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写真��馬などの動物の飾り鈴（多田山古墳群）
写真�Ｖ狃�埴輪にも鈴（塚廻り3号墳）
八幡台地の八幡古墳群の剣崎長瀞西、若井古墳群などを見てから下芝谷ツ古墳を見学、かつて石室があったところに申し訳程度に石が置いてあるが埋め戻されて、墳丘も削平されており、囲いや看板がなければそれとわからないような古墳だが、渡来系の副葬品が多数出土して高崎市の史跡に指定されている。
下芝谷ツ古墳
「県営ほ場整備事業に伴い、昭和61（1986）年に発掘調査がおこなわれました。一辺20メートルの方墳で2段構造になっており、6世紀初頭の築造と考えられています。
上段は石だけで造られていて、朝鮮半島北部にルーツをもつ積石塚と呼ばれる墓と同じ構造になっています。竪穴式石室の内部には豊富な副葬品があり、なかでも金銅製の飾履はガラス玉や透かし彫りで飾られた優品です。
周辺の集落跡から出土する朝鮮半島系土器などを考えあわせると、この古墳は渡来系の有力者を葬ったものと考えられます。」
文化財情報
指定種別：高崎市指定史跡
名称：下芝谷ツ古墳（しもしばやつこふん）
指定年月日：昭和62年3月16日
所在地：高崎市箕郷町下芝」（高崎市のHP)
かみつけの里博物館「鈴」展
予定より少し古墳の撮影に手間取り、やや遅れてかみつけの里博物館に到着、鈴展を見学。さっき見てきた古墳の出土品なども展示されモチベーションが上がる。
まず今見てきたばかりの下芝八ツ古墳出土の三環鈴を見る。
土鈴ならば縄文時代から存在したが、金属の鈴は当時舶来の貴重品で渡来系の技術者により制作されて馬具や鏡、装飾品などに取り付け、おまじないのような権威付け効果があったものか？飾り馬の装飾に多く用いられていた。
また動物埴輪や人物埴輪では首長とみられる人物の足元裾に着けたり、巫女と思える埴輪のベルトあたりにもつけられている。巫女型埴輪は来週訪問予定の塚廻り3号墳の出土品だ。鈴という特殊な存在をテーマとした展示会だった。
