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誰よりも大きいのを釣りたい
誰よりも沢山釣りたい
誰よりも良い道具を持ちたい
登山者
誰よりもタフな山行をしたい
誰よりも早く目的地に到達したい
誰よりも良い道具を持ちたい
まあ、こういうのは一部の人だけだとは思いますけど。
気合い入れて臨む方はこういったお考えの方が多いのでないかしら。
釣り仲間、登山仲間とはいっても、ヤツよりも俺は出来る(テクニックがあって上手)となりたいのは何処でも生じるものです。
で、同行者がアレした雪山事故です(詳細知らないけど)。
「誰よりも・・・」な気持ちがあれば、「わたしはここで撤退します」なんて先に言えるわけがありません。
個人的には山における集団心理ほどろくなものはないと思っています(個人のリスク管理範囲を超えがちなのと、リスクに関して甘くなるから)。
ザイルパートナーとかなら話は違うだろうけど、仲良しパーティの危機に直面した状況ほど悲惨なものはないでしょう。
とはいえ、件の同行者がアレした雪山事故現場が酸素の薄いエベレスト等だったら、「それは仕方のない事だった」で皆さん事故詳細等を知ろうともしないでしょう。
手を伸ばせば届きそうな場所での事故なのであれやこれやと思いを巡らせるだけです。
等と言っているのは独り寂しく単独行をしている自分を正当化したいだけかもしれません。
仲間がいたとしても登りでゼェハァな自分は「置いていくなら置いていってくれ、自分だけで精一杯なんだよ」な状況です。
saitama-nの日記:単独行の理由
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-148474
saitama-nの日記:同行者を待てないのなら一緒に登山をするべきではない
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-173850
saitama-nの日記:同行者(引率者=リーダー)を信用できない?
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-224619
saitama-nの日記:登山は自分で判断するものだと思う
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-192820
saitama-nの日記:おくりびとな自分
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-190531
今は削除されている当事者の山行記録を読みましたが、私自身何度か冬山の危険な状況には身を置いたことがあるので、その時の状況がいかに凄まじい物だったかが良く分かります。
ギリギリまで付き添われた人の当時の精神状態は計り知れない物だと思います。
しかし、今回の事故のニュースを見た時、驚きはありませんでした。
今回事故を起こしたグループはいつも悪天の中登山に出かけており、グループでありながら実質は単独行に近いスタイルで、グループ内のリーダーという概念は無かったようで、いつ事故を起こしても何ら不思議はありません。
中心となる最年長の男性は相当な実力者ではあったのでしょうが、グループを率いるものとしての能力には欠けていたということなのでしょう。
・リーター的な役割の設置はない
・グループ登山の大前提も何もない
・冬山登山の大前提も何もない
こんな登山をしていればいつ事故を起こしても何の不思議はないというものです。
昔の登山スタイルを推すわけではありませんが、
雪山のパーティ登山といばリーダー、サブリーダーがしっかりと決められており、天候判断、撤退の基準、メンバーへの配慮など「安全に生きて帰ってくる」為の基準がしっかりと決められていました。
この時代ですので様々な登山スタイルがありますが、グループとして登山に行く場合、最低限の決まり事はあるべきだったのでしょう。
彼らのメンバーのブログでは今回の事故を振り返って「価値観の違い」「他人は黙っていろ」と言った趣旨の投稿がされており、つい先日も悪天候の中登山に行っていたようで、彼らはことの重大さに全く気がついていないようです。
遭難事故に対する議論はすべきではないという意見が多くありますが、一般メディアはさておき、ヤマレコなどの登山専門のSNSなどでは遭難事故に関することは登山者全員が目を向けて、それぞれが自身の登山を改めて考えるべきだと思います。
人様の投稿で長々と書いてしまし大変失礼致しました。
inoshu様。
コメントありがとうございます。
件の山行記録等は拝見していないのですが、たまたま目的地が同じ的なメンバー構成と受け取れました。
「俺が一番」な釣り人が集まったパーティみたいと思ったのですが、よくよく考えると釣り人も登山者も(一部の人だけだと思うけど)根っこは変わらない気がして今回の日記を書きました。
ザイルパートナーでないからどうでも良いとも受け取れる話です。
「俺が一番」というパーティなら悲惨な状況が起こるのは遅かれ早かれですね。
どちらにしても遭難事故というのは後から見て部外者が言うことなので受け取りは様々です。
それを教訓にして自分へ生かすのが良いのでないかと(他山の石)。
仰る通りで「教訓として自分へ生かす」それが結論ですね。
私自身は単独・グループと経て、今は特定のザイルパートナーとしか山に行っていません。
「パートナー=命を預けあう。」
ですので、もしも、どちらかが"死んだ場合"、残された人は相当な責任を負って生きていくことになります。
だからこそ互いにの命に責任感があり、それが安全登山への繋がっていきます。
グループ登山の場合も然りで、リーダーはその自覚を持ち、登頂よりもグループ全体の安全を最優先とすべきなのです。
それが果たされない安易な寄せ集めは、死の匂いがプンプンという訳ですね。
またまた失礼しました。
同じ事故が起こらない事を願っています。
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