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写真�⊂�稲荷遺跡西大室七ツ石遺跡4号墳（6世紀末）出土須恵器大甕内部のムカデ跡
写真�８義躰卅鶻ぐ篝彌佚擇両�金銅仏とその鋳型
昨夜37℃2分に発熱していたので朝熱が下がったとはいえ、心配。千葉市の講演会が終了してどうしようかと考えたが、調子は良く、ほかに出かける計画も少ないので、予定通り高崎まで足を延ばす。総武線快速で東京駅に戻り、すぐ新幹線の切符を購入、あさま号で高崎に出る。新河川はさすがにガラガラ。高崎駅西口にあるレンタサイクル（無料）を借りて、1.2�卆茲旅盧螢轡謄�ギャラリーまで走る。
群馬県は全国でも近畿圏に次ぐ古墳の多い県。古墳時代から古代にかけて馬の生産が盛んで東国の中心的存在だった。その中心地が前橋・高崎エリアだ。
その最新発掘調査に関する展示会が開かれていた。前橋と高崎それぞれ1週間の短い期間だったので、少し無理して千葉から足を延ばした。
１）前橋市
展示順路の最初は、小島田八日市古墳の鉄剣。赤城山南麓は古墳出現が遅いと言われたが、この古墳の発掘で4世紀前半の南麓初めての前期古墳と分かり、これまで最も古いと言われた今井神社古墳を100年ほど遡るそうだ。
また築造工法は外周部からドーナッツ状に盛る西日本式工法と判明。
次に遠見山古墳―新たな発掘調査で墳丘全長87.5m,後円部径52.5m と大きく、以前確認された外堀を含めると全長136mにもなり、同時期の井出二子山や保渡田八幡塚古墳などに次ぐ墳丘サイズだった。また墳丘計上復元作業の中、前方部北側に造出部と思われる個所が見つかり、spんp北側墳丘上から丁寧なつくりの土師器高坏、壺・碗などが出土、祭祀跡と判明。中期大型墳の墳丘上の祭祀事例は少なく、貴重な例としていた。
次の小稲荷遺跡西大室七ツ石遺跡では、7世紀初頭の3号墳横穴式石室から出土例の少ない漆土玉3点、耳環や鉄器類が出土。
また6世紀末築造と推定される4号墳出土須恵器大甕の内部からムカデの跡が発見され、珍しい事例という。
古代上野国の中心地、元総社町は、上野国府、山王廃寺、国分僧寺、尼寺跡などが発見され、今回発掘調査された元総社蒼海遺跡群からは、小金銅仏やその鋳型、八稜鏡や五花鏡などの貴重な遺物が出土、白色高坏や黒色土器などの都の道具を模した珍しい遺物を発見している。
中世には、この地に蒼海城が築城され、上野国墳の地割を利用した廓など碁盤目状の構造を持つという。
また上野国府の発掘調査も継続され、掘立柱建物や区画溝、牛池川周辺の倉庫跡とみられる役所の倉庫群など国府の所在範囲などの解明が進んでいるようだ。
２）高崎市
保渡田古墳群や豪族居館の三ツ寺遺跡などを別として、古墳古代の政治の中心地の元総社のある前橋域と異なり、高崎域はやや周辺の集落跡などが多い。
史跡浅間山古墳（高崎市倉賀野町）：その中にあって浅間山古墳は墳丘171.5m、高崎市で最大で4世紀の東国最大の古墳だ。平成30年の確認調査で外堀の範囲が判明し、周濠を含めると古墳規模は332mに及ぶことが判明、調査された遺跡範囲の保存が決定し、昨年11月に国指定史跡に追加指定された。おめでとうございます！
そのほか、「赤玉」の入った坏の出土した「中大類金井遺跡」や、奈良平安時代の倉庫群跡が見つかった倉賀野上樋越遺跡など、最新の発掘成果が展示されていた。
40分ほど見学し、再びチャリで高崎駅に出てチャリを返却し、15時過ぎの両毛線で伊勢崎方面に向かった。
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