また行かなきゃの夏山初め ^−^ (室堂〜五色ヶ原〜薬師〜黒部五郎〜三俣蓮華〜双六〜新穂高)テント3泊4日


- GPS
- 80:00
- 距離
- 52.0km
- 登り
- 3,781m
- 下り
- 5,116m
コースタイム
<15日>出発5:50-鳶山6:50-越中中沢岳スゴ乗越11:30スゴ乗越小屋12:00-間岳山頂13:30-15:25北薬師岳山頂-16:25薬師岳山頂16:35-18:10薬師沢峠キャンプ場
<16日>出発6:00-太郎平小屋6:25-8:45北俣岳-赤城山9:40-12:45黒部五郎岳山頂13:00-15:00黒部五郎小舎15:20-15:50三俣蓮華岳-18:40三俣山荘テン場
<17日>出発4:50-5:30三俣峠(巻き道利用)-7:00双六小屋7:15-8:30弓折岳分岐-9:00鏡平小屋9:20-9:50シシウドの頭-10:30秩父沢-11:20わさび平小屋11:25-12:15新穂高ロープウエイ口
注:2日目と3日目テン場に着くのが遅くなっていますが本来NGです
このときは天気や余力その他を総合して上記の時間で歩く事にしましたが
(降水確率:2日目午後20%、3日目0%、テント者は少ないはず、等)
これから夏本番 午後は必ず雨が降るものと思っていた方が良いですし
夏の北アルプスはテン場もとんでもなく込むので、その辺考慮して計画されて下さい
天候 | 14日:雨 15日:午前中〜雨風 午後〜晴れ&ガス、稜線は風強め 16日:午前中〜ガス&やや強めの風 午後〜晴れ間&ガス 17日:高所はガス、下界は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<室堂〜一ノ越> 雪上を歩く場面が何度か有りました。目印(竹竿、ロープなど)有りますが、 こんなところでも濃霧時は迷う事もあるかと思います 登山靴ではない観光客の方が、雪渓上をかなり滑りながら歩いていました。 <一ノ越〜五色ヶ原のテン場> 鬼岳周辺雪渓所々有り ステップを切ってくれていますが、気温が高くどんどん融けていくと思われます アイゼン無くても行けますが、固くなった表面などは爪の本数が少なくても軽アイゼン有れば安心です 雪渓部分に置石やロープで目印してくれています(ありがたや) 晴れなら問題ないでしょうが、濃霧時はそれでもやはり要注意かと 五色ヶ原のテン場は詰めれば20張りくらい張れそうな土スペースが出ていました。周りは雪渓です。 小屋から10分くらい歩くのですが、半分以上は雪上歩きでした。ロープ目印有り 立派なトイレと水場(蛇口^^)がテン場に隣接しています 眺望が良いですが雪渓の横だけにグランドの水はけ具合は。。不明 <五色ヶ原〜スゴ乗越小屋> 何度か雪渓を渡ります。ロープや置石の目印有り でも濃霧時は要注意 こちらはノーアイゼンでも問題無し(ただし硬く締まった雪の表面はやはり滑ります) 一箇所ロープで岩を越える(下りる)箇所有り 迷う心配は無し <スゴ乗越小屋〜薬師〜薬師沢のテン場> 意外に(?)岩稜帯。薬師の稜線は風が強い事で有名らしい 沢沿いの道は水量が増し道自体が沢状態のところも 薬師沢テン場も立派で綺麗なトイレと蛇口付きの水場が有り ここは全部土が出ていた <太郎平小屋〜黒部五郎小舎> 太郎平は木道で快適 北ノ俣岳〜は比較的なだらかだが、一部立派な岩場あり 雪渓はほとんど無い 黒部五郎からの下りは完全な岩稜帯。小舎への下りはカールコースと稜線コースの二つが有るが このときは「カールコースは雪が多いので稜線ルートを行って下さい」との注意書きが山頂と分岐部に有り 元々濃霧時は稜線ルートを行くように地図等には書いてある。 稜線ルートは岩岩。マーキングがしっかりあるので普通に注意して行けばルートロスしない 時々雪渓の上を歩くことになるが(その様にコース誘導してくれている)、アイゼンを使うような雪渓は無い これからの時期は踏み抜きに注意 <黒五郎小舎〜三俣蓮華山頂> 三俣山荘へ直で行ける巻き道コースは、現在行かないように言われました。 ガイドの方と小屋番さんに確認したところ、取り付き部分に雪が多く残っており、 まだ誰も入っていないのだそう よって踏み跡も無いということなので、 助言通り三俣蓮華の山頂を経由して三俣山荘へ行きました。 