトイレタイムする。 バスはマイクロバス。乗車は駅で7人程度、しゃくなげ荘で5〜6人乗車 AM7:30頃 予定より若干早く中房温泉到着 10日土曜 16:00発 上高地発、増発3便目のバスに乗車 本来16:00発は松本バスターミナルに直行だが 増発便は新島々までで電車に要乗換 松本には17:45分頃到着 丁度17:55?発に穂高方面行電車来るので飛び乗る 18:30頃 穂高駅到着 車内は座席乗車率100%で座れませんでした 18:35頃 駐車場にて車回収 22:00頃 コンビニ、SAで休憩取りつつ帰宅 |
写真
装備
MYアイテム |
Slowclimb
重量:-kg
|
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個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備単4電池(4本)
1/25000地形図
ガイド地図
コンパス(1)
笛
筆記具
ライター
ナイフ
保険証コピー
ティッシュ
バンドエイド
タオル(1)
計画書
雨具
手袋
トイレットペーパー(1)
テント個人マット(1)
シュラフモンベル#1
コッヘル(1)
プラティパス2L(1)+1.5L
非常食
行動食(SOYJOY等)
替え衣類(半袖Tシャツ)(1)
替え衣類(下着パンツ)(2)
腕時計(1)
ビニール袋
防寒着(上着)(2)
フリース(1)
ジャージ(下)(1)
スポーツタイツ(1)
グローブ(1)
グローブ(サーモテック)(1)
靴下(1)
サバイバルシート(1)
靴紐予備(1)
帽子(1)
ザック(1)
ザックカバー(1)
携帯電話(スマホ)(1)
携帯電話(キッズ)(1)
携帯電話補充バッテリパック(1)
メガネ
コンタクトレンズセット
鏡
体拭きシート
アルコールジェル
サングラス
雨傘
ゴミ持ち帰り袋
カメラ
テント(1)
テントマット(1)
テントグランドシート(1)
コンロ
ガスカートリッジ250g(2)
|
感想
タイトル通り、酸いも甘いもありましたがやっぱり後者です♪
昨年来の念願だった表銀座縦走での槍ヶ岳登頂。
もともとは槍ヶ岳に行くなら槍沢ルートでと考えていましたが、やはり折角行く以上、北アルプスを満喫したいので表銀座コース。
以前日帰りで燕岳に来た際、天候も悪かった事も有り次回は絶対表銀座で槍ヶ岳に、という気持ちになったという事も有り自分的には他は考えられない状態の計画。
今回の決行にあたりギリギリ迷いました。その理由は風。天気(雨・雪)に関しては問題なさそう、でもテント泊は大丈夫か?という様な予報。2000mでの風が15〜20m、3000mも同様...かそれ以上は覚悟が必要な感じ。
前週行った八ヶ岳 権現岳での今回に向けての自主テント泊装備でのトレーニング山行では、強風時の状況を体感したばかり。寒さ&瞬間的に吹いてくる突風での風に煽られるあの感覚。あれに切れ落ちた痩せ尾根等であったら...と考えると。
と考えつつ決行。
【1日目】
出発時間が計画していたより約1時間以上押しているので、場合によっては燕山荘からの燕岳山頂ピストンキャンセルも視野に入れてスタート。
中房温泉から合戦尾根での燕岳までは以前日帰りでの経験があったので、どんな感じかは分かっていましたが今回はテント泊装備がネガティブ要因。逆に前回は合戦沢の頭から燕山荘まで残雪で曇り&強風だったが、今回は夏道&晴れというのがポジティブ要因。まぁ天気も良いし気分も上々。トータルプラスですね。合戦小屋で休憩している方々を見てると自分も休みたいと考えたが、ぐっとこらえて合戦沢の頭を目指します。
到着するとやはりこちらで正解。槍ヶ岳バッチリ。明日にはあそこの頂に居たいな、と心に決める。ここではザックをおろし補給をして次のポイントの燕山荘を目指します。
燕山荘までの稜線は森林限界を超えているので、前回のときはガス&風が吹き荒れていてハイマツの中に隠れこむようにして上着やら手袋交換したな、と思い出しました。
燕山荘に到着し時間を見ると当初の計画予定到着時間を短縮できている。何とか燕岳をピストン出来そうなので小休止後ザックをデポして燕岳山頂に。途中は強風で若干寒く山頂到着後もあとの行程もあるので画像だけ撮りそそくさと燕山荘に戻りました。途中の蛙岩は結局どれがそれだか分からず...
