記録ID: 8452503
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
北鎌尾根
2025年07月19日(土) 〜
2025年07月21日(月)


体力度
9
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 32:41
- 距離
- 51.0km
- 登り
- 3,266m
- 下り
- 3,256m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:26
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 10:29
距離 20.6km
登り 1,211m
下り 799m
16:11
宿泊地
2日目
- 山行
- 11:13
- 休憩
- 3:10
- 合計
- 14:23
距離 9.8km
登り 1,886m
下り 932m
3日目
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 6:37
距離 20.6km
登り 169m
下り 1,525m
13:32
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
足湯公園からBTまで歩くのがダルかったのと、タクシー乗り場の列が15名くらいだったこともあり、並んでる間に別の2人組が現れるだろうとの目論見の元タクシーを選択。別の2人組はすぐに現れた。タクシー会社の人によれば、BTは100m以上の列になってるとのことだった。タクシーに乗れたのは5:10くらいだったかな?結果論かもしれないが、タクシーの選択は正解だったと言えよう。 ちなみにタクシー並んでる間に足湯公園も満車になった。 帰りの上高地から沢渡へのバスはかなりの待ち行列になっていたけど、どんどんバスが来て待ち時間は20〜30分だったかと。タクシーの様子もうかがって増したが、この日はバスが正解だったようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
以下、難易度に関してあくまで私的感想です。 ヤマレコでは破線ルートになっており、計画書も簡単に作れます。が!個人的には破線消すべきと思っていました。人がそんなに入らない割に、毎年のようにそれなりの事故件数になってしまっていますもんね。自分の脚で歩いてみたうえでその認識は変わりません。当日も後続パーティで事故発生、ヘリ救助されたのを独標から見てました。 とはいえ大した登攀技術は不要、実際一緒に行った人は事務で10a登るのがやっとといったレベル。そのレベルの人でも無事に踏破できたのは、結果論ではなくルーファイに因るところと体力(日頃のトレーニング)が大きいと思います。 ルーファイに関しては、いくつものピークを越えていくのにあたり、遠目であっても次のピークのルートの目星をつけておくこと。基部に着いてからのルーファイは全体像が見えず、適切な判断は出来ないはずです。遠目で見た印象による目論見を近くで見て改めて確認&修正。この繰り返しです。この用心深さと丁寧さがあれば事故はかなり防げるのではないかと思います。この作業では、地形図との照らし合わせも重要かと思います。なので、地図読みできない人はそれだけでリスクがかなり高まることになります。 体力に関しては、北鎌尾根の稜線を余裕持って楽しむなら初日に北鎌のコルまで行くことなんでしょうけど、上高地スタートだと釜トンネル通れるのが5時からなので厳しい。新穂高から行くには標高差がねぇ…なので、これもルーファイと絡むのですが、体力温存のためにも易しいラインをチョイスするのが大事かと思います。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
いつものことだが、横尾まではもう飽きたので徳沢でご褒美が無いとモチベーションが保てない。徳沢園が朝から賑やかなのは同じ感覚の人が大勢いるからなのだろう。さすがにビールは根っこが生えてしまいそうなので…
乗越からは激下りで、いやらしいザレと雪渓が交互に現れペースが上がらない😞
序盤は雪渓の左岸側の踏跡、左岸側から別の沢が合流するところは雪渓を渡らざるを得なかった。ただ、ここまで下れば斜度はさほどでもないので、滑っても止まらないことはない。
序盤は雪渓の左岸側の踏跡、左岸側から別の沢が合流するところは雪渓を渡らざるを得なかった。ただ、ここまで下れば斜度はさほどでもないので、滑っても止まらないことはない。
北鎌沢出会いまで標高差100mくらいのところに、やたらきれいに整地された広めの場所があった。相方がかなり疲れていたこともあり、今日はここまでとした。槍様がギリギリ見えてるのがまた良き!これ以上下ると見えなくなる。
沢は伏流しておらず水量豊富だったので、肌着をじゃぶじゃぶ洗ったり、ビールを冷やしたり、足を冷やしたり、かなり快適だった。
沢は伏流しておらず水量豊富だったので、肌着をじゃぶじゃぶ洗ったり、ビールを冷やしたり、足を冷やしたり、かなり快適だった。
翌朝は少し早めにスタート。まだ暗いうちに北鎌沢の出合いにたどり着いた。涼しいうちにコルまで登りたいのでサクッと通過。ほどなくして左俣と合流、そっちの方が水量多くて広いので引きずり込まれるのはわからなくもないが、方向的にというか地形図的に右俣、ここは間違っちゃダメなやつ。
これがクライマーズホイホイ?って感じのとこあったけど、これに引っ掛かるような人は北鎌来ちゃダメってくらい絶対に行かないレベル。
その先で写真の通りコルがはっきりロックオンできるので右側へ。見た目は左に行きたくなるのもわからなくもない。実際稜線から見下ろした限りでは、詰め上がりは踏み跡明瞭だった。コルをショートカットしたいのであれば左の選択もアリ?
水場については、数日前にまとまった降雨があったせいか、ちょろちょろながらコル直下まで染み出てました。ただし、汲むには時間が掛かる水量しかない。
その先で写真の通りコルがはっきりロックオンできるので右側へ。見た目は左に行きたくなるのもわからなくもない。実際稜線から見下ろした限りでは、詰め上がりは踏み跡明瞭だった。コルをショートカットしたいのであれば左の選択もアリ?
水場については、数日前にまとまった降雨があったせいか、ちょろちょろながらコル直下まで染み出てました。ただし、汲むには時間が掛かる水量しかない。
コルから天狗の腰掛までは、灌木帯の明瞭な踏み跡を辿るだけ。ルーファイスキルは必要なし。ただし、1ヶ所だけFIXロープあるところがいやらしく(足掛かりが良くない)、相方は自力で上がれなかったので自分が腕をつかんで無理やり引き上げた。
逆コの字過ぎたらすぐに独標ピークへ直登。残置ハーケンのラインは少し難しい。そのすぐ右のラインの方が易しいのでそちらから登るのをお勧めします。その上は難しくない。
上部は少し戻る感じで左上するとピークへ出ます。
上部は少し戻る感じで左上するとピークへ出ます。
基本直登とはいえ、ロープ持ってないと直登していいのか迷うかもなので、念のためのロープは必携かと。ライン取りを見誤らなければ基本ロープは不要。
っていうか終始この景色で最高!としか言いようがない。
っていうか終始この景色で最高!としか言いようがない。
北鎌平はもっと広いのかと思ったらさほどでもなかった。ここまで来ると大槍はかなり近く、山頂の人の姿がはっきり見えるし声も聞こえてくる。ちなみに途中何か所もテン場適地があったので、水と食料とテントさえあればどこでも刻める。風さえなければ。
装備
個人装備 |
ハーネス
スリング
下降器
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
25mロープ
マイクロトラクション(引き上げ用)
|
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [5日]
中房温泉から上高地まで表銀座ルート縦走 燕岳(合戦尾根) 大天井岳(表銀座) 西岳(喜作新道) 槍ヶ岳(東鎌尾根)
利用交通機関:
電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
北鎌尾根からの槍ヶ岳、険しい…写真が多くてわかりやすかった👍🏻
ご無事に下山、おつかれ山でした😇
チングルマは落葉小低木なんです、なので紅葉もきれいなんですよ〜
チングルマが咲き誇ってたところへ秋にも行ってみてください、素晴らしい紅葉が見れます!
北鎌尾根、いつか行ってみてくださいね🤗
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