大キレット
長野県
岐阜県
みこパパイヤん
体力度について
- GPS
- 27:55
- 距離
- 41.6km
- 登り
- 2,665m
- 下り
- 2,664m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 2:12
- 合計
- 7:05
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:01
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 9:31
| 天候 | 晴れのち雨模様が３日間 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
|
| その他周辺情報 | 沢渡温泉ともしび立ち寄り湯 |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ+タイツ+ズボン+靴下
防寒着+雨具+日よけ帽子+着替え
靴+ザック
昼ご飯+フリーズドライ食+行動食+飲料
ハイドレーション
ヘッドランプ+予備電池
ファーストエイドキット
針金+常備薬+ロールペーパー
保険証+携帯+時計
サングラス+タオル+ストック+ナイフ
テント+シュラフ+インナーシュラフ
エア枕+エアマット
アクションカメラ(2個)、自撮り棒
|
|---|
感想
�‘�目
まずはノンビリと沢渡温泉までドライブ気分で前乗りし、気持ちを落ち着かせる為、ともしび立ち寄り湯に浸かりサッパリした後翌日からの事を考えて早目の就寝。
��日目
朝4時半起床。何度も荷物と体調を確認後、バスターミナルへ。6時のバスに乗りいざ上高地へ。6時半に到着し登山届提出の儀式を済ませ、はやる心を抑え込みながらまずは河童橋へ。その先に見えたのは、澄み渡る青空広がる穂高の山々。何度でもいつまでも眺めていられる景色に後押され、荷物は重いが足取り軽く先へ進んだ。
明神〜徳澤〜横尾の“無心の３時間”ルートも定刻通り歩き、3年ぶりに槍沢ルートへ。槍沢ロッジで冷えたコーラの燃料補給をして『さて、ババ平行くか』と出発しようとした所、韓国人の登山者に『今から槍ヶ岳に登って戻ることはできるか？』とカタコトな英語混じりで話しかけられた。この時点で時間は午後1時。パッと見た感じで経験豊富そうで無かったので、『無理だ。諦めな。』と言っても『ナイトウォークなら行けるか？』と言ってくるもんだから、遭難されても迷惑がかかるので近くにいた他の日本人の登山者とスマホの翻訳機能を使って『ここに泊まって明日登りな』と説得。渋々宿泊の受付に彼は向かいました。
そんなやり取りしていて30分も休憩してしまっていたので急いでババ平へ。30分程でテント場に着きササッとテント設営後、少しまどろんでからご飯でも・・・と思ったら突然の大雨襲来☔😱☔とても飯作れる状況ではなく結局夕飯食べたのは夜になってからでした。
�Ｆ�目
槍ヶ岳へ向かう登山者達の動きで目覚めテント撤収し6時半に出発。途中まで槍ヶ岳経由で行くのか、天狗沼で逆さ槍を見て南岳に向かうのか悩んでいたが、翌日の大キレットへの体力温存を考えて南岳ルートに決定。
ルートの途中で雪渓を渡ったりしつつアプリ上で天狗池に到着して『逆さ槍撮影すっかな』と思って槍ヶ岳方面にカメラを向けると・・・池無いじゃん！😱天狗池はついさっき歩いて来た雪渓の下に埋もれちゃってんじゃん🤣逆さ槍は見れなかったけど、ちゃんと槍ヶ岳は見ることができました。気を取り直して横目に槍ヶ岳を見つつ南岳山頂へアタック！
しかし、ここから悲劇は始まった。近道と思っていたこのコース登り出しから急勾配が始まり、何度も現れる山頂もどき、加えて疲れからか軽い高山病にもかかってしまい、身体から力が抜けていく感じに。10歩進んで一休みを繰り返し何とか南岳山頂へ到達。その後南岳小屋へ着き急いでテント設営して、倒れるようにお昼寝💤😴。ウトウトしていたら前日に続けての雷雨襲来⚡☔⚡しかも今回はBB弾サイズの雹も降ってくるし、雷はエラく近いしドキドキして目が覚めてしまった。
雷雨は1時間ちょっとで止んだので、ちょっと明日挑戦する大キレットを見に獅子鼻岩へ行ってみた。360度が晴れ渡り、少しずつ太陽が沈んでゆき山々や空を紅く染めていく美しい様に、暫し言葉を失う程だった。
陽が完全に沈む少し前にテントへ戻り、明日の行程に必要なエネルギーを充填する為、ガッツリと夕食を食べ就寝。
�て�目
前日にガイドさんが『天気の様子もあるから3時半位には起きなくちゃ』なんて話しているのを聞いていたので、真似して3時半起床してみたのだが、周り真っ暗だったので😅夜が明け始めるまで横になって待っていた。