そのあとは終始吹き荒ぶ風の稜線上をずっと歩きやっと大天荘に到着。
風はまぁまぁそこそこだが自分でもテントを張れなくはなさそうと判断。また今後の為に何事も経験が必要という考えもあり張り始めます。
が張り始めたら風が強くなりはじめる。
気付くとなぜかテントに血が...焦りもありペグ打ちの時指先を傷つけてしまった様だ。中々血が止まらないのでとても手が放せる状態ではないがしょうがない。絆創膏で手当てをしたり半分パニック状態(*_*;になりながらなんとか張り終える。時間ももうすぐ日没。予定していた大天井岳山頂も行くことも出来ず。精神的にもう一杯イッパイ。ビールでものんびりなんてとんでも無い状態で気分が全く落ち着かない。兎に角メシ食って落ち着こうと、相変わらず強風で煽られているテントの中で食事を終える。コーヒーも飲んで少し気分も落ち着いたが風は相変わらず。
結局一晩中強風が吹いたり止んだりで落ち着いて熟睡できずで朝を迎えました。自身初これまでにない強風経験及び氷点下でのテント泊経験だったのでいい歳して夜中は祈る様な気持ちでした。気温-4℃位でフライ内側はパリパリに凍った状態でした。
シュラフはモンベル#1、フリース、ユニクロダウン&モンベル化繊ダウン手持ち全部着ていたので寒くはなかったですね。
そんな中でも夜中&朝方に見た星空は最高でした。少し救われた気分です。
【2日目】
朝は風も弱くなり天気も晴れ。朝食を済ませてテントを撤収。この時にテント破損箇所多数発見(>_<) フライシート破損数か所、ポール曲がり... 自分を守ってくれたことに感謝&張り方が甘かったか...反省。
その後前日行けなかった大天井岳山頂に行きました。本日向かう槍ヶ岳に向かう東鎌尾根の稜線をみて気が引き締まります。
大天井から下り大天井ヒュッテ手前ではまだ強風に会いながら、ヒュッテ先しばらく行ったところの丁度槍が見えるところで小休止。
この時後から登山者が。結果的にこの後行程を共にさせていただくOさんと出会う。
Angel降臨(^^♪ Oさんは西岳の後は槍沢に下り上高地に下山予定との事。この後しばらくはつかず離れずの距離で歩きヒュッテ西岳に自分が先に到着しトイレ休憩&その他準備。ヘルメット装着しそろそろ出発というところでOさんも到着し、ヒュッテ大槍まで行く事に行程変更。
この後ここまで同様、付かず離れずの距離を保ちながらこの後の行程を進みました。
東鎌尾根はやはり岩場、長いハシゴ等々、滑落注意ポイント等々多しでした。装備が慣れないテント泊装備という事もありじっくりゆっくりと一歩一歩進み、とうとう槍ヶ岳山荘に到着。Oさんと到着の喜びを分かち合う。そして小休止後一緒に穂先に。ここまで来たら行くしかないっしょ♪穂先へは人も少なく途中で下りてきた人から上には今誰も居ないよと教えてもらう。最高の状況だ。だれも居ない槍の穂先に念願の登頂。
感動&感無量!Oさんも続いて到着し初めての眺めを堪能しました。
この日の夜は流石に前夜程でもなかったですが、疲れ&テント破損もあったので大事をとって山荘に宿泊。
【3日目】
いよいよ今日は下山。後ろ髪をひかれる思いです。
朝は穂先はガスの中に見え隠れする状態でしたが徐々にガスも取れ、時折名残り惜しく振り返りながら下ります。
それでも上高地のバスの時間もあるので時間も気になりますが途中天狗原に寄り天狗池に映る逆さ槍を見に行きました。青い空、槍ヶ岳、天狗池、この眺めも念願だったのでとっても嬉しい。ホント言葉では言い表せない...何時間でも居たい。
下りるにつれ紅葉も綺麗になり歩くのには飽きませんが、そこそこ時間は気になる。
ということで頑張ってペースを上げ、徐々に時間の貯金を作り徳澤園でうどん&ソフトクリーム休憩。
そのあと前回寄れなかった明神池にも急ぎ足での立ち寄りでしたが、観光客で溢れる上高地に予定より若干早く到着することが出来ました。
- - - - - - - - - - - -
今回は昨年来の念願だった山行を安全無事に終えることが出来感謝です。
どうもありがとうございます。
一晩目の強風下での自分的には試練になったテント泊、2日目からのOさんとの出会いからの同行。一生の思い出に残る山行になりました。
Oさんどうもありがとう。結果的に行程の半分以上お付き合いいただき本当に楽しかった。3日目は強行程的な感じで申し訳なかったですが、また機会があれば是非ご一緒いたしましょう。
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