鹿島槍ヶ岳~船窪岳(柏原新道IN 七倉ダムOUT)


- GPS
- 27:50
- 距離
- 38.8km
- 登り
- 4,275m
- 下り
- 4,610m
コースタイム
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 6:15
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 3:33
- 合計
- 10:40
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 2:18
- 合計
- 9:56
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 7:46
天候 | 7/18(木) 小雨 7/19(金) 晴れ 7/20(土)晴れ 7/21 (日)晴れ 7/22(月祝)晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大宮駅集合 大宮駅(新幹線かがやき)→長野駅(アルピコ交通バス7:50)→扇沢(9:25) アルピコ交通バス運賃 4300円 ●帰り 七倉山荘(タクシー①)→葛温泉(タクシー②)→信濃大町駅(アルピコ交通バス)→長野駅(新幹線あさま)→大宮駅 大宮駅解散 タクシー① 1300円 タクシー② 7000円 アルピコ交通バス2900円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●7/18 扇沢→柏原新道→種池山荘 よく整備されています 雪渓トラバース前の右側崖(鹿、猿、落石注意喚起有り)で落石有り。猿が上部から石をゴロゴロと落としているのをメンバーが確認!! 雪渓トラバースが一ヶ所有り。滑ったら下に滑り落ちるので、念の為にアイゼン使用(6本、チェンスパ、4本) ●7/19種池山荘⇄鹿島槍ヶ岳(南峰・北峰) 鹿島槍ヶ岳(南峰)までは良く整備されています 南峰~北峰のガレて岩峰帯の部分は3点支持に注意してヘルメット着用して往復。 熊の出没が多いと冷池に注意書き有り ●7/20種池山荘→針ノ木小屋 足場の悪い所が何度か出てきて慎重に歩いた 場所によってヘルメット着用 ●7/21針ノ木小屋→船窪小屋 蓮華岳はコマクサ群生地 北葛乗越手前に長い鎖場有り 鎖の杭が外れているところ有り 3点支持に注意しながら下る 七倉乗越から先の登りに鉄パイプとハシゴ有り 岩がもろく崩れやすい 蓮華岳から大下り先はヘルメット着用 ●7/22船窪小屋→七倉山荘 根っこの急な下り ハシゴは木製のもの 気をつけて下れば危ないところは無し |
その他周辺情報 | 7/18(入山日)柏原新道への2218m付近で私の脱水足攣りがひどく回復まで時間がかりました 種池山荘 宿泊者は水1Lサーピス券 宿泊者名簿を先に記入していくと(HP)をさらに500ml券がもらえます 水券は種池山荘、冷池山荘、新越山荘で利用可能なので助かりました 水購入1L200円 針ノ木小屋 宿泊者は水1Lサービス券 水1L200円 他飲み物等販売あり 船窪小屋 水500ml300円 他飲み物等販売あり 小屋全て現金払い |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
ヘルメット
各自ランチ行動食
雨具
防寒着
着替え
ザックカバー
帽子
地図
コンパス
水ポリ
ヘッデン
エマージェンシート
手袋
ホーロー
ペーパー
ビニール袋大小
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共同装備 |
ツエルト
医療箱
火器
ケトル
熊鈴
熊スプレー
嗜好品
ガムテ
|
感想
4泊5日なので長いレコになりました
写真も多いです🙇
夏の縦走。今年は扇沢からスタートして爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳をピストンしてその後南下。針ノ木から蓮華岳、そして一度行ってみたかった船窪小屋まで。
エスケープに針ノ木雪渓のルート。そのために、アイゼン持参。
初日、小雨の中雨具を着て出発。2218m付近で、私が塩分不足により両足が攣り、回復に時間がかかりました。痛みが引いたと思って歩き始めると、またひどい激痛に襲われます。滝汗で水分を多く摂りましたが、水摂取量と塩分摂取量のバランスが良くなかったのが原因だと自分では思います。種池山荘到着が遅くなる可能性が出てきたのでメンバー2人が先に種池山荘へ。状況説明をして万が一の時のために背負うためのハーネスを借りて戻ってきました。また、私の方には1人が残り、雨が降っていたので、ツエルトを登山道に張り、芍薬甘草湯、水分、塩分タブレットなどで対処、回復を待ちました。時間が経ち、自力歩行が可能になり、ゆっくり上がることができ、また、再度戻ってきた2人とも合流して無事に種池山荘に到着しました。落ち着いた対処をしてくれたメンバー3人には本当に感謝です。山荘の方々、また宿泊される方々も心配してくださっていました。ありがとうございました。
2日目からはお天気に恵まれ、私の体調の回復の様子を見ながら進むことにしました。おかげさまで無事に鹿島槍ヶ岳南峰北峰ピークを4人で踏むことができました。
剱岳、立山を横に観ながらの贅沢なピストン。そして360°のパノラマ。もちろん、これから歩く先のルート、針ノ木岳と蓮華岳も見えます。長いピストンでしたが本当にお天気とメンバーにこの日も感謝でいっぱいでした。
3日目もお天気が良く暑い一日。途中の新越山荘で水を補給しながら針ノ木小屋まで。体調も良くなってきて不安はありながらも大丈夫。緊張する足場もあったけれど、そこはヘルメット着用、一歩一歩進めばと。そして安全に。針ノ木岳を含め5つのピークを越えます。どのピークも最高な眺め。針ノ木小屋はその日は満室でしたが、予定通りに到着できたので外でゆっくりする時間もあり、とてもホッとしました。
4日目は針ノ木小屋から蓮華岳を越えて船窪小屋まで。
蓮華岳はコマクサがいっぱい❣️と聞いていたので、とても楽しみにしていました。びっくりのコマクサの数。朝日を浴びて、斜面がピンクでした。こんなに広範囲に咲いているのは見たことがありません。白いコマクサにも会えました(^^)
そこから先はヘルメット着用。岩場やガレ場やザレ場、慎重に進みます。長い鎖場、パイプや梯子、足場を確認しながら3点支持をしっかり意識して下って、そして登って。
この縦走の最後のピークの七倉岳に到着。
この日のピークは3つ。どのピークも素晴らしい眺めで、大満足❣️
そして船窪小屋へ。小屋の方が到着時に🔔を鳴らしてくださってとても嬉しく手を振ってしまいました(^^)夕食は外のテラスで。他の宿泊者の方々とも楽しくおしゃべりできました。沈む夕日を小屋前から見ながら、今日一日に、そしてここまで歩けたことに感謝しました。とても素敵な小屋でした。
5日目はいよいよ下山です。
朝食前に日の出を見て、それからランプの部屋で美味しい朝食をいただいて下山します。小屋の方が出発時に🔔を鳴らしてくださいました。ありがとうございました。
思いがけず雷鳥の親子に会えてみんなでほっこり。
途中の景色を楽しみながら、根っこの多い、時々梯子のあるルートを気をつけて下ります。
そして下山完了。
3年前にブナ立尾根から下った時の記憶も新しい七倉山荘。そのあとはタクシーで葛温泉へ。
4泊5日、たくさんのお花に癒されました。可愛い雷鳥にも会えました。みんなで歩けてとても幸せでした。メンバーの皆さんには本当に感謝感謝です。反省点あり、勉強になった山行でした。いろんな面でのトレーニングも必要です。宿泊先の小屋の方々にも感謝します。
本当に歩き通せて良かったです。
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