ほぼ夏道、雪渓歩きも問題無い(アイゼン不要、目印豊富、)迷う心配なし <三俣蓮華山頂〜三俣山荘> 小屋に近付いて行くほど、雪渓を行けば良いのか夏道(はっきりしない)の方が良いのか良く解らず 雪渓と夏道のあちこちに、前の人が迷った痕跡がありました 小屋のすぐ側まで行けば緑のロープが張ってあるのでそれに沿って行けば小屋に着きます <三俣山荘〜双六小屋 *巻き道ルートを行きました> 「中間道しか通れない」との情報(他の登山者から)があったので小屋の人に尋ねたところ 「巻き道ルートは例年よりも雪が多く残っている。巻き道ルートを行くなら自己責任で」と。 黒部五郎岳のように通行禁止の注意書きは分岐や山頂には無かった。 他の登山者からの情報等を総合すると、通行止めにはなっている訳ではなく、 巻き道ルートはまだ雪が多く残っているという事(だけ) 踏み跡もあったので私はこちらへ 途中小さな雪渓がいくつかと比較的大きな雪渓(100M〜くらい)が数箇所あり 基本的に全部直進でトラバースすればOK 雪道歩きがきちんと出来る人ならばノーアイゼンで大丈夫 只、1箇所を除いて、大きな雪渓は全て「下」巻けます。 10M程度下がって登り返すだけなのでアイゼン着脱より早いかも <双六小屋〜新穂高> 細かな雪渓歩きはありますがアイゼン無くて問題無いです 迷う心配無し 注:アイゼンの要不要はあくまで私見です。雪渓と夏道のキワは、うっすい氷でもよく滑ります これから気温が高くなり、日に日に状況は変わるでしょう 全体の雪渓部分を通じて、踏み抜きには十分注意が必要かと 沢状態の道は特に、滑りと靴の浸水には御注意を シーズン初めですし雨の後は尚更なのですが浮石も少なくないです |
写真
感想
去年初めて裏銀座に来たとき、今年は黒部五郎に登ろうと決めていました。
三俣山荘から黒部五郎小舎への巻き道から、霧の間に見え隠れしていたこんもりとした緑の大地とそこを取り囲む山塊
そう、雲ノ平です。あの姿をもう一度見たくて。
それに双六岳の山頂から、槍を見ながら歩けたらいいなあ 鏡池に写る槍も見てないし
弓折岳との分岐までのお花畑ロードも、去年はグループだったのであんまりゆっくり見れなかった
今度は1人でゆっくり見たい。。
そんな理由で去年からずっと考えていたこの山行き
でも黒部五郎のみに行くのはちょっともったいないし(ピストンになってしまうし)、
以前から行ってみたいと思っていた五色ヶ原と薬師岳も一緒に縦走する事にしました。
室堂から新穂高まで、歩いてみたかったのです。
去年の海の日みたいにうまい事梅雨明け10日に当たるかな?と勝手に期待し、
3連休ではなく1人4連休を設定。
折からの予報は雨 まだ梅雨明けしてないから仕方ないけれど、後半は天気良くなりそう
もし前半が(特に天候が)辛すぎるようなら、五色ヶ原でテン泊して室堂に戻っても良いし、
2日目薬師を越えられなければ2日目はスゴ乗越小屋(のテン場)に泊って3日目に薬師を越えて
4日目に折立から帰る事にしよう。。などなど
1人だしロングコースなので、エスケープルートは豊富に(?)用意していました。
後は行ってみて歩いてみて、そのときの周りと自分の状況で決めればいいんです。
今回はテント泊で4日間なので、ペースを上げずにゆっくり歩きで行きました。
じゃないと最終日まで脚がもたないんです(自分の場合です)
本当はもう少し軽量化するはずだったのですが。。結局今までのテン泊装備と同じ重さになりました。
敗因はメンタル面の弱さです、はい。
可愛い物持って行きたい。。 美味しい物(普通のものですけどね)作って食べたい。。
妥協はするけれど我慢できる範囲内でなるべく快適にいたい。。などなど
と言っても普通のテント装備の重さですけどね^^決して20kgとか持ってないです。
でもこのコース、晴れていたらきっとそれはそれは素晴らしいコースだろうと思います。
前半の五色ヶ原〜薬師岳はガスで、眺望的には残念でした(>−<)
後半の黒部五郎も。。。頂上では完全ガス(−▽ー)
それでも後半の晴れ間と、全体を通して時々ガスの切れ間から覗く日本の屋根の枝尾根たち
と言うにはあまりにも立派過ぎる、枝なんかでは決してない、それぞれの個性際立つ本当にかっこいい山達。。
夏の緑が勢いを増す中、雪渓もたっぷり残った大きな小さなカール
木々の緑と白い雪渓のコントラストは本当に最高!