結局4時半頃から明るくなりだし、周りのテント衆が片付け始める音が聞こえてきたので撤収を始めた。素敵な朝焼けの中1時間程で撤収を済ませ、まずは獅子鼻岩からこれからの行程を眺め直して気合入れてから出発。
入り口からイキナリの急勾配がもたらす高度感。足元はガレながらもまだ歩く場所はハッキリ。15分後鎖場出現💦難易度の上がり方早くないかとは思ったが、ワクワク度もアップ。
途中出てきた高度10m位の梯子２つもしっかりと梯子の基本通りに下れば問題無し。
“最低鞍部まで下れば一安心”等と雑誌にはよく書いてあったが、意外と大岩が一杯の足元は注意しないと転んでしまうと思った。
次なる目標の長谷川ピークまでは登りだったが、案内ペイントの通りに進んでいくとアチラコチラに手足を置いていきやすく登りやすかった。長谷川ピークに到着しナイフリッジを覗き込んだ時は、内臓全体が引き上げられるような高度感に座ったまま写真を撮るのが精一杯だった🤣💦
独り占めの長谷川ピークを満喫し先へ進むとナイフリッジがお出迎え。足の踏み場はハッキリとしているが、その下が無いことにビビった。慎重に足の置き場と手足の順番を考えながら、YouTubeの動画で観た取っ手や鉄杭を使いながら、ゆっくりと平坦な所まで進んでいった。
A沢のコルは一休みのスペースはあったが、これから始まる岩稜の登り絶壁を見ながらの休憩は、足は休んだが心が休まなかった(笑)
その後何度かの上り下りを経て、核心部の飛騨泣きに到着。パッと見た目の印象は『思ったより小さいな』。地元の二子山上級コースの方が高い感じだったが、最初の取っ手に手を出す際足場は狭くスパッと切れ落ちていたので、初めの一歩を踏み出すのに勇気が必要だった。登り自体は取っ手・鉄杭・鎖がふんだんに設置されていたので、とても登りやすい所だった。ただし緊張感から写真を撮り忘れてしまった(笑)
飛騨泣きを過ぎた後も狭い足場、ザレた急斜面等際どい所は意外とあり、核心部を過ぎたから一安心等と考えていると危ない。
その後『北ホまで200m』のペイントが現れ、いよいよ北穂高小屋が見えて来たのだが、ここからが登山あるある・・・見えてるのになかなか辿り着かない🤣💦しかも小屋近くなのにまだ両手両足で登らなきゃいかん斜面が牙を剥く😱息も絶え絶えの状態で最後の斜面を登り切りおよそ４時間半の大キレット攻略大成功！😆
北穂高小屋から自分が通ってきた大キレットを見渡し口から出た言葉は『やったあ！』だった。小屋のベンチに座り椅子に座れる事の素晴らしさに感動しつつ(笑)コーラで乾杯😆。
昨年買えなかったTシャツも今年はGETでき言う事無し👍およそ1時間ほど小屋前で休憩し、すぐの北穂高山頂に登り涸沢まで下山開始。
昨年通った場所だったが大キレットよりも何だか危険な脚元だなと感じたので、滑落もよくある所なので慎重に下ることにした。
下りはじめて30分ほどの所で雷鳥のつがいにも出会う事が出来た・・・がしかしここまで順調にきていた行程に暗雲が☁?🤔
パラパラと雨粒が軽く降り出してきたので、『天気予報よりも早いな。少し早く下らなきゃ』と思った10分後にはシャワーの蛇口を全開にしたかの様な雷雨が⚡⛈?⚡BB弾サイズの雹も混じっていてもう笑っちゃうしか無い状況に🤣しかし立ち止まっていても危ないので、濡れた脚元に気を付けながら南稜コースを通常の倍の時間をかけて涸沢小屋まで下りてくる事ができた😅着いた時には雨もやや弱まりホッと一息ついてテントを早く設営・・・と思ったら、再び雷雨襲来⚡⛈?もうここまできたら半笑いしながら雨の中テント設営。
ひとまず寝る準備はできたので、念願の生ビールを涸沢ヒュッテへ飲みに行ったのだが、身体は雨でビショビショ気温も低かったので、折角の生ビールも美味さ半減🍺😭
とにかく疲れたのでテントに戻り着替えて1時間ほどうたた寝😴💤起きた時には雨も止んでいて、夕暮れに染まる穂高の山々を眺めながら夕食をガッツリと食べ、今日1日の頑張りを振り返りながら早目に就寝。
�テ�目
今日は上高地まで下山するだけの楽々？行程。朝4時台から奥穂高岳や北穂高岳に向かう登山者達の準備の音を目覚ましに起きはしたが、テントの中で明るくなるまでノンビリしていて5時半頃からテント撤収開始。
天気は快晴だったが、お昼過ぎから天候が崩れる予報が出ていたので6時半下山開始。
1時間ほどで本谷橋に到着し、キンキンに冷たい沢の中に脚を突っ込んで休憩。
横尾まで下山しそこから上高地までは徳澤でソフトクリーム食べた以外『無心の３時間』歩き通しお昼前に上高地バスターミナルに到着。
30分ほどバスに揺られ沢渡バスターミナルに到着。車を駐車している足湯駐車場まで戻り、ともしびの湯へ。ゆっくり身体を癒すように温泉に浸かり今回の山行を締め括りました。
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