白馬岳から唐松岳への縦走
- GPS
- 18:17
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,903m
- 下り
- 3,357m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 6:19
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 9:18
天候 | 1日目 曇りのち雨 2日目 快晴 3日目 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
相乗りタクシーで猿倉へ向かう |
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪渓は雪が少ない、小雪渓なし 不帰キレットはクサリ場、梯子あり。雨天時危険。 |
その他周辺情報 | 八方の湯 9:00〜 800円(バスターミナルのインフォメーションで割引券入手で100円引き。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
ヘルメット
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感想
・久しぶりの白馬岳である。白馬三山から唐松岳への縦走は十数年ぶりになるであろうか。
このルートは大雪渓あり、お花畑あり、難所ありの盛りだくさんで変化に富んだ縦走路である。
・八方バスターミナルに隣接している第二駐車場(無料)に車を停める。バスで猿倉に入る予定だったが、タクシーの運転手さんに声を掛けられる。乗り合いならバスより安いといういので若者二人組と一緒に乗車し、猿倉で一人当たり800円(4人乗車)を払う。
・猿倉荘でトイレを済ませ、登山届を提出すると、今回のコースは初めてですかと聞かれたので2度目ですと言うと、明日は天候が回復しますと答えが返ってきた。空は雲に覆われているので、今日は天気が悪いのかと少々がっかりした。
・白馬尻に到着すると強風が吹き荒れていた。東の海上を北上している台風5号の影響だろう。今年の大雪渓はかなり雪が少ないようだ。
・秋道を進んでいくと大雪渓のところどころにクレバスが大きな口を開けているのが見える。
6本爪の軽アイゼンを装着して大雪渓に取り付く。雪渓上はひんやりして気持ちがいい。上部を見ると雪渓は見渡せるが稜線は雲に覆われている。青空と雪渓の白色を期待して来たのに・・・。前回は来た時は常に落石の音がしていて、実際石が落ちてきて怖い思いをしたけど今回はそんなことは一度もなく雪渓登りは終了。アイゼンを外していると、雨がパラパラ降ってきておまけに風まで吹いてきた。レインウェアを着て風雨の中を進む。避難小屋前で昼食にする頃には雨はやんでいたが風は相変わらず強く吹いている。しばらくすると登山道わきにミヤマキンポウゲが黄色いじゅたんを敷き詰めたように咲いている。ここのお花畑はいつ来ても素晴らしい。
・今回は初めて白馬山荘に宿泊することにした。山頂は雲に覆われているので、明日にお預け。早速、レストラン「白馬スカイプラザ」に入り、生ビールで乾杯。登山で疲れた後のビールは最高ですね。
・夕食はハンバーグをメインにしたもので、これまで山小屋で食べたご飯の中で最高でした。御世辞ではなく、ほんとうにおいしい。私は疲れると固形物がのどを通らないので、おいしいご飯だと食が進むので助かります。
・今日はイベントがあり、夏の星座のお話が聞けるというので参加しました。7時30分から星空を見ながら解説をしてくれるというのですが、7時の時点では霧で何も見えません。しばらくして外に出てみると何と満天の星空、奇跡としたいいようがない幸運。夏の大三角形や水星、木星、金星、土星を見たり、人工衛星を初めて見たり、解説を聞きながら星空を眺めるのは本当に楽しいということが実感されました。
・2日目は絶好の登山日和に恵まれました。白馬山荘から白馬岳山頂を目指します。
山頂に立つと雲海と360度の大展望が開け、眼下には昨日登ってきた大雪渓も見渡すことができました。
・杓子岳、白馬鑓ヶ岳を過ぎ、天狗山荘に到着したころで昼食にしました。バーナーで湯を沸かし、カップヌードルを食べました。ここには、小さな雪渓と天狗池があり、都会の喧噪とは別世界のように静かでゆったりと時間が過ぎていました。
これから向かう北アルプス屈指の難所、不帰キレットを前にして精神が高ぶります。天狗の頭からしばらくは緩やかな稜線を歩きますが、標高差300mを一直線に下る天狗の大下りにさしかかるといきなり、くさり場が現れます。コルまで落ちるように降りていくと、眼前に大岩壁が聳え、とても人間には越えられそうには思えません。くさり場とハシゴを慎重によじ登りますが、感心するほどよく考えられてルートが開かれているのがわかります。一度足を踏み入れたら引き返すことはできない、常に緊張を強いられます。1峰、2峰、3峰と越えていくと唐松岳頂上に到着します。
五竜岳、剱岳そして遙か遠くに槍ヶ岳まで見通すことができます。
・2日目もお約束のビールを飲んで一眠り。夕食を食べて外で日没まで過ごします。
青空には月と夏雲が浮かび、太陽が唐松岳に沈んでいくと空は茜色に染まりました。
・そして3日目、日の出を見るために外へ出ます。風が冷たい。雲海と雲に邪魔されていましたが、まずまずの日の出を見ることができた。朝食をとっていると隣のテーブルには見覚えのある顔が・・・そうだBS TBSの日本の名峰絶景探訪のジャンダルム編などに出演していた女性ガイドの方だ。かなり小柄な方なのにびっくりしました。ツアーの案内をしているようです。
・八方尾根を下り、八方池に到着すると水面に映る白馬三山がとてもきれいだった。リフトとゴンドラを乗り継いで下山します。
・八方の湯で3日間の汗と疲れを流します。施設も新しいし肌がすべすべしてとても気持ちがよかったです。登山の後は是非立ち寄りたい温泉だった。
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