緑と白だけなのに、どうしてあんなに綺麗なんだろう
それに雨だろうが強風だろうが季節が来れば一斉に咲きそろう山の花花
ちょっと垣間見ただけでも、「ここは絶対にすごい風景が見られるところだ、
ここの稜線は絶対にいいぞ!!」と勝手に思いました。
これはもう一度来なければ!!
それに一番見たかった雲ノ平、丁度去年と同じ所で、良いタイミングで晴れてくれました。
あの こんもり どっしり なだらかな山容
私はちょっとゴーレムとか思い出すんですよね
巨大な緑の穏やかなゴーレム。。 私だけでしょうかね
それはともかく、同じコースで行くかどうかは、ちょっと思案のしどころです。
だってやっぱり、ちょっと大変でした(笑)
このコースは多分、晴れの日に、奥黒部と裏銀座の素晴らしい山々を見ながら、
この素晴らしい稜線を歩いている事の喜びを噛みしめながら歩くべきコース。
私はテントが好きですが、山荘泊でも構わない
縦走の醍醐味
ゆっくり行けたら尚更最高
今年の夏山初めなのに、既に何かをやり終えた感があるのが自分でも意外でした(笑)
でもまた何度でも行こう。
写真のコメントは追々追加するつもりです。
以上、若干ムチ先行の今年の夏山初めでした(^−^)
ittiさん、おはよーございます。
ロングトレイルお疲れ様です☆
室堂ー新穂高、ボクも狙ってるんですが
いかんせん、ロングなルートなので、
まとまった休みが取れない自分としては
もう何年かはおあずけ状態になるはず(笑)
あいにくの天気でしたけど、
花がほんとキレイですね〜。
あと、テン泊ソロというの男前すぎッ(笑)
いやはや、脱帽です☆
素晴らしい!!
素敵な縦走お疲れ様です!
花も食事も山もぜ〜んぶ最高です
いいな〜いいな〜
よだれの出そうな素晴らしい山行
fall
有難うございます、fallさんとこのご飯と写真に比べたら
全然全くお恥ずかしい限りなのですが
このロングコース、晴れていたらばほんとに絶対素敵過ぎるはずです(>▽<)
梅雨明け10日を狙っていたのですが。。
何ヶ月も前から梅雨明けを狙うのは(根回し等々^^)、元々無理が有りましたね(笑)^▽^
こんばんはですーー(^▽^)
確かに4日は欲しいコースですよね
でも本当ならもう1日追加して、余裕を持って回りたいと思いました。
ここ、晴れてたら絶対絶対素晴らしいはずなんですよ〜〜(>−<)
五色が原と薬師が特にガスガスだったので、
絶対にまた行かなきゃいけないコースになりました(笑)
穂高全縦走をテン泊で軽〜〜くこなすhansusyaさんなら軽いはずです^^
(でも黒部五郎も薬師も、意外に岩稜帯で。(特に黒部五郎)
ジャンダルムこそ有りませんが、ふと奥穂〜西穂の稜線を思い出していました)
お花が一杯でそこは癒されました!!(^▽^)
ロングコースお疲れ様でした。
流石です
このコース、良いですねえ。
私もちょっと考えています。
特に立山〜薬師は未踏なので。
今回は展望イマイチでしたが、
やはりここは展望が良い日に歩きたいですね
お互いにリベンジですね。
ittiさん
おはようございます
や〜りましたねぇ〜♪
素晴らしき雄大なロングコース
流石!!ittiさん
いや〜本当に筆舌に尽くし難い
荘厳な山行満喫のひとときであったと思います
僕は室堂〜五色ヶ原〜薬師岳〜太郎平〜折立を
今季唯一の3連休であった7月1.2.3日に計画していたのですが…
大雨で断念(涙)ので
ittiさんが歩かれた本コースを
とても興味深く
隅々まで拝見させていただきました★
そして
さらに歩きたい思いが強くなりました!!
『素晴らしい山行記録をありがとうございます』です
そして
無事な下山で
お疲れ様でした。
今晩は^▽^
本当に、晴れていたらば最高なのではと思うのですよね
リベンジせねば、絶対に!!
