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写真��巨大化するシカの角（ヤベオオツノジカー大きくなりすぎて絶滅したシカの仲間もあった）
写真�Ｎ鹽膾埜鼎隆�阜県出土シカ化石の全身骨格（1800万年前の地層から）
大雨の中、登呂博物館からふじのくにミュージアムに移動―雨の中、山の上にあるミュージアムまでは大変だった。なんとかミュージアムに到着して、展示を見る。
ここは初めてかな？今回はシカ（の角）に関する特別展。日本にかつて生存したヤベオオツノジカー絶滅の時期や理由は諸説あるが、角が発達しすぎて栄養を取られ、食料不足と重なって絶滅したらしいーー。一方、シカは種類が多いが、シカに似た動物も少なくない。角の骨が枝分かれするのがシカの仲間らしい。日本でも最古のシカ化石が岐阜県の1800万年前の地層から見つかり、その全身骨格も展示されている。また静岡の最古のシカ？−ヤベオオツノジカの全身骨格も展示され、シカの生物史を知る良い機会。また全国でシカの食害問題が起こり、高山植物の多くもやられているが、そうした問題を考える展示もある。学芸員の方に日本列島における氷期の動物の列島への移動に関して質問し、100万年前以前、63万年前頃、43万年前ころなどのそれぞれの移動時期に関して少し知見を得ることができた。ありがとうございました。
（参考：ヤベオオツノジカ＝wikipedia)
ヤベオオツノジカは、30万年前から1万2千年前頃の日本列島に生息していた大型のシカである。ヤベオオツノシカとも記される。日本語名が同じ「オオツノジカ」を冠するものの、ギガンテウスオオツノジカとは別属別種とされる。
（参考−日本最古のシカ化石を発見した岐阜市に関する新聞記事
＝朝日デジタル2022/8/15)
岐阜県瑞浪市や周辺で発見された陸上の哺乳類の化石を集めた企画展「太古のみずなみを歩いたケモノたち」が、市化石博物館で開催中だ。新種の可能性があり、「原始ジカ」と仮に名づけた初公開のシカの角や頭骨など、化石博所蔵の約30点を展示している。11月6日まで。
「原始ジカ」は2019年4月、頭骨の一部や脚の骨など、全身の約4割の骨が、市内の約1800万年前の瑞浪層群から発見された。化石博によると、二股に枝分かれした角を持つシカの化石は、欧州では見つかっているが、アジアでは初の発見という。
日本で最古級のシカの化石と推定され、安藤佑介学芸員は「欧州の化石のシカの祖先的な新種の可能性がある。現在研究中だが、まず実物を見てもらうことにした」と話す。全長90センチ、体重20〜30キロで、現在のシカより小型だったという。
御嵩町で100年ほど前に見つかったアンネクテンスゾウの頭骨も展示している。下あごに牙が生えた全長2メートルほどの小型の古代ゾウ。地元の中学に保管されていたのを、1974年に化石博が開館したときに譲り受けた。新種の基準標本になったホロタイプで、公開はほぼ10年ぶり。
瑞浪市では今年6月、絶滅した海生哺乳類「パレオパラドキシア」の全身の8割以上の骨が見つかり、化石博がクリーニング中だ。「瑞浪層群は海と陸地の双方があり、今回は陸に焦点を当てた。草原を駆け回る哺乳類を想像してほしい」と安藤学芸員。クリーニングでパレオパラドキシアの骨が浮き出してくる様子も写真で紹介している。
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