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写真２）高速道路の下の西上免遺跡の石碑と解説板
写真3）（今伊勢）車塚古墳（愛知県一宮市今伊勢町本神戸目久井４７２）
26日（水）の9時半頃に集合する遺跡巡り団体ツアーに間に合うように5時半ころに宿を出発、最初に奉行所跡を探すが、伊奈波神社付近を探すが、看板だけなので見つけられず、諦めて次の目標であるところが次の目標である鏡島遺跡跡も、準備不足で近くまで行くが遺跡の看板のある所まで行きつけず、これもあきらめて次の目標を考えるーー。すでに6時半近くになり、このままだと団体ツアー集合時間に間に合わなくなりそうなので、次の瑞龍寺山頂古墳・琴塚古墳（国史跡）・柄山古墳（県史跡）などを割愛（こちらを主に予定すればよかったのだが）して、木曽川笠松湊跡までドライブ、7時前に笠松みなと公園付近に出た。遺跡の場所はよくわからなかったが、駐車できそうな場所を探して、公園内を歩いて遺跡を探す。園内の地図を見ると「渡船場跡・石畳」の場所が出ているので、歩いていくと、まず芭蕉の句碑があり、その先に「笠松湊・石畳」の解説板を見つけることができた。石畳を少し下って周囲を撮影し、少し戻って「いせ・なごや・京みち」道標（復元）などを見る。7時を少し過ぎ、次の「西上免遺跡」に向かう。遺跡までは6�劼�らいで近いのだが、高速道路の下にあり、どこにあるかよくわからないーー住所を頼りに高速下を走っていると、何とか見つけることができたーー東海北陸自動車道建設時に発見され、弥生中期から古墳時代初めにかけての方形周溝墓から前方後方墳の出現過程を理解するうえで重要な遺跡らしい。
愛知県埋文は
「愛知県一宮(いちのみや)市開明(かいめい)字西上免にある前方後方形の古墳で、濃尾平野に展開する標高約6メートルの微高地上に立地している。1995年（平成7）、愛知県埋蔵文化財センターによる発掘調査の際、発見された。墳長は40.5メートル、後方部の幅24.5メートル、くびれ部の幅8.0メートル、前方部長15.5メートル、同幅17.0メートル。前方部を北西に向けるが、墳丘は平らに削られていた。また、墳丘の周囲には幅約7〜9メートルの周堀(しゅうぼり)が巡るが、堀の底部には周堀掘削に伴う工具痕(あと)が残されていた。埋葬施設や副葬品は不明であるが、周堀よりS字状口縁台付甕(かめ)やパレススタイル広口壺(つぼ)、二重口縁壺などの尾張(おわり)地方の古墳時代初頭を特徴づける土器群が出土し、当地方の初期型古墳として注目される。ちなみに、東日本の初期古墳には、東海地方から発達したとされる前方後方形の墳丘やS字状口縁甕を採用する事例が多いことから、東日本の古墳成立を考えるうえで同墳が議論に上ることが多い。」
『赤塚次郎他著「西上免遺跡」（『愛知県埋蔵文化財センター調査報告書 第73集』1997・愛知県埋蔵文化財センター）』
と記している。6時半、西上免遺跡を発見して気を良くし、2km先の車塚古墳に向かう。すぐそばのはずが、20分以上もかかってようやく見つけた。5世紀前半の墳腸推定70mの前方後円墳で一宮市指定史跡だが、かなり破壊されていて全体像は不明な点も多いようだ。8時近くになったので、木曽川の他の渡船場跡などを見て岐阜羽島駅に向かう。しかしなかなか場所がわからず、一宮市尾西歴史民俗資料館（元尾西市で今は一宮市＝現在はリニューアルのため休館中））まで出て、そこから再び木曽川に戻ってみるがわからず、次の三ツ柳の船橋跡や駒塚渡船場跡などを探したが、探すことができず、諦めて岐阜羽島に戻り、ガソリンを満タンにしてレンタカーを返却し、団体ツアーに何とか間に合った。
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