MATSUさん方式でペースを上げずに歩きましたので4日間持ちました^−^
私もまた同じコースを行きたいとは思うのですが、
結構ハードだったので、来年以降かな。。
次回からは軽量化を実現します!!(^▽^)
今晩はです〜〜^^
kennkenさんのお膝元にお邪魔させて頂きましたよ〜〜
前半のお天気は残念だったのですが、それでもガスの合間に見え隠れする五色〜薬師の展望は、
何と言うかもうロマンを掻き立てられました^−^
7月の頭に、立山〜折立、計画してらしたんですね
大雨で断念でしたか。。それは残念(>−<)
でも、私のこの山行きも、雨だったとは言えそう大した雨ではなかったんですよね
だからこそ行けたわけなので、大雨だったら私も途中で変更・中止にしていたと思います。
私もこのコースはまた行きたいです。
2回に分けるかもしれませんが、いつか、きっとまた^−^
kennkenさんが行かれるときも、晴れる事をお祈りしていますね!!
いいなぁ〜いいなぁ〜と
思いながら、写真を眺めていました。
テントを担げない私にとっては
夢の登山ですね〜
私も立山〜薬師のルートは、まだ歩いたことありません。
色々、考えてはいるのですが実行にうつせないでいます。
こんにちはです〜〜^▽^
よっぽど天気が悪かったら、折立から降りようと思っていました。
長かったですが、室堂から穂高まで歩けて嬉しいです^−^
でもこのコース、日程が立て難いと言いますか、
各山小屋と山小屋の間が、1日で歩くには短いし半日で歩くには長いしっていう。。
私も宿泊地をどこにするか、去年からずーーっと悩んでいました^^
晴れ渡ったこのガスの下の景色を見ながら歩くことが出来たら、
私はきっと嬉しくて叫んじゃうと思います。
今年も夏の間に、raichouさんのお膝元に何度かお邪魔するつもりです。
それらしき方を見かけたら、声をかけさせて頂きますね^▽^
ittiさん、遅くなりましたが、お疲れ様でした〜
尾瀬の時から「梅雨明けが何時になるのか気になる」って仰ってましたもんね。
まだ梅雨入りしてもないのに…って思ってましたが、
確かにこんな素晴らしいルートなら、
青空の下を歩きたいですもんね。
本当に素敵なルートですね〜
生憎のお天気でしたが、雲の平ではお天気が回復するなんて、日頃の行いの良さがでましたね♪
このルート、あたしもいつかひとりで歩いてみたいなぁと思いながら拝見させていただきました。
こんにちはです〜〜^^
本当に、晴れの日に歩くべき場所!!って思いました。
でも南ア南部ってたerikkoさん達と同じく、
大雨にならなかっただけでも良かったかな〜〜なんて。
おかげでお花達も生き生き、しっとり美しい姿で迎えてくれました^▽^
ロングコースですが、それだけに歩き通したときの達成感というものを、柄にもなく感じました。
erikkoさんもぜひ^−^
見逃すトコでした
コメント遅くなってしまいましてスミマセン
これが随分前からバスを予約していたっていうittiさん一大イベント山行ですね?
4日間でも食事が気合入っていてスゴイ
たんたんじる、また食べさせて下さい 、じゅる
こんばんはです〜〜
早々と、夏山初めにして今年の1大イベントでもありました
おかげで既に「やり終えた」感に浸っていたのですが^^
皆さんのレコ見ていたら、やり終わってる場合じゃないって気が着いて(笑)
坦々胡麻鍋、いつでも作らせて頂きます(^▽^)
今度新しく、ドライ野菜のカレーなるものがレパートリーに加わりましたので(写真のカレーです)、
機会有ればそちらもぜひ(笑)
ittiさん、遅いコメントで恐縮です。
終点、新穂高でお会いしたかもしれませんね。
私がロープウェイ駅のバス時刻を確認していたのが、12:11頃でした。
私は念願の笠ヶ岳に行ったんですが、やはりもう一度行かないと気が済みません。
まったく泣かせる天気でしたが、写真を見るとけっこう雲の切れ間があったようで
羨ましいです。
五色ヶ原が気持ちよさそうですね。来年は計画しようと思っています。
お疲れさまでした
こんばんは、コメント有難うございます^▽^
(全然遅くなんかありません、私なんて1年前の山行きにコメントして気づかれないままで居たりしています^^)
12:11に新穂高のバス乗り場付近ですか、確かにニアミスですね!(@▽@ )
あの4日間は本当に(特に前半が)お天気だけが不完全燃焼でした
今BBCさんのレコを拝見致しましたが、「7/15また来よう」とか、
感想の最後の一文とか、ものすごく共感しました。
私も今回笠ヶ岳は行かなかったのですが(あっ、今日別の山行きから帰って来たところなんです)
あの笠への稜線は、絶対晴れた日に歩く!と決めました。
五色が原、私も晴れた日にまた行きたいです^−^